次の手順を実行して CRX レポジトリクラスタリングを設定します。
http://[Host]:[Port]/lc/libs/granite/cluster/content/admin.html に移動します。管理者としてログインします。
マスター URL を http://[Master_host]:[port]/lc に変更します。マスターとして機能するノードのホスト名とポートを指定します。
ユーザー名 / パスワードを admin/admin に変更して、「参加」をクリックします。設定を完了するには少し時間がかかる場合があります。更新や戻るを押さないでください。設定が完了すると、成功したというメッセージが表示されます。
さらに多くのスレーブノードを接続するには、各スレーブノードに対して手順 1 から 4 を繰り返します。各スレーブに対して同じマスター URL (手順 4 を参照)を指定してください。
注意: これらの手順をマスターノードに対しては実行しないでください。
クラスターを開始するときは、すべてのスレーブノードの前にマスターノードが開始されていることを確認してください。クラスターを停止するときは、マスターノードの前にすべてのスレーブを停止してください。ある特定のシナリオでは、Master ノードと Slave ノードは役割を交代できます。この場合、クラスターを停止する前にマスターを停止してください。
CRX クラスタリングでは特定の開始 / 停止クラスター順序が実施されますが、これは LiveCycle 内に埋め込まれているので、LiveCycle クラスターを開始および停止するときは、この手順に従ってください。
スレーブノードは、マスターノードが立ち上がって稼動するまで指定秒数の時間を待機します。この指定秒数以内にマスターノードが立ち上がらなかった場合は、スレーブノードはそのレポジトリを停止します。クラスター内にスレーブノードを参加させるには、そのスレーブノードを再起動します。デフォルトのノード待機時間は 60 秒です。スレーブノードに対する秒数を設定するには、次の JVM 引数を使用します。
-Dcom.day.crx.core.cluster.WaitForMasterRetries=<value>
クラスターのすべてのノードを一度に開始した場合、開始順序による依存関係が成立しなくなり、クラスターのスレーブノードが開始できなくなる場合があります。このような問題を回避するために、ノードの待機時間を 300 秒以上にしてください。
注意: 古くなったセッションを回避するには、スレーブインスタンスを再起動します。
重要: クラスター内のすべての作成者インスタンスは、時間を同期させる必要があります。NTP (Network Time Protocol) サーバーを使用して時間を同期させることができます。