sendToPrinter 操作

PostScript ファイルなどのドキュメントを、指定したプリンタープロトコルを使用して印刷します。

Archive ウィザードを使用すると、この操作をプロセスに追加できます(Archive ウィザードを使用したプロセスの結果の保持を参照)。

例えば、アプリケーションでデータファイルのレコードをフォームデザインとマージし、PostScript ファイルを生成する必要があるとします。PostScript ファイルがプリンターに送信されます。sendToPrinter 操作を使用して、生成された出力をプリンターに送信します。

General プロパティグループと Route Evaluation プロパティグループについて詳しくは、共通の操作プロパティを参照してください。

Input プロパティ

ドキュメントと出力先を指定するプロパティです。

Input Document:

指定したプリンターに送信するドキュメント出力を表す document 値。PDF ドキュメントを印刷する場合、この操作を使用するには、PDF ドキュメントをフラット化する必要があります。

リテラル値を指定する場合は、省略記号ボタン をクリックして、Select Asset ダイアログボックスを開きます(Select Asset についてを参照)。

Printer Protocol

(オプション)使用するプリンタープロトコルを表す PrinterProtocol 値。

リテラル値を指定する場合、次のいずれかの値を選択します。

CUPS:
間接的にプリントサーバーにアクセスする方式です。有効なプリントサーバーを指定する必要があります。

DirectIP:
インターネットプロトコルを使用して、デフォルトポート 9100 を使用するプリントサーバーに直接アクセスする方式です。有効なプリントサーバーを指定する必要があります。

LPD:
指定した名前のプリンターにプリントサーバー経由で間接的にアクセスする方式です。有効なプリントサーバーとプリンターを指定する必要があります。

SharedPrinter:
指定した名前のプリンターに直接アクセスする方式です。有効なプリンター名を指定する必要があります。
注意: LiveCycle サーバーが Windows 2008 上で実行され、PDF Generator サービスがデプロイ済みのときは、sendToPrinter 操作に Shared Printer プロトコルを使用することはできません。CIFS または DirectIP などの代替プロトコルを使用してください。

CIFS:
Common Internet File System(CIFS)印刷プロトコルを使用して、プリンターまたはプリントサーバーに直接アクセスする方式です。CIFS をプロトコルとして使用する場合、Server URI プロパティでプリンターまたは共有プリンターキューの Universal Naming Convention(UNC)名を指定する必要があります。

CIFS プロトコルを使用する場合にネットワークプリンターを認証するには、Trust Store にパスワードの秘密鍵証明書を追加する必要があります。プリンターの URL(//print-server.domain.com/printer など)を秘密鍵証明書名として使用します。秘密鍵証明書はプリンターの認証に使用するユーザー名とパスワードを定義しています。秘密鍵証明書の作成について詳しくは、証明書と秘密鍵証明書の管理を参照してください。同じ秘密鍵証明書を共有するプリンターが多数あるドメインでは、Trust Store のエイリアスとしてドメインのネットワークパスも指定できます。これにより、ドメイン内で同じ秘密鍵証明書を共有している複数のプリンターに対してそのエイリアスを使用できるようになります。Output サービスでは、URI が ¥¥print-server.domain.name.com¥printer であるプリンターの秘密鍵証明書を検索します。このとき、Trust Store のエイリアスを次の順序で参照します。

\\print-server.domain.name.com\printer 
\\print-server.domain.name.com  
\\domain.name.com  
\\name.com 
\\com 
\\

Server URI

(オプション)使用するプリントサーバーの URI を表す string 値。LPD、CUPS、Direct IP、CIFS の各プリンタープロトコルで使用します。LiveCycle サーバーがプリントサーバーにアクセスできる必要があります。

CIFS を使用する場合、UNC 名(//sharedqueue/printername や /sharedqueue など)を使用します。

Printer Name

(オプション)指定したプリントサーバーにある特定のプリンターの名前を表す string 値。この値は、Printer Protocol プロパティを SharedPrinter または LPD に設定した場合に使用します。

Exceptions

この操作では OutputException 例外がスローされる可能性があります。