プロセスインスタンスの詳細の使用

プロセスインスタンスの詳細ページには、プロセスインスタンスの履歴が表示されます。

「概要」領域には、プロセスインスタンスの基本情報が表示されます。

「操作」タブでは、プロセスインスタンスに対する各操作が、完了した順に最初から最後まで、以下の情報と共に表示されます。

操作名:
Workbench で定義される操作の名前。

ステータス:
操作が正常に実行されているかまたは停止しているかが示されます(プロセスインスタンスのステータスについてを参照)。

ブランチ名:
Workbench で定義されるブランチの名前。

開始日:
操作が開始された日時。

完了日:
操作が完了した日時。

サブプロセスは、別のプロセスによって開始され、そのプロセスとは独立して実行されるプロセスインスタンスです。サブプロセスは、Workbench 内のプロセスの一部として設計されている場合のみ表示されます。各サブプロセスは、「サブプロセス」タブで以下の情報と共に表示されます。

プロセス ID:
プロセスがインスタンス化される(つまり、ユーザーまたは自動ステップによってプロセスが開始される)ときに、Process Management によって割り当てられる正の整数。この ID を使用して、プロセスインスタンスをライフサイクル全体にわたって追跡できます。

プロセス名 - バージョン:
Designer で定義されるプロセスの名前。

ステータス:
プロセスインスタンスが正常に実行されているか、状態が変化しているかまたは停止しているかが示されます(プロセスインスタンスのステータスについてを参照)。

作成日:
サブプロセスが作成された日時。

更新日:
サブプロセスのステータスが最後に変更された日時。

プロセスインスタンスの詳細ページでは、以下のタスクを実行できます。

  • 操作を選択して、その詳細情報を表示します。操作を選択すると、操作の詳細ページが表示されます。

  • サブプロセスを選択して、その詳細情報を表示します。サブプロセスを選択すると、プロセスインスタンスの詳細ページが表示されます。

  • ステータスに応じて、操作またはサブプロセスを終了または再試行します。

操作のステータスについて

操作(プロセス内のステップ)には、以下のステータスがあります。

完了:
操作が完了しました。

実行中:
操作が正常に実行されています。ユーザーの入力を受け取り中またはユーザーの操作を待機中であるか、自動ステップが進行中です。

停止:
操作の処理中に問題が発生しました。停止した操作ページでエラーまたは例外を確認します。

終了:
操作が管理者によって終了されました。

操作またはサブプロセスの終了

操作やサブプロセスが停止したり、それ以外のエラー状態が発生した場合、または、操作やサブプロセスの実行を強制的に停止する必要がある場合は、それを終了できます。

終了できる操作は、ステータスが「実行中」の操作です。

操作を終了すると、そのステータスが「終了」に変わります。操作は完了せず、プロセスインスタンスは実行を停止します。

サブプロセスは、どのようなステータスのサブプロセスでも終了できます。

サブプロセスを終了すると、そのステータスは「終了中」に変わり、次に「終了」に変わり、プロセスインスタンスは現在の操作で停止します。親プロセスインスタンスが引き続き実行している場合でも、サブプロセスでは、それ以降の操作は実行されません。

プロセスダイアログ内にゲートウェイ要素を含むプロセスは終了できません。この種類のプロセスを終了しようとしても、ゲートウェイ要素内の操作は影響を受けません。ゲートウェイ要素内の操作を終了するには、操作を直接終了する必要があります。

  1. プロセスインスタンスの詳細ページで、「操作」タブまたは「サブプロセス」タブをクリックします。

  2. 終了する操作またはサブプロセスを選択し、「終了」をクリックします。

操作の再試行

ステータスが「停止」の操作は、再試行できます。

操作を再試行すると、操作を再起動する要求が Process Management に送られます。要求が正常に実行されると、ステータスが「実行中」に変わります。操作を再起動できない場合は、「停止」のままとなり、終了が必要になる場合があります。

  1. プロセスインスタンスの詳細ページで、「操作」タブをクリックします。

  2. 操作を選択して、「再試行」をクリックします。