Email サービス設定Email サービスはデフォルトプロパティを使用して設定することができ、SMTP サーバーに接続して電子メールメッセージを送信したり、POP3 または IMAP サーバーに接続してメッセージを受信したりします。(「サービス設定の編集」を参照)。
接続プロパティを設定する場合、「Email service」操作はプロパティの値を継承します。ただし、デフォルトの接続プロパティは各操作のプロパティを使用して上書きできます。
Email サービスでは次のプロパティを設定できます。
- SMTP Host:
- 電子メールの送信に使用する SMTP サーバーの IP アドレスまたは URL です。
- SMTP Port Number:
- SMTP サーバーへの接続に使用するポートです。
- SMTP Authenticate:
- SMTP サーバーへの接続にユーザー認証が必要な場合に選択します。
- SMTP User:
- SMTP サーバーへのログインに使用するユーザーアカウントのユーザー名です。
- SMTP Password:
- SMTP ユーザーアカウントと関連付けられているパスワードです。
- SMTP Transport Security:
- SMTP サーバーへの接続に使用するセキュリティプロトコルです。
プロトコルを使用しない場合は「None」を選択します(データはクリアテキストで送信されます)
Secure Sockets Layer プロトコルを使用する場合は「SSL」を選択します。
Transport Layer Security を使用する場合は「TLS」を選択します。
- POP3/IMAP Host:
- 電子メールの送信に使用する POP3 または IMAP サーバーの IP アドレスまたは URL です。
- POP3/IMAP Username:
- POP3 または IMAP サーバーへのログインに使用するユーザーアカウントのユーザー名です。
- POP3/IMAP Password:
- POP3 または IMAP ユーザーアカウントと関連付けられているパスワードです。
- POP3/IMAP Port Number:
- POP3 または IMAP サーバーへの接続に使用するポートです。
- POP3/IMAP:
- 電子メールの送受信に使用するプロトコルです。
- Receive Transport Security:
- SMTP サーバーへの接続に使用するセキュリティプロトコルです。
プロトコルを使用しない場合は「None」を選択します(データはクリアテキストで送信されます)。
Secure Sockets Layer プロトコルを使用する場合は「SSL」を選択します。
Transport Layer Security を使用する場合は「TLS」を選択します。
「Receive」操作POP3 または IMAP のいずれかの電子メールサーバーから電子メールメッセージおよび添付ファイルを受信します。電子メールに関するメタデータおよびメッセージコンテンツを保存することができます。また、電子メールメッセージにフィルタを設定したり、使用する電子メールサーバーおよびユーザーアカウントに関するプロパティを設定したりすることもできます。
電子メールメタデータおよびコンテンツは、変数やフォームフィールドなど、データ型をサポートするプロセスデータモデル内の任意の場所に保存できます。
General プロパティグループと Route Evaluation プロパティグループについて詳しくは、共通の操作プロパティを参照してください。
Filter プロパティFilter プロパティを使用して、電子メールメッセージを選択して取得することができます。
Filter Subject電子メールの件名のフィルタを表す string 値。件名行に特定のテキストを含む電子メールメッセージのみが取得されます。値を指定しない場合、電子メールの件名に関係なく電子メールを取得します。
この値を XPath 式として入力する場合、文字列を一重引用符で囲います。リテラル値およびテンプレートの場合、引用符は必要ありません。
たとえば、件名行に「the quick brown fox」を含む電子メールを受信するには、次の文字列値を指定します。
XPath 式 - ‘brown’
リテラル値 - brown
テンプレート - brown
Filter From電子メールの送信者の電子メールアドレスのフィルタを表す string 値。特定の電子メールアドレスから送信された電子メールメッセージのみが取得されます。値を指定しない場合、すべての電子メールアドレスからの電子メールを取得します。
Folder Options電子メールサーバー上の電子メールストレージを管理するには、Folder Options プロパティを使用します。
Folder電子メールを取得するフォルダーの名前を表す string 値。値を指定しない場合、デフォルトのフォルダーから電子メールを取得します。POP3 電子メールサーバーを使用している場合は、このプロパティの影響を受けません。
Delete After ProcessingTrue の場合、電子メールの取得後にサーバーから電子メールが削除されることを示す boolean 値。False 値は電子メールがサーバー上に残ることを意味します。
