Workspace のフォームの認証署名の使用

Workspace で、ユーザーを関与させるプロセスに、Adobe XML フォーム（XFA ベースの PDF フォーム）を使用する場合、フォームは認証署名を無効化します。これは、Workspace が静的 PDF を読み込むときに、「Submit」ボタンが隠れていると、認証を破棄するためです。

認証署名を含むフォームを使用するには、プロセスの作成時に次の手順を実行します。

  • Adobe XML フォームを使用して、動的 PDF を作成し、Workspace でそのフォームを使用するために、標準 Process Fields を追加します。

  • プロセスで xfaForm 変数を設定して、XDP ファイルを PDF にレンダリングします。このためには、Render PDF Form サービスと Submit PDF Form サービスで、xfaForm 変数を設定する必要がります。

  • 使用する Adobe Reader または Acrobat のバージョンに応じて、次のいずれかの手順を実行します。

    Workspace で動的フォームの認証署名を使用するように Render PDF Form プロセスを変更する

    Workspace で、認証されたフォームを使用できるようにするには、LiveCycle によってインストールされた Render PDF Form の変更済みのコピーを使用します。組織で Workspace と Adobe Reader 7 または Acrobat 7 以降を使用して、PDF フォームを開く場合、プロセスを変更します。

    Render PDF Form プロセスは LiveCycle によってインストールされます。このプロセスは、PDF フォームと XDP フォームのデフォルトのアクションプロファイルのレンダリングプロセスとして使用されます。このプロセスを直接変更しないでください。コピーを作成し、コピーを変更して、アクションプロファイルで変更したコピーを使用するように変更します。

    注意： Adobe Reader を使用するには、プロセスで、Reader Extensions サービス操作を使用して、フォームの使用権限を Enable Basic Form Fill-in および Enable Form Data Import/Export を含むように拡張します。
    重要： ユーザーがフォームに電子署名した場合、署名後のフォームの変更を防ぐため、フォームは PDF ドキュメントとして、LiveCycle サーバーに送信される必要があります（Designer ヘルプの「PDF を埋め込むための送信ボタンを挿入するには」を参照）。

    Render PDF Form プロセスを変更するには：

    1. File／Get Application をクリックし、Process Management（system）／Process Management（system）/1.0／Render PDF Form を選択し、「OK」をクリックします。

    2. 「Applications」表示で、Process Management（system）／Process Management（system）/1.0／Render PDF Form を右クリックし、「Copy」をクリックします。

    3. 変更したプロセスを含むアプリケーションバージョンを右クリックし、「Paste」をクリックします。

    4. プロセスを開き、「renderPDFForm」操作を選択します。

    5. 「Process Properties」ビューで、「All」ボタンが押されており、プロパティがフィルターされないことを確認します。

    6. Acrobat Version プロパティで、Acrobat 7.0 以降の Acrobat バージョンを選択します。ユーザーが使用している最も古いバージョンを選択します。

    7. Expand Render Options と Render At Client プロパティでは、「Yes」を選択します。

    8. プロセスを保存し、アプリケーションをデプロイします。

    9. 変更したレンダリングプロセスが使われるように、フォームに使用しているアクションプロファイルを変更します（アクションプロファイルの変更と作成を参照）。

    Acrobat または Adobe Reader バージョン 6 以前で認証されたフォームを使用する

    組織で Adobe Reader 6 または Acrobat 6 以前を使用している場合、XML フォームを認証できるように変更します。Workspace で使用するためにフォームに追加するプロセスフィールドの値を変更します。AWS_SUBMIT フィールドで、Presence プロパティの値を Visible から Hidden（Exclude From Layout）に変更します（Designer ヘルプの「LiveCycle Process Management 用フォームの準備に関するトピック」を参照）。

    重要： この手順を完了すると、フォームはオフラインで使用できません。