Assembler

プロセスで PDF ドキュメントを操作できるようにします。PDF の操作は、DDX ファイルのコマンドに従って実行されます(『DDX Reference』を参照)。

Assembler サービスの使用について詳しくは、『Adobe LiveCycle ES3 サービスリファレンス』を参照してください。

Assembler DDX Editor

操作で DDX エレメントをリテラル値として使用するには、Assembler DDX Editor ダイアログボックスを使用します。さまざまな DDX エレメントを含む XML 形式のテキストを入力します。DDX エレメントには、Assembler からの必要なドキュメントについて記述されています。Assembler DDX Editor ダイアログボックスで入力できる XML ヘッダー、DDX ルートおよび結果ブロックの例を次に示します。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> 
<DDX xmlns="http://ns.adobe.com/DDX/1.0/" > 
    <!-- example  of a DDX result block --> 
    <PDF result="out.pdf"> 
        <PDF source="in1.pdf"/> 
    </PDF 
</DDX>

DDX エレメントおよび DDX コマンドの使用について詳しくは、『DDX Reference』を参照してください。

Rights Management および Assembler

Assembler サービスの機能の 1 つとして、複数の PDF ドキュメントを 1 つの PDF ドキュメントまたは PDF ポートフォリオに結合できます。DDX ファイルを使用して、PDF ドキュメントまたは PDF ポートフォリオの内容について記述します。

Rights Management サービスを使用すると、PDF ドキュメントにポリシーを適用してロックできます。DDX ファイルで 1 つの PDF ドキュメントを変更する場合は、ドキュメントをアセンブルした後で、ドキュメントにポリシーを適用します。DDX で PDF ポートフォリオを作成または変更する際に、ロックされた PDF ドキュメントをパッケージファイルとして追加する場合は、<PackageFiles source> エレメントを使用して、ロックされた PDF ドキュメントを含めます。<PackageFiles source> エレメントは、ポートフォリオに PDF 以外のドキュメントを含める場合にも使用します。

<PackageFiles source> エレメントまたは <File> 子エレメントに .pdf ファイル拡張子が含まれていることを確認してください。ファイル拡張子が含まれていないと、ファイルが PDF 表示アプリケーション(Adobe Reader など)で開きません。

PDF ポートフォリオまたはパッケージの作成について詳しくは、『Adobe LiveCycle ES3 サービスリファレンス』の Assembler サービスのトピックおよび『DDX Reference』を参照してください。

invokeDDX 操作

入力ドキュメントの指定したマップに対して DDX ファイルを実行し、操作された PDF ドキュメントを返します。

General プロパティグループと Route Evaluation プロパティグループについて詳しくは、共通の操作プロパティを参照してください。

Input プロパティ

入力 DDX ファイル、オプションのドキュメントおよび環境値を指定するプロパティです。

Input DDX Document

呼び出す DDX ファイルを表す document 値です。

リテラル値を指定する場合は、次のボタンを使用して、DDX ファイルの内容を指定できます。

省略記号ボタン
Select Asset ダイアログボックスを表示します(Select Asset についてを参照)。

編集ボタン
Assembler DDX Editor ダイアログボックスを表示し、そこで DDX エレメントを直接入力し、「OK」をクリックします(Assembler DDX Editorを参照)。XML ヘッダー、DDX ルートおよび結果ブロックの例を次に示します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> 
<DDX xmlns="http://ns.adobe.com/DDX/1.0/" > 
 
    <!-- example  of a DDX result block --> 
    <PDF result="out.pdf"> 
        <PDF source="in1.pdf"/> 
        <PDF source="in2.pdf"/> 
    </PDF 
</DDX>

また、テンプレート値を使用し、DDX エレメントを直接ダイアログボックスに入力することもできます。この方法は、DDX エレメントをプロセス変数として渡す場合にテスト目的で使用するのに便利です。

Input Document Map

(オプション)DDX ファイルに従って操作するドキュメントを表す map 値です。キーは、DDX ファイルで参照される論理名です。各キーは、document 値または document を含む list 値を参照できます。

マップまたはリストからの値の取得について詳しくは、データコレクション内のデータへのアクセスを参照してください

リテラル値を指定する場合は、DDX キーと各キーが参照する document 値を追加できます。DDX キーについては、次のボタンを使用して、キーを追加および削除できます。

緑のプラス記号。Add A List Entry:
DDX キーをリストに追加します。

赤い「X」。Delete Selected List Entry:
DDX キーをリストから削除します。

選択した各 DDX キーについては、次のボタンを使用して、ドキュメントを表す値を追加、移動および削除できます。

緑のプラス記号。Add A List Entry:
ドキュメントエントリをリストに追加します。

赤い「X」。Delete Selected List Entry:
ドキュメントエントリをリストから削除します。

青い上向きの矢印Move Selected List Entry Up One Row:
選択したドキュメントエントリをリスト内で上に移動します。リストの順序によって、使用されるドキュメントエントリの順序が決定されます。