Retrieved Email Contents プロパティ電子メールメッセージのコンテンツの保存先を指定するには、Retrieved Email Contents プロパティを使用します。
Subject電子メールの件名を保存する場所。データタイプは string です。
Body (Text)電子メールの本文をプレーンテキストとして保存する場所。データタイプは string です。
Body (HTML)電子メールの本文を HTML コードとして保存する場所。電子メールがプレーンテキスト形式で配信される場合、「Body」のデータは null になります。データタイプは string です。
From プロパティ送信者の電子メールアドレスを保存するには、From プロパティを使用します。
From送信者の電子メールアドレスを保存する場所。データタイプは string です。
Reply To電子メールメッセージの返信に使用する電子メールアドレスを保存する場所。送信者は、メッセージの送信に使用したアドレスとは別の電子メールアドレスを、メッセージの返信に使用する電子メールアドレスに指定できます。データタイプは string です。
Retrieved Email Attributes プロパティ電子メールメッセージに関するメタデータを保存するには、Retrieved Email Attributes プロパティを使用します。
Size電子メールのサイズをバイト単位で保存する場所。データタイプは int です。
Received Date電子メールが電子メールサーバー上で受信された日付を保存する場所。データタイプは date です。
Send Date電子メールが送信された日付を保存する場所。データタイプは date です。
Importance電子メールの重要性のレベルを保存する場所。データタイプは string です。
X-Priority電子メールの XPriority を保存する場所。データタイプは string です。
Message ID電子メールメッセージの固有の識別子を保存する場所。データタイプは string です。
Attachments プロパティ電子メールの添付ファイルを保存する方法を指定するには、Attachments プロパティを使用します。
Attachment Mime Filter取得する添付ファイルの MIME タイプを示す、string 値を含む list 値。値が指定されていない場合、すべての添付ファイルが取得されます。
リテラル値を指定する場合は、省略記号ボタン をクリックして、Select MIME Type For Filter ダイアログボックスを表示します。このダイアログボックスで、取得する添付ファイルの MIME タイプを選択して「OK」をクリックします。
リストからの値の取得について詳しくは、データコレクション内のデータへのアクセスを参照してください。
Attachment Count電子メールメッセージに添付するファイルの数を保存する場所。データタイプは int です。
Attachments Retrieved電子メールメッセージから取得した添付ファイルの数を保存する場所。Attachment MIME Filter プロパティで MIME タイプのフィルタを指定した場合、電子メールメッセージで送信した添付ファイルの数と異なる可能性があります。データタイプは int です。
Map of Attachments取得済みの添付ファイルを保存する場所。document 値を保持する map 変数でデータを保存する必要があります。マップ内の各ドキュメントのキーは、対応する添付ファイル名になります。
プロセスの後半で添付ファイルを処理する方法として list データタイプがより適している場合は、データタイプを list データとして保存することもできます(List of Attachments を参照)。
List of Attachments取得済みの添付ファイルを保存する場所。list 値を保持する document 変数でデータを保存する必要があります。
プロセスの後半で添付ファイルを処理する方法として map データタイプがより適している場合は、データタイプを map データとして保存することもできます(Map of Attachments を参照)。
Connection Settings プロパティ電子メールサーバーへの接続に必要な情報を指定するには、Connection Settings プロパティを使用します。
Use Global SettingsEmail サービス設定の接続設定と操作のプロパティの接続設定のどちらを使用するかを指定する boolean 値。True 値の場合、サービス設定が使用されます。False 値の場合、操作のプロパティが使用されます。デフォルト値は True です。
リテラル値を使用してこのプロパティを設定する場合、「Use Global Settings」を選択してサービス設定を使用します。操作のプロパティを使用する場合、「Use Global Settings」を選択解除して他の Connection Settings プロパティの値を指定します。
POP3/IMAP HostPOP3 または IMAP サーバーの IP アドレスまたは URI を表す string 値。たとえば、Domain Naming Scheme(DNS)で解決されるコンピュータの名前を使用できます。
