設定パラメーター

設定パラメーターは、すべてのプロセスインスタンスが使用する定数のデータを保存します。プロセスが呼び出されてプロセスインスタンスが作成されると、設定パラメーターの値が取得され、プロセスインスタンスの有効期間中に使用されます。

設定パラメーターの値は Workbench または管理コンソールを使用して設定できます。管理コンソールで値を設定すると、運用環境などの LiveCycle サーバーに Workbench を接続することが望ましくない場合に役立ちます。

例えば、プロセスが FTP サーバーとやり取りするとします。開発環境で、プロセスはテスト FTP サーバーに接続します。しかし運用環境では、プロセスは別の FTP サーバーに接続する必要があります。プロセスには FTP サーバーのアドレスを格納する設定パラメーターが含まれています。このアドレスは、FTP サービスの接続プロパティの設定に使用されます。プロセスを運用環境に移行したとき、管理コンソールを使用して、設定パラメーターの値を運用環境で使用されている FTP サーバーのアドレスに設定します。

設定パラメーターの値を変更すると、すべての既存のプロセスインスタンスおよび以降に作成されたプロセスインスタンスはその新しい値を使用します。

設定パラメーターには次のいずれかの型を指定できます。

  • boolean

  • int

  • long

  • short

  • string

注意: 設定パラメーターは Workspace で検索または表示することはできません(ユーザーに公開されるプロセスデータを参照)。

管理コンソールを使用して設定パラメーターの値を設定するには、管理コンソールでホーム/サービス/アプリケーションおよびサービス/サービスの管理/[service name] をクリックし、「設定」タブをクリックします。

設定パラメーターの値の指定について詳しくは、アプリケーションおよびサービス管理ヘルプおよび「サービス設定の編集」を参照してください。