青色の下向き矢印。Move Selected List Entry Down One Row:
選択したドキュメントエントリをリスト内で下に移動します。

Environment

(オプション)DDX の処理中に使用する環境オプションを指定する AssemblerOptionSpec 値です。

リテラル値を指定する場合は、次の値を指定します。

Job Log Level:
この操作のログレベルを設定します。デフォルト値は INFO です。次の値を使用できます。
  • OFF:サーバーのメッセージのログ記録を無効にします。

  • SEVERE:重大なエラーを示すメッセージのみをログに記録します。

  • WARNING:問題の可能性を示すメッセージおよび重大なエラーを示すメッセージをログに記録します。

  • INFO:情報提供を目的としたメッセージ、問題の可能性示すメッセージおよび重大なエラーを示すメッセージをログに記録します。

  • CONFIG:静的設定メッセージのみをログに記録します。

  • FINE:トレース情報をログに記録します。

  • FINER:詳細なトレース情報のログです。

  • FINEST:非常に詳細なトレース情報のログです。

注意: FINE、FINER および FINEST を使用すると、サーバーのパフォーマンスに悪影響を与えます。これらはデバッグ目的でのみ使用します。

Validate Only:
DDX ジョブが検証のみのテスト(つまり、Assembler サービスが DDX を実行せずに検証のみを行う)かどうかを設定します。True 値は、検証のみのテストであることを示します。デフォルト値は False です。この値は、Assembler サービスが DDX を検証して実行することを示します。

Fail On Error:
例外またはエラーが発生した場合に DDX ジョブを即座に終了し、他のすべての結果ブロックの処理を停止するかどうかを指定します。False 値は、例外またはエラーの発生に関係なく、ジョブの処理を続行することを示します。例外には、AssemblerResult 値からの throwables データ項目の出力としてアクセスできます。例外を表すエラーは、jobLog データ項目のログファイルで確認できます。デフォルト値の True は、DDX ジョブを即座に終了することを示します。ただし、スローされた例外をプロセスでキャッチする場合は、AssemblerResult 値の jobLog データ項目から例外にアクセスできます。

Default Style:
設定するデフォルトのフォントスタイルです。フォントスタイルは、DDX リッチテキストエレメントのフォント属性と同じ "<font-style> <font-weight> <font-size>/<line-height> <font-family-specifier>" という形式です。デフォルトのスタイルを指定しない場合は、"normal normal 12pt 'Minion Pro'" が使用されます。

First Bates Number:
ベイツナンバリングに使用する最初の数値です。デフォルト値はありません。

Output プロパティ

出力ドキュメントを指定するプロパティです。

抽出された添付ファイル(パッケージファイル)が出力に含まれる場合は、[filename of source document]_attach.[page of attachment].[index of attachment on a page] という命名スキームを使用して、各添付ファイルの一意の名前が作成されます。

  • [file name of source document] は、次のルールに基づいています。

    • ソースドキュメントのファイル名です。URL を指定した場合は、URL の最後のスラッシュの後の最後のセグメントが使用されます。たとえば、http://www.adobe.com/go/ABC.pdf という URL を使用した場合、ABC.pdf というファイル名が使用されます。

    • プロセス URI を使用した場合は、最後の # 文字の後の部分が名前に使用されます。たとえば、process:///process_data/@doc1#doc1.pdf というプロセス URI を使用した場合、doc1.pdf というファイル名が使用されます。

    • DDX ファイルの PDF source 属性の最後のパスセグメントからのドキュメント名です。

  • [page of attachment] は、添付ファイルが表示されるソースドキュメントのページ番号です。たとえば、添付ファイルが 7 ページ目に表示される場合、値は 0007 になります。

  • [index of attachment on page] は、添付ファイルのインデックスです。この値は、複数の添付ファイルが同じページに表示される場合に重要になります。たとえば、同じページに表示される添付ファイルが 2 つある場合、最初の添付ファイルは 0001 という値になり、2 番目の添付ファイルは 0002 という値になります。

たとえば、PDF123.pdf という名前のソースドキュメントの最初のページに添付ファイルが 2 つあり、3 ページ目に添付ファイルが 1 つある場合、添付ファイルの名前は、それぞれ PDF123.pdf_attach.0001.0001、PDF123.pdf_attach.0001.0002 および PDF123.pdf_attach.0003.0001 になります。