POP3/IMAP Port NumberPOP3 または IMAP サーバーが使用するポート番号を表す int 値。値が指定されていない場合、110 が POP3 サーバーで使用され、143 が IMAP サーバーで使用されます。
POP3/IMAP Username電子メールメッセージの受信で使用され、POP3 または IMAP サーバー上のユーザーアカウントに関連付けられている電子メールアドレスを表す string 値。
POP3/IMAP PasswordPOP3 または IMAP サーバーとの認証で使用されるパスワードを表す string 値。パスワードは POP3/IMAP Username プロパティの値に関連付けられているユーザーアカウントによって関連付けが行われます。
値が指定されていない場合、認証は試行されません。
POP3/IMAPPOP3 または IMAP サーバーとの情報の交換に使用されるプロトコルを表す string 値。有効な値は pop3 と imap です。使用する値は、使用している電子メールサーバーのタイプによって異なります。
Receive Transport SecurityPOP3 または IMAP サーバーとの通信時に使用されるトランスポートセキュリティを表す string 値。次の値を指定できます。
- None:
- データはクリアテキストで送信されます。
- SSL:
- Secure Sockets Layer
- TLS:
- Transport Layer Security
指定する値は、電子メールサーバーの設定方法によって異なります。
Test プロパティ「Receive」操作の設定をテストするツール。
Test Dialog「Receive」操作が正しく設定されているかどうかの検証に使用する Receive Tester ダイアログボックスを提供します。テストでは電子メールサーバーから電子メールメッセージを取得しますが、サーバーからメッセージが削除されることはありません。
注意: プロパティの値が XPath 式やプロセス変数を使用して指定されている場合、テストは実行されません。デザイン時には、まだプロセスデータモデルの場所がデータに関連付けられていません。
テストを実行するには、省略記号ボタン をクリックしてダイアログボックスを開き、「Test」をクリックします。テストの結果はダイアログボックス内に表示されます。
Send With Document 操作単一の添付ファイルがある電子メールメッセージを送信します。複数の添付ファイルがある電子メールを送信するには、「Send With Map Of Attachments」操作を使用する必要があります(「Send With Map of Attachments」操作 を参照)。Send With Document は Send With Map Of Attachments よりも設定が簡単で、ドキュメントを 1 つだけ送信する必要がある場合に便利です。
General プロパティグループと Route Evaluation プロパティグループについて詳しくは、共通の操作プロパティを参照してください。
To Addresses プロパティ電子メールの受信者を指定するには、To Addresses プロパティを使用します。電子メールアドレスを直接指するか、または定義済みのユーザーリストから電子メールアドレスをインポートできます。定義済みのユーザーリストからアドレスをインポートするには、「Import From User List」をクリックし、ユーザーリストを選択します。
注意: 選択したユーザーリストにグループが含まれている場合、グループ内のユーザーおよびサブグループの電子メールアドレスはインポートされません。ただし、グループの電子メールアドレスはインポートされます。
To電子メールの送信先の 1 つ以上の電子メールアドレスを表す string 値。複数の電子メールアドレスを入力する場合は、コンマで区切ります。
CC電子メールのコピーの送信先の 1 つ以上の電子メールアドレスを表す string 値。複数の電子メールアドレスを入力する場合は、コンマで区切ります。
BCC電子メールのコピーの送信先の 1 つ以上の電子メールアドレスを表す string 値。アドレスは電子メールの他の受信者には表示されません。複数の電子メールアドレスを入力する場合は、コンマで区切ります。
From Addresses プロパティ電子メールメッセージの送信に使用される電子メールアドレスを指定するには、From Addresses プロパティを使用します。
From電子メールメッセージを送信する電子メールユーザーアカウントに関連付けられた、電子メールアドレスを表す string 値。
Reply To(オプション)電子メールの返信先の電子メールアドレスを表す string 値。値が指定されていない場合、From プロパティで指定された電子メールアドレスが使用されます。
Return To(オプション)電子メールエンベロープの返信用アドレスとして使用する電子メールアドレスを表す string 値。値が指定されていない場合、From プロパティで指定された電子メールアドレスが使用されます。
Contents プロパティ電子メールメッセージのコンテンツを指定するには、Contents プロパティを使用します。
