Workbench では、プロセスデザインの問題と潜在的な問題が自動的に確認され、その結果がメッセージとして検証レポートビューに表示されます。発生した問題を見つけて修正するには、プロセスの開発時に検証レポートビューを確認します。
通常は、次のタスクの実行後に検証メッセージを確認します。
検証レポートには、検証メッセージを調べるためのツールが用意されています。
検証機能の動作の一部をカスタマイズすることもできます。
検証レポートビューに表示できる検証メッセージの説明については、検証メッセージリファレンスを参照してください。
注意: 操作プロパティの値を検証する場合、値として単純なデータ型を使用するプロパティの問題のみを検出できます。単純なデータ型は、Foundation によって定義されているデータ型です。
注意: 検証は、操作のサービスによって定義されている、プロパティエディターを使用する操作のプロパティ設定については実行されません。
検証メッセージの確認検証レポートビューを使用して、検証メッセージを読み、その原因を調べます。検証レポートビューには、各検証メッセージについて 3 つの情報列があります。
- Description:
- 検証の問題を説明し、重大度レベルを示します。
- Error Code:
- メッセージを識別するコードを示します。
- Asset:
- メッセージが適用されるアセットを識別します。
- Path:
- メッセージが適用されるアセットの場所を識別します。
- Location:
- 検証メッセージの原因となったプロセスダイアグラムまたはその他のアセットの要素を識別します。
重大度レベルは、エラー、警告または情報です。
エラーメッセージは、プロセスバージョンを正常に実行するために修正する必要がある問題を示します。
注意: Workbench では、検証エラーを生成するアセットのデプロイまたは実行が妨げられることはありません。
警告メッセージは、プロセスの実行を妨げないが望ましくない動作の原因となった潜在的な問題を示します。
情報メッセージは、無害な動作を示します。
View Menu を使用すると、メッセージのグループ化方法と表示するメッセージを選択できます。グループ名の横のプラス記号を使用して、メッセージグループを展開したり、折りたたんだりします。
検証レポートビューに表示できる検証メッセージの説明については、検証メッセージリファレンスを参照してください。
次の手順では、メッセージの原因を調べるために検証レポートビューに用意されているツールの使用方法について説明します。
検証メッセージのマニュアルを表示するには:検証レポートビューで、メッセージを選択してから Help ボタン または F1 を押します。
ヘルプビューで、検証メッセージのリンクをクリックします。
検証メッセージのグループ化方法を変更するには: 検証レポートビューで、View Menu ボタン をクリックし、次のいずれかを選択します。 Group By/Severity
Group By/Application
表示する検証メッセージを変更するには: 検証レポートビューで、View Menu ボタン をクリックし、次のいずれかを選択します。
注意: 現在選択されていないアセットの警告を非表示にするには、「All Errors」と「Problems on Selection」の両方を選択します。
問題の場所を表示するには: 検証レポートビューで、メッセージをダブルクリックします。問題の原因であるアセットが表示されるか、選択されます(例えば、問題が発生している要素が選択されます)。問題の修正に使用できるダイアログボックスが表示される場合もあります。
検証メッセージをコピーするには: 検証レポートビューで、Copy ボタン をクリックします。すべての検証メッセージのテキストを電子メールメッセージなどに貼り付けることができます。
プロセスの検証メッセージを更新するには:検証メッセージにプロセスの現在の内容が反映されていない場合は、検証レポートビューを手動で更新できます。
アプリケーションビューで、プロセスを右クリックして「Validate」をクリックします。
検証動作のカスタマイズ環境設定を設定して、検証機能の動作の一部を制御できます。次の表に、設定できる環境設定を示します。
環境設定
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デフォルト値
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説明
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-Dcom.adobe.process.validation.warn.numactions
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警告 WBP-105 が発生する原因となった操作の数(WBP-105 を参照)
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-Dcom.adobe.process.validation.warn.numvars
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警告 WBP-104 が発生する原因となった変数の数(WBP-104 を参照)
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環境設定を設定するには、workbench.ini ファイルを変更します。ファイルの各行に、次の形式の環境設定が含まれています。
preference_name = value
例えば、次の環境設定では、プロセスバージョンに 20 個の変数が作成されたときに警告 WBP-104 を生成するように指定しています。
-Dcom.adobe.process.validation.warn.num_variables=20
workbench.ini ファイルは [install directory]//Adobe LiveCycle Workbench ES3/Workbench ディレクトリにあります。[install directory] は、Workbench をインストールしたディレクトリです。
検証動作をカスタマイズするには:workbench.ini ファイルをテキストエディターで開きます。
必要に応じて環境設定の値を変更します。
workbench.ini を保存し、Workbench を再起動します。
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