Assembler Result

返されたドキュメントと DDX の結果を保存する場所です。データタイプは AssemblerResult です。

Exceptions

この操作では、OperationException 例外がスローされる場合があります。

invokeDDXOneDocument 操作

指定した 1 つのドキュメントのみに対して DDX ファイルを実行し、操作された PDF ドキュメントを返します。

General プロパティグループと Route Evaluation プロパティグループについて詳しくは、共通の操作プロパティを参照してください。

Input プロパティ

入力 DDX ファイル、DDX ファイルを使用して操作するドキュメントおよび環境値を指定するプロパティです。

Input DDX Document

呼び出す DDX ファイルを表す document 値です。この操作を使用して操作できるドキュメントが 1 つだけの場合、ドキュメントの論理名は inDoc になります。DDX ファイルの PDF source 属性は、値が inDoc である必要があります。以下に例を紹介します。

<PDF source="inDoc"/>

リテラル値を指定する場合は、次のボタンを使用して、DDX ファイルの内容を指定できます。

省略記号ボタン
Select Asset ダイアログボックスを表示します(Select Asset についてを参照)。

編集ボタン
Assembler DDX Editor ダイアログボックスを表示し、そこで DDX エレメントを直接入力し、「OK」をクリックします(Assembler DDX Editorを参照)。XML ヘッダー、DDX ルートおよび結果ブロックの例を次に示します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> 
<DDX xmlns="http://ns.adobe.com/DDX/1.0/" > 
 
    <!-- example  of a DDX result block --> 
    <PDF result="out.pdf"> 
        <PDF source="inDoc"/> 
</DDX>

また、テンプレート値を使用し、DDX エレメントを直接ダイアログボックスに入力することもできます。この方法は、DDX エレメントをプロセス変数として渡す場合にテスト目的で使用するのに便利です。

Input Document

(オプション)DDX ファイルに従って操作するドキュメントを表す document 値です。ドキュメントのデフォルトの論理名は inDoc です。

リテラル値を指定する場合は、省略記号ボタン をクリックして、Select Asset ダイアログボックスを表示します(Select Asset についてを参照)。

Environment

(オプション)DDX の処理中に使用する環境オプションを指定する AssemblerOptionSpec 値です。

リテラル値を指定する場合は、次の値を指定します。

Job Log Level:
この操作のログレベルを設定します。デフォルト値は INFO です。次の値を使用できます。
  • OFF:サーバーのメッセージのログ記録を無効にします。

  • SEVERE:重大なエラーを示すメッセージのみをログに記録します。

  • WARNING:問題の可能性を示すメッセージおよび重大なエラーを示すメッセージをログに記録します。

  • INFO:情報提供を目的としたメッセージ、問題の可能性示すメッセージおよび重大なエラーを示すメッセージをログに記録します。

  • CONFIG:静的設定メッセージのみをログに記録します。

  • FINE:トレース情報をログに記録します。

  • FINER:詳細なトレース情報のログです。

  • FINEST:非常に詳細なトレース情報のログです。

注意: FINE、FINER および FINEST を使用すると、サーバーのパフォーマンスに悪影響を与えます。これらはデバッグ目的でのみ使用します。

Validate Only:
DDX ジョブが検証のみのテスト(つまり、Assembler サービスが DDX を実行せずに検証のみを行う)かどうかを設定します。True 値は、検証のみのテストであることを示します。デフォルト値は False です。この値は、Assembler サービスが DDX を検証して実行することを示します。

Fail On Error:
例外またはエラーが発生した場合に DDX ジョブを即座に終了し、他のすべての結果ブロックの処理を停止するかどうかを指定します。False 値は、例外またはエラーの発生に関係なく、ジョブの処理を続行することを示します。デフォルト値の True は、DDX ジョブを即座に終了することを示します。

Default Style:
設定するデフォルトのフォントスタイルです。フォントスタイルは、DDX リッチテキストエレメントのフォント属性と同じ "<font-style> <font-weight> <font-size>/<line-height> <font-family-specifier>" という形式です。デフォルトのスタイルを指定しない場合は、"normal normal 12pt 'Minion Pro'" が使用されます。

First Bates Number:
ベイツナンバリングに使用する最初の数値です。

Output プロパティ

出力ドキュメントを指定するプロパティです。

Output Document

返されたドキュメントを保存する場所です。データタイプは document です。

Exceptions

この操作では、OperationException 例外がスローされる場合があります。

Assembler の例外

Assembler サービスでは、スローされる例外イベントに対して次の例外が発生します。

OperationException

invokeDDX 操作 操作中または invokeDDXOneDocument 操作 操作中にエラーが発生した場合にスローされます。

注意: OperationException 例外を受け取るには、例外データを格納するように定義した変数が 150 文字以上格納できることを確認します。