Subject電子メールメッセージの件名に使用するテキストを表す string 値。
Message Formatメッセージの書式設定に使用する形式を表す string 値。有効な値は、TEXT(プレーンテキスト)および HTML です。デフォルト値は TEXT です。
Message電子メールメッセージのメッセージ本文を表す string 値。指定するテキストの形式は、Message Format プロパティで指定した値と一致する必要があります。Message Format の値が HTML の場合、指定するテキストには HTML マークアップが含まれている必要があります。
リテラル値を指定するには、Message Body Editor ダイアログボックスを使用してメッセージを指定する必要があります(Message Body Editor についてを参照)。省略記号ボタン をクリックすると、ダイアログボックスが表示されます。
Character Set Encoding件名およびメッセージの本文で使用する文字セットエンコーディングを表す string 値。デフォルト値はありません。値が指定されていない場合、LiveCycle サーバー上で設定されているデフォルトの文字セットが使用されます。
サーバーが使用しているものとは別の文字セットエンコーディングをワークスペースユーザーが必要としている場合に、文字セットエンコーディングの値を指定します。たとえば、サーバーが UTF-8 を使用しており、ユーザーが電子メールメッセージで日本語文字を読み取る必要がある場合、文字エンコードを ISO-2022JP に設定します。
リテラル値を使用してこのプロパティを設定する場合、次のエンコード形式をリストから選択します。
注意: 値のリストは、使用するオペレーティングシステムによって異なります。
Big5, Big5-HKSCS
EUC-JP, EUC-KR
GB18030, GB2312, GBK
IBM-Thai, IBM00858, IBM01140, IBM01141, IBM01142, IBM01143, IBM01144, IBM01145, IBM001146, IBM001147, IBM001148, IBM001148, IBM037, IBM1026, IBM1047, IBM273, IBM277, IBM278, IBM280, IBM284, IBM285, IBM297, IBM420, IBM437, IBM500, IBM775, IBM850, IBM852, IBM855, IBM857, IBM860, IBM861, IBM862, IBM863, IBM864, IBM865, IBM866, IBM868, IBM869, IBM870, IBM871, IBM918
ISO-2022-CN, ISO-2022-JP, ISO-2022-KR, ISO-8859-1, ISO-8859-13, ISO-8859-15, ISO-8859-2, ISO-8859-3, ISO-8859-4, ISO-8859-5, ISO-8859-6, ISO-8859-7, ISO-8859-8, ISO-8859-9
JIS_X0201, JIS_X0201-1990
KO18-R
Shift-JIS
TIS-620
US-ASCII
UTF16, UTF-!6BE, UTF16LE
(Default) UTF-8
windows-1250, windows-1251, windows-1252, windows-1253, windows-1254, windows-1255, windows-1256, windows-1257, windows-1258, 31j
X-Big5-Solaris, Xeuc-jp-linux, x-EUC-TW
x-eucJP-Open
x-IBM1006, x-IBM1046, x-IBM1097, x-IBM1098, x-IBM1112, x-IBM1122, x-IBM1123, x-IBM1124, x-IBM1381, x-IBM1383, x-IBM33722, x-IBM737, x-IBM834, x-IBM856, x-IBM874, x-IBM875, x-IBM921, x-IBM922, x-IBM930, x-IBM933, x-IBM935, x-IBM937, x-IBM942, x-IBM942C, x-IBM943, x-IBM943C, x-IBM948, x-IBM949, x-IBM949C, x-IBM950, x-IBM964, x-IBM970
x-ISCII91
x-ISO-2022-CN-CNS, x-ISO-2022-CN-GB, x-is-8859-11
x-JIS0208, x-JISAutoDetect
x-Johab
x-MacArabic, x-MacCentralEurope, x-MacCroatian, x-MacCyrillic, x-MacDingbat, x-MacGreek, x-MacHebrew, x-MacIceland, x-MacRoman, x-MacRomania, x-MacSymbol, x-MacThai, x-MacTurkish, x-MacUkraine
x-MS950-HKSCS
x-mswin-936
x-PCK
