2.1 インストール、設定およびデプロイメントの概要

LiveCycle のインストール、設定およびデプロイには、次のプロセスが含まれます。

  • インストール:インストールプログラムを実行して LiveCycle をインストールします。LiveCycle をインストールすると、必要なすべてのファイルが、使用するコンピューター上の 1 つのインストールディレクトリ構造内に配置されます。デフォルトのインストールディレクトリは C:¥Adobe¥Adobe LiveCycle ES4(Windows)または /opt/adobe/adobe_livecycle_es4(Windows 以外)ですが、これ以外のディレクトリにファイルをインストールすることもできます。

  • 設定:LiveCycle の設定では、LiveCycle の動作方法を決定する様々な設定を変更します。製品のアセンブリでは、設定の指示に従って、すべてのインストール済みコンポーネントがデプロイ可能な EAR および JAR ファイルに配置されます。コンポーネントに対してデプロイメントのための設定とアセンブリを行うには、Configuration Manager を実行します。複数の LiveCycle モジュールに対して同時に設定およびアセンブリを行うこともできます。

  • デプロイ:製品のデプロイでは、アセンブリされた複数の EAR ファイルといくつかの補助ファイルを、LiveCycle を実行する予定のアプリケーションサーバーにデプロイします。複数のモジュールを設定した場合は、デプロイ可能なコンポーネントがデプロイ可能な EAR ファイル内にパッケージ化されます。また、コンポーネントおよび LiveCycle アーカイブファイルは、JAR ファイルとしてパッケージされています。
    注意: LiveCycle アーカイブファイルは、ファイル拡張子 .lca を使用します。
  • LiveCycle データベースの初期化:LiveCycle で使用されるデータベースを初期化すると、User Management および他のコンポーネントで使用するためのテーブルが作成されます。LiveCycle データベースに接続するモジュールをデプロイする場合は、デプロイメントプロセスの完了後に LiveCycle データベースを初期化する必要があります。

LiveCycle のインストールと設定を開始する前に、該当する準備ガイドで説明されているように環境の準備が整っていることを確認します。