サーバー設定

Base URL:
ベース Rights Management URL です。サーバー名とポートが含まれます。ベースに情報が追加されて、接続 URL が作成されます。例えば、/edc/Main.do が追加されて Web ページへのアクセスが行われます。ユーザーは、この URL を使用して、外部ユーザー登録の招待に応答することもできます。

IPv6 を使用している場合は、コンピューター名または DNS 名としてベース URL を入力します。数値の IP アドレスを使用すると、ポリシーで保護されたファイルを Acrobat で開くことができません。また、サーバーの HTTP セキュア(HTTPS)URL を使用してください。

注意: ベース URL は、ポリシーで保護されたファイルに埋め込まれており、クライアントアプリケーションがサーバーに接続する際に使用されます。保護されたファイルには、後から変更が加えられた場合でも、引き続きベース URL が格納されます。ベース URL を変更する場合は、接続しているすべてのクライアントに対して設定情報を更新する必要があります。

デフォルトのオフラインリース期間:
保護されたドキュメントをユーザーがオフラインで使用できるデフォルトの期間です。この設定により、ポリシーを作成するときに自動オフラインリース期間設定の初期値が決まります(ポリシーの作成および編集を参照)。リース期間が終了した後、ドキュメントを引き続き使用するには、受信者がそのドキュメントを再び同期する必要があります。

オフラインリースおよび同期の動作方法については、「Primer on configuring offline lease and synchronization」を参照してください。

デフォルトのオフライン同期期間:
ドキュメントが最初に保護されてから、そのドキュメントをオフラインで使用できる最大時間です。

クライアントセッションのタイムアウト:
クライアントアプリケーションを使用してログインしたユーザーが Rights Management に応答しない場合に、Rights Management が切断されるまでの時間(分単位)です。

匿名ユーザーのアクセスを許可:
匿名ユーザーがポリシーで保護されたドキュメントを開くことを許可する、共有ポリシーおよび個人用ポリシーを作成できるようにするときに選択します(アカウントを持たないユーザーでもドキュメントにアクセスできますが、Rights Management にログインしたり、他のポリシーで保護されたドキュメントを使用したりすることはできません)。

バージョン 7 クライアントへのアクセスを無効にする:
ユーザーが Acrobat または Reader 7.0 を使用してサーバーに接続できるようにするかどうかを指定します。このオプションが選択されている場合、ユーザーは Acrobat または Reader 8.0 以降を使用して、PDF ドキュメントで Rights Management の処理を実行する必要があります。ポリシーで保護されたドキュメントを開く際に、Acrobat または Reader 8.0 以降を認証モードで実行することがポリシーによって指定されている場合は、Acrobat または Reader 7 へのアクセスを無効にする必要があります(ユーザーおよびグループのドキュメント権限の指定を参照)。

ドキュメントごとでオフラインアクセスを許可
このオプションを選択して、ドキュメントごとでオフラインアクセスを指定します。この設定が有効な場合、ユーザーは少なくとも 1 回オンラインで開いたドキュメントのみに対し、オフラインアクセス権があります。

ユーザー名パスワード認証を許可:
クライアントアプリケーションが、サーバーへの接続時にユーザー名とパスワード認証を使用できるようにするときに選択します。

Kerberos 認証を許可:
クライアントアプリケーションが、サーバーへの接続時に Kerberos 認証を使用できるようにするときに選択します。

クライアント証明書認証を許可:
クライアントアプリケーションが、サーバーへの接続時に証明書認証を使用できるようにするときに選択します。

拡張認証を許可
拡張認証を有効にするときに選択し、さらに「拡張認証のランディング URL」を入力します。

このオプションを選択すると、クライアントアプリケーションで拡張認証を使用できます。拡張認証では、認証プロセスをカスタマイズし、LiveCycle サーバーで設定されている様々な認証オプションを使用できます。例えば、Acrobat や Reader のクライアントの LiveCycle ユーザー名とパスワードを使用する代わりに、SAML ベースの認証を行うことができます。デフォルトでは、ランディング URL にはサーバー名として localhost が含まれます。このサーバー名を完全修飾ホスト名に置き換えます。拡張認証がまだ有効でない場合、ランディング URL のホスト名はベース URL から自動的に設定されます。拡張認証プロバイダーの追加を参照してください。

注意: 拡張認証は Apple Mac OS X ではサポートされていません。

拡張認証用の推奨された HTML 制御幅
ユーザーの資格情報を入力するために Acrobat で開く拡張認証ダイアログの幅を指定します。

拡張認証用の推奨された HTML 制御高さ
ユーザーの資格情報を入力するために Acrobat で開く拡張認証ダイアログの高さを指定します。
注意: このダイアログボックスの幅および高さの制限値は次のとおりです。
幅:最小 = 400、最大 = 900

高さ:最小 = 450、最大 = 800

クライアントの資格情報のキャッシュを有効にする:
ユーザーが自分の資格情報(ユーザー名およびパスワード)をキャッシュできるようにするときに選択します。ユーザーの資格情報がキャッシュされていると、ドキュメントを開くたびに、または Adobe Acrobat のセキュリティポリシーを管理ページで「更新」ボタンをクリックするときに、資格情報を入力する必要がありません。ユーザーに資格情報の再入力を求める日までの日数を指定できます。日数を 0 に設定すると、資格情報は無期限にキャッシュされます。