x-windows-50220, x-windows-50221, x-windows-874, x-windows-949, x-windows-950, xwindows-iso2022jp
Attachments プロパティ電子メールメッセージに添付するファイルを指定するには、Attachments プロパティを使用します。
Attachment Name添付ファイルに使用するファイル名を表す string 値。電子メールの受信者がファイルを開くためにファイルとソフトウェアを関連付ける必要がある場合、ファイル名には拡張子が含まれている必要があります。
Attachment電子メールメッセージに添付するファイルを表す object 値。
重要: ファイルの URL やファイル名などの string 値を指定する場合、文字列を含むドキュメントが添付され、ドキュメント自体は添付されません。
Connection Settings プロパティSMTP 電子メールサーバーへの接続に必要な情報を指定するには、Connection Settings プロパティを使用します。
Use Global SettingsEmail サービス設定の接続設定と操作のプロパティの接続設定のどちらを使用するかを指定する boolean 値。True 値の場合、サービス設定が使用されます。False 値の場合、操作のプロパティが使用されます。デフォルト値は True です。
リテラル値を使用してこのプロパティを設定する場合、「Use Global Settings」を選択してサービス設定を使用します。操作のプロパティを使用する場合、「Use Global Settings」を選択解除して他の Connection Settings プロパティの値を指定します。
SMTP HostIP アドレスまたは電子メールサーバーの URI を表す string 値。たとえば、Domain Naming Scheme(DNS)で解決されるコンピュータの名前を使用できます。
SMTP Port Number電子メールサーバーが使用するポート番号を表す int 値。値が指定されていない場合、25 が使用されます。
SMTP AuthenticateTrue の場合、電子メールを送信するのに電子メールサーバーとの認証が必要とされることを示す boolean 値。False の値は、認証が必要とされないことを示します。
SMTP User電子メールメッセージの送信で使用され、電子メールサーバー上のユーザーアカウントに関連付けられている電子メールアドレスを表す string 値。
SMTP Password電子メールサーバーとの認証で使用するパスワードを表す string 値。パスワードは、SMTP User プロパティの値に関連付けられているユーザーアカウントによって関連付けが行われます。
SMTP Transport Security電子メールサーバーとの通信時に使用されるトランスポートセキュリティを表す string 値。次の値を指定できます。
- None:
- データはクリアテキストで送信されます。
- SSL:
- Secure Sockets Layer
- TLS:
- Transport Layer Security
指定する値は、電子メールサーバーの設定方法によって異なります。
「Send With Map of Attachments」操作複数の添付ファイルを持つ電子メールメッセージを送信します。添付するファイルは map 変数で保存されます。
General プロパティグループと Route Evaluation プロパティグループについて詳しくは、共通の操作プロパティを参照してください。
To Addresses プロパティ電子メールの送信先を指定するには、To Addresses プロパティを使用します。電子メールアドレスを直接指するか、または定義済みのユーザーリストから電子メールアドレスをインポートできます。
注意: 選択したユーザーリストにグループが含まれている場合、グループ内のユーザーおよびサブグループの電子メールアドレスはインポートされません。ただし、グループの電子メールアドレスはインポートされます。
To電子メールの送信先の 1 つ以上の電子メールアドレスを表す string 値。複数の電子メールアドレスを入力する場合は、コンマで区切ります。
CC電子メールのコピーの送信先の 1 つ以上の電子メールアドレスを表す string 値。複数の電子メールアドレスを入力する場合は、コンマで区切ります。
BCC電子メールのコピーを送信する 1 つ以上の電子メールアドレスを表す string 値。アドレスは電子メールの他の受信者には表示されません。複数の電子メールアドレスを入力する場合は、コンマで区切ります。
From Addresses プロパティ電子メールメッセージの送信に使用される電子メールアドレスを指定するには、From Addresses プロパティを使用します。
From電子メールメッセージを送信する電子メールユーザーアカウントに関連付けられた、電子メールアドレスを表す string 値。
Reply To電子メールの返信が送信される宛先の電子メールアドレスを表す string 値。値が指定されていない場合、From プロパティで指定された電子メールアドレスが使用されます。
