HTTP ヘッダーの使用による SSO の有効化

ポータル設定ページを使用して、LiveCycle アプリケーションと、HTTP ヘッダーを介した ID の送信をサポートするアプリケーションとの間でシングルサインオン(SSO)を有効化できます。SSO を使用すると、ユーザーが会社のポータルで既に認証されている場合、LiveCycle ユーザーのログインページは不要になり、ログインページは表示されません。

また、SPNEGO を使用して SSO を有効化することもできます(SPNEGO を使用した SSO の有効化を参照)。

  1. Administration Console で、設定/User Management/設定/ポータル属性の設定をクリックします。

  2. 「はい」を選択して SSO を有効化します。「いいえ」を選択した場合、ページの残りの設定が使用できなくなります。

  3. 必要に応じて、ページの残りの設定を調整し、「OK」をクリックします。

    • SSO の種類:(必須)HTTP ヘッダーを使用して SSO を有効化するには HTTP ヘッダーを選択します。

    • ユーザーの識別子の HTTP ヘッダー:(必須)ログインしたユーザーの固有な識別子を値に含むヘッダーの名前です。User Management は、この値を使用して User Management データベースからユーザーを検索します。このヘッダーから取得される値は、LDAP ディレクトリから同期されるユーザーの固有な識別子と一致する必要があります(ユーザー設定を参照)。

    • ユーザー固有の識別子ではなく、ユーザー ID に対して識別子の値をマップします:ユーザー固有の識別子の値をユーザー ID にマップします。このオプションを選択するのは、ユーザー固有の識別子が、HTTP ヘッダーで簡単に伝播できないバイナリ値の場合です(例えば、Active Directory からユーザーを同期する場合は objectGUID)。

    • ドメインの HTTP ヘッダー:(非必須)ドメイン名を値に含むヘッダー名です。この設定は、ユーザーを一意に識別する単一の HTTP ヘッダーが存在しない場合にのみ使用します。この設定は、複数のドメインが存在し、固有な識別子がそのドメイン内でのみ一意である場合に使用します。この場合、このテキストボックスでヘッダー名を指定し、「ドメインマッピング」ボックスに複数のドメインのドメインマッピングを指定します(既存のドメインの編集と変換を参照)。

    • ドメインマッピング:(必須)複数のドメインのマッピングは、「header value=domain name」の形式で指定します。

      例えば、ドメインの HTTP ヘッダーが domainName で、その値に domain1、domain2 または domain3 を使用できる状況を考えます。この場合は、ドメインマッピングを使用して domainName の値を User Management のドメイン名にマップします。各マッピングは、異なる行で指定する必要があります。

      domain1=UMdomain1

      domain2=UMdomain2

      domain3=UMdomain3

許可されているリファラーの設定

これらの設定の設定方法について詳しくは許可されているリファラーの設定を参照してください。