ポリシーセットの作成および管理

ポリシーセットは、ある共通の目的を持つポリシーをグループ化するために使用します。ポリシーセットは、システム内のユーザーのサブセットで利用できます。

それぞれのポリシーセットには、少なくとも 1 人のポリシーセットコーディネーターが割り当てられます。ポリシーセットコーディネーターは、管理者、または追加の権限を持つユーザーです。一般に、ポリシーセットコーディネーターに任じられる人は、組織内で担当ポリシーセット内に最も効果的なポリシーを作成できる専門家です。

ポリシーセットコーディネーターは、以下のタスクを実行できます。

  • 新しいポリシーの作成

  • ポリシーセット内のポリシーの編集と削除

  • ポリシーセット設定の編集

  • ポリシーセットコーディネーターの追加と削除

  • ポリシーセットに含まれるポリシーまたはドキュメントのポリシーイベントとドキュメントイベントの表示

  • ドキュメントへのアクセス権限の取り消し

  • ドキュメントのポリシーの切り替え

スーパーユーザーおよび権限を持つポリシーセットコーディネーターは、Rights Management の管理インターフェイスを使用してポリシーセットを作成および削除できます。

ポリシーセットを削除すると、そのセットのポリシーは新しいドキュメントに適用されません。現在も使用中のポリシーについては、Administration Console およびエンドユーザー Web ページでポリシー情報を確認できます。ポリシーで保護されているドキュメントのドキュメント詳細ページからポリシー情報を表示できます。現在も使用中のポリシーについては、編集が可能です。

スーパーユーザーまたはポリシーセットコーディネーターは、User Management で作成したドメインを、ポリシーセットごとに表示されるユーザーおよびグループに追加します。このリストはポリシーセットコーディネーターによって参照されるものであり、ポリシーに追加するユーザーを選択するときにポリシーセットコーディネーターが参照できるドメインを制限するために使用されます。

ポリシーセットを作成するときは、ユーザーにドキュメント発行者のロールをアサインします。ドキュメント発行者は、ドキュメントをポリシーで保護するユーザーです。このユーザーはデフォルトで常にポリシーに含まれ、取り消しやポリシーの切り替えを含むフルアクセス権限を持ちます。ただし、共有ポリシーについては、管理者がドキュメント発行者のアクセス権限を変更できます。例えば、管理者はドキュメント発行者のドキュメントアクセスを取り消したり、ポリシーを切り替える権限を無効にできます。ドキュメントに適用されたポリシーを管理者が切り替えると、発行者名は、そのドキュメントに最後に適用されたポリシーの所有者の名前に更新されます。

Rights Management のインストール時に、「グローバルポリシーセット」と呼ばれるデフォルトのポリシーセットが作成されます。このポリシーセットは、ソフトウェアをインストールした管理者またはこのポリシーセットを担当しているポリシーセットコーディネーターによって管理されます。