Return To(オプション)電子メールエンベロープの返信用アドレスとして使用する電子メールアドレスを表す string 値。値が指定されていない場合、From プロパティで指定された電子メールアドレスが使用されます。
Contents プロパティ電子メールメッセージのコンテンツを指定するには、Contents プロパティを使用します。
Subject電子メールメッセージの件名に使用するテキストを表す string 値。
Message Formatメッセージの書式設定に使用する形式を表す string 値。有効な値は、TEXT(プレーンテキスト)および HTML です。デフォルト値は TEXT です。
Message電子メールメッセージのメッセージ本文を表す string 値。指定するテキストの形式は、Message Format プロパティで指定した値と一致する必要があります。Message Format 値が HTML の場合、指定するテキストには HTML マークアップが含まれている必要があります。
リテラル値を指定するには、Message Body Editor ダイアログボックスを使用してメッセージを指定する必要があります(Message Body Editor についてを参照)。省略記号ボタン をクリックすると、ダイアログボックスが表示されます。
Character Set Encoding電子メールの件名と本文で使用する文字セットエンコーディングを設定する string 値。デフォルト値はありません。値が指定されていない場合、LiveCycle サーバー上で設定されているデフォルトの文字セットが使用されます。
サーバーが使用しているものとは別の文字セットエンコーディングをワークスペースユーザーが必要としている場合に、文字セットエンコーディングの値を指定します。たとえば、サーバーが UTF-8 を使用しており、ユーザーが電子メールメッセージで日本語文字を読み取る必要がある場合、文字エンコードを ISO-2022JP に設定します。
リテラル値を使用してこのプロパティを設定する場合、次のエンコード形式をリストから選択します。
注意: 値のリストは、使用するオペレーティングシステムによって異なります。
Big5, Big5-HKSCS
EUC-JP, EUC-KR
GB18030, GB2312, GBK
IBM-Thai, IBM00858, IBM01140, IBM01141, IBM01142, IBM01143, IBM01144, IBM01145, IBM001146, IBM001147, IBM001148, IBM001148, IBM037, IBM1026, IBM1047, IBM273, IBM277, IBM278, IBM280, IBM284, IBM285, IBM297, IBM420, IBM437, IBM500, IBM775, IBM850, IBM852, IBM855, IBM857, IBM860, IBM861, IBM862, IBM863, IBM864, IBM865, IBM866, IBM868, IBM869, IBM870, IBM871, IBM918
ISO-2022-CN, ISO-2022-JP, ISO-2022-KR, ISO-8859-1, ISO-8859-13, ISO-8859-15, ISO-8859-2, ISO-8859-3, ISO-8859-4, ISO-8859-5, ISO-8859-6, ISO-8859-7, ISO-8859-8, ISO-8859-9
JIS_X0201, JIS_X0201-1990
KO18-R
Shift-JIS
TIS-620
US-ASCII
UTF16, UTF-!6BE, UTF16LE
(Default) UTF-8
windows-1250, windows-1251, windows-1252, windows-1253, windows-1254, windows-1255, windows-1256, windows-1257, windows-1258, 31j
X-Big5-Solaris, Xeuc-jp-linux, x-EUC-TW
x-eucJP-Open
x-IBM1006, x-IBM1046, x-IBM1097, x-IBM1098, x-IBM1112, x-IBM1122, x-IBM1123, x-IBM1124, x-IBM1381, x-IBM1383, x-IBM33722, x-IBM737, x-IBM834, x-IBM856, x-IBM874, x-IBM875, x-IBM921, x-IBM922, x-IBM930, x-IBM933, x-IBM935, x-IBM937, x-IBM942, x-IBM942C, x-IBM943, x-IBM943C, x-IBM948, x-IBM949, x-IBM949C, x-IBM950, x-IBM964, x-IBM970
x-ISCII91
x-ISO-2022-CN-CNS, x-ISO-2022-CN-GB, x-is-8859-11
x-JIS0208, x-JISAutoDetect
x-Johab
x-MacArabic, x-MacCentralEurope, x-MacCroatian, x-MacCyrillic, x-MacDingbat, x-MacGreek, x-MacHebrew, x-MacIceland, x-MacRoman, x-MacRomania, x-MacSymbol, x-MacThai, x-MacTurkish, x-MacUkraine
