イベントタイプ

* 9.5 の新機能 *

イベントタイプは、発生する可能性のある状況の定義です。各イベントタイプには一意の識別名が設定されています。イベントタイプはサーバー上でアクティブまたは非アクティブに設定され、アクティブ状態の場合のみ使用できます。使用できるイベントタイプは次のとおりです。

  • サービス定義イベント:イベントはサービスにより実行されます。サービスがアクティブ状態の時に Events ビューで表示されます。

  • カスタムイベント:このイベントタイプは Workbench を使用して作成できます。既存のイベントタイプがプロセスの要件を満たさない場合、イベントタイプを作成すると便利です。

実行時にイベントが発生する場合、イベントタイプを使用してイベントの発生に関する通知の送信(イベントのスロー)や通知の受信(イベントの受信または取得)を行うことができます。

イベント通知にはデータが添付されていて、イベントに関する情報がイベントのスロー元から受信者に伝達されます。イベントのデータには 2 種類あります。

イベントデータ:
イベント受信者が意思決定のために使用する、個々のデータの小さな集合です。

イベントメッセージデータ:
非同期イベントのペイロードはより大きな XML データの形をとります。通常、このデータはプロセスの途中で変更することができません。理由としては、このデータがレコードのドキュメントであるか、またはプロセスで XML ドキュメント構造の検証が必要であることがあげられます。例えば、会社の内部発注プロセスにおいて、発注の承認が必要な場合、イベントがスローされるものとします。イベントメッセージデータは、承認が必要な元の発注フォームとなります。