x-MS950-HKSCS
x-mswin-936
x-PCK
x-windows-50220, x-windows-50221, x-windows-874, x-windows-949, x-windows-950, xwindows-iso2022jp
Attachments プロパティ電子メールメッセージに添付するファイルを指定するには、Attachments プロパティを使用します。
Attachments電子メールメッセージの添付ファイルを含む map 値であり、document 値または string 値として表現されます。値が string タイプである場合、その値は URL またはファイル名のいずれかを表します。
URL の場合、URL のターゲットは添付ファイルのコンテンツになります。LiveCycle サーバーが URL ターゲットにアクセスできる必要があります。
ファイル名の場合、パスは LiveCycle サーバー上のパスか、または LiveCycle サーバーがアクセスできる他の場所のいずれかになります。
LiveCycle サーバーが Windows 環境で実行されている場合、次の形式でファイル名を指定する必要があります。
file:///[file name]
例:file:¥¥¥c:¥attachment.pdf。
マップのキーは、添付ファイル名になります。電子メールの受信者がファイルを開くためにファイルとソフトウェアを関連付ける必要がある場合、ファイル名には拡張子が含まれている必要があります。マップからの値の取得について詳しくは、データコレクション内のデータへのアクセスを参照してください。
プロパティのリテラル値を表す場合、Attachments ダイアログボックスを使用する必要があります(添付ファイルについてを参照)。
Connection Settings プロパティSMTP 電子メールサーバーへの接続に必要な情報を指定するには、Connection Settings プロパティを使用します。
Use Global SettingsEmail サービス設定の接続設定と操作のプロパティの接続設定のどちらを使用するかを指定する boolean 値。True 値の場合、サービス設定が使用されます。False 値の場合、操作のプロパティが使用されます。デフォルト値は True です。
リテラル値を使用してこのプロパティを設定する場合、「Use Global Settings」を選択してサービス設定を使用します。操作のプロパティを使用する場合、「Use Global Settings」を選択解除して他の Connection Settings プロパティの値を指定します。
SMTP Host電子メールサーバーの IP アドレスまたは URI を表す string 値。たとえば、Domain Naming Scheme(DNS)で解決されるコンピュータの名前を使用できます。
SMTP Port Number電子メールサーバーが使用するポート番号を表す int 値。値が指定されていない場合、25 が使用されます。
SMTP AuthenticateTrue の場合、電子メールを送信するのに電子メールサーバーとの認証が必要とされることを示す boolean 値。False 値の場合、認証が必要でないことを示します。
SMTP User電子メールメッセージの送信に使用される電子メールサーバー上のユーザーアカウントに関連付けられる電子メールアドレスを表す string 値。
SMTP Password電子メールサーバーとの認証で使用されるパスワードを表す string 値。パスワードは、SMTP User プロパティの値に関連付けられているユーザーアカウントによって関連付けが行われます。
SMTP Transport Security電子メールサーバーとの通信時に使用されるトランスポートセキュリティを表す string 値。次の値を指定できます。
- None:
- データはクリアテキストで送信されます。
- SSL:
- Secure Sockets Layer
- TLS:
- Transport Layer Security
指定する値は、電子メールサーバーの設定方法によって異なります。
電子メールの例外Email サービスは、例外イベントを受信した場合に次の例外を示します。
ConnectionFailedExceptionメールサーバーとの接続が確立できない場合に発生します。
MessageNotFoundExceptionメールサーバー上に電子メールメッセージが見つからない場合に発生します。
ReceiveMailFailedExceptionメールサーバーからメッセージを取得できない場合に発生します。
SendMailFailedExceptionメールサーバーにメッセージを送信できない場合に発生します。
Message Body Editor について電子メールメッセージの本文テキストを作成するには、Message Body Editor ダイアログボックスを使用します。ダイアログボックスを使用すると、プレーンテキストと HTML 形式の両方で本文テキストを作成できます。
テキストの一部が実行時にデータの場所に保存される場合、入力するテキストに XPath 式を追加することができます。
電子メールメッセージが HTML 形式の場合、HTML マークアップが含まれている必要があります。ダイアログボックスには、共通で使用される複数の HTML 要素の開始タグや終了タグを挿入する複数のボタンがあります。
ダイアログボックスは HTML 形式でメッセージのプレビューを表示します。
「Design」タブメッセージの本文テキストを入力するには、「Design」タブを使用します。「Design」タブには次の機能が含まれています。
メッセージテキストを入力する編集領域。
「Message Format」ボックス。タブの下方に位置し、操作で使用するように指定されたメッセージの形式を示します。
ボタンの列。タブの右側に位置し、XPath 式または HTML 要素を編集領域に挿入します。
XPath:編集領域に挿入する XPath 式の作成に使用できる XPath Builder を開きます。
Para:段落を定義する p 要素の開始タグおよび終了タグを挿入します。
Break:改行を定義する br 要素を挿入します。
Bold:文字を太字で表示する b 要素の開始タグおよび終了タグを挿入します。
Italics:文字を斜体で表示する i 要素の開始タグおよび終了タグを挿入します。
Color:テキストの色を定義する span 要素の開始タグおよび終了タグを、次のように挿入します。
<span style="color:Red;"></span>
Font:フォントファミリーおよびフォントサイズを定義する span 要素の開始タグおよび終了タグを、次のように挿入します。
<span style="font-family: arial, sans-serif;
font-size: xx-small;"></span>
Link:アンカーを定義する a 要素の開始タグおよび終了タグを、次のように挿入します。
<a target="_blank" href=""></a>
Table:2 行と 2 列のテーブルを定義する table 要素の開始タグおよび終了タグを、次のように挿入します。
<table border="1" cellpadding="1" cellspacing="0" width="100%">
<tr>
<td align="left" valign="middle" width="50%"
bgcolor="Silver"> </td>
<td align="left" valign="middle" width="50%"
bgcolor="Silver"> </td></tr>
<tr>
<td align="left" valign="middle" width="50%"> </td>
<td align="left" valign="middle" width="50%"> </td></tr>
</table>
「HTML Preview」タブ「Design」タブの編集領域のテキストが HTML としてどのようにレンダリングされるかを確認するには、「HTML Preview」タブを使用します。プレビューは「HTML Preview」タブをクリックすると自動的に更新されます。
添付ファイルについて「Send With Map of Attachments」操作を使用して電子メールメッセージで送信する添付ファイルを定義するには、Attachments ダイアログボックスを使用します。このダイアログボックスには、添付ファイルの定義を使用して入力するリストが含まれています。
リストに行を追加するには、+ ボタンをクリックします。行の各セルをクリックして、セルごとに値を指定します。
- Name:
- ファイル名。電子メールの受信者がファイルを開くためにファイルとソフトウェアを関連付ける必要がある場合、ファイル名には拡張子が含まれている必要があります。
- Interpretation:
- 操作がファイルとして指定するデータを変換する方法を示します。次のいずれかの値を選択します。
「XPath」は、ファイルのコンテンツが XPath 式として表現されることを示します。式では、ファイルのコンテンツとして使用するデータを保存する、プロセスデータモデル内の場所を求めます。
「Literal」は、コンテンツがテキストとして表現されることを示します。テキストはファイルのコンテンツです。
「Template」は、コンテンツがテンプレート式として表現されることを示します。テンプレートはファイルのコンテンツです(テンプレート式の指定を参照)。
「URL(XPath)」は、ファイルの URL を保存するデータの場所を求める XPath 式としてコンテンツが表現されることを示します。コンテンツは URL のターゲットです。
「URL(Literal)」は、コンテンツがテキストとして表現され、ファイルの URL として変換されることを示します。コンテンツは URL のターゲットです。
- Value/XPath:
- ファイルのコンテンツです。指定する値は、「Interpretation」で指定した値と一致する必要があります。省略記号ボタン をクリックして XPath Builder を開き、値を表します。
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