PDFSignatureVerificationResult

Signature サービスが提供する Verify PDF Signature 操作(非推奨) 操作の結果を格納するために使用される複雑なデータ型です。署名の検証ステータスなど、PDF ドキュメントへの署名に使用される署名に関する情報が含まれています。

Xpath 式を使用してアクセスできるデータについて詳しくは、データ項目を参照してください。

データ項目

PDFSignatureVerificationResult 変数に格納されるデータ項目です。

certPaths

証明書パス、証明書パスの検証ステータスに関する情報、および考えられる失敗原因を表す signerCertificatePath 値です。

signerCertificatePath 変数には、次の値が含まれます。

CertificateDER
証明書の byte 値の list です。各証明書は DER エンコーディングで表されます。

FailureReason
PathValidationFailureReason 値は、パスが有効でない理由を示します。次の文字列値を指定できます。
  • CERTIFICATE_EXPIRED:パスは、証明書の有効期限が切れているため無効です。

  • IDENTRUS_OCSP_COMPLIANCE_FAILED:パスは、IdenTrust OCSP 準拠の検証に失敗したため無効です。

  • IDENTRUS_SIGNING_COMPLIANCE_FAILED:パスは、Identrus 準拠の検証に失敗したため無効です。

  • INCORRECT_SIGNATURE:パスは、証明書の署名が正しくないため無効です。

  • INVALID_BASIC_CONSTRAINTS:パスは、無効な基本制約が使用されたため無効です。

  • INVALID_KEY_USAGE:パスは、無効なキーが使用されたため無効です。

  • INVALID_NAME_CONSTRAINTS:パスは、無効な基本制約が使用されたため無効です。

  • INVALID_POLICY_CONSTRAINTS:パスは、無効なポリシー制約が存在するため無効です。

  • INVALID_POLICY_MAPPINGS:パスは、無効なポリシーマッピングが存在するため無効です。

  • MISSING_BASIC_CONSTRAINTS:パスは、基本制約が見つからないため無効です。

  • NO_FAILURE:パスは有効です。

  • PATH_LEN_CONSTRAINT_NOT_SATISFIED:パスは、長さの制約が有効でないため無効です。

  • PATH_NOT_TRUSTED:パスは、信頼されないため無効です。

  • UNKNOWN_REASON:パスは、不明な理由により無効です。

  • UNSUPPORTED_CRITICAL_EXTENSION:パスは、サポートされていない重要な拡張が存在するため無効です。

contactInfo

署名者の連絡先情報が含まれている string 値です。

dateSigned

PDF ドキュメントが署名された日付を表す date 値です。

legalAttestations

PDF ドキュメント内の署名に関連付けられている法的証明を表す string 値です。

ドキュメントは、認証されると、特定の種類のコンテンツについて自動的にスキャンされます。表示されるドキュメントコンテンツを不明確にしたり紛らわしくする可能性のあるコンテンツの種類があります。例えば、注釈により、認証される対象を把握するために重要なページ上のテキストが隠れてしまう場合があります。スキャン処理により、こうした種類のコンテンツの存在を示す警告が生成されます。この値では、警告を生成したコンテンツに関する追加の説明を提供します。

location

署名者の場所を表す string 値です。

numRevisions

署名のリビジョン数を表す long 値です。

permissions

署名を無効にすることなく、PDF ドキュメントで実行できるアクションを表す DFSignatureVerificationResult 値です。

policyQualifierList

ポリシー修飾子が含まれている list 値です。

reason

PDF ドキュメントが署名された理由を表す string 値です。

revision

署名のリビジョンを表す int 値です。

signatureStatus

署名のステータスを表す PDFSignatureStatus 値です。有効な文字列値を次に示します。

Invalid:
署名が無効です。署名の対象となるドキュメントのリビジョンに変更が加えられています。

Unknown:
署名のステータスが不明です。署名されたコンテンツに対する署名の検証は実行されませんでした。

ValidAndModified:
署名は有効ですが、ドキュメントが変更されています。署名の対象となるドキュメントのリビジョンは変更されていませんが、その後ドキュメントに変更が加えられています。

ValidUnmodified:
署名は有効で、ドキュメントは変更されていません。署名の対象となるドキュメントのリビジョンは変更されていません。その後ドキュメントに変更は加えられていません。

signerName

署名者の名前が含まれている string 値です。

signerStatus

署名者が信頼できるかどうかを表す IdentityStatus 値です。次の文字列値を指定できます。

NOTTRUSTED:
証明書が無効であるか、または証明書を信頼されたルートにチェーンして戻せないため、署名者が信頼されないかまたは無効です。

TRUSTED:
証明書が有効であり、信頼されたルートに再チェーンできるので、署名者は信頼できます。

UNKNOWN:
署名者の検証を実行できなかったため、署名者が不明です。

signingDateTimestamped

署名が日付スタンプ付きであるかどうかを示す boolean 値です。値が true の場合、署名は日付スタンプ付きであり、false の場合、署名に日付スタンプは付いていません。

timestamp

タイムスタンプ情報が含まれている byte array 値です。

TSAInfo

署名に関連付けられているタイムスタンプ情報が含まれている string 値です。

TSAStatus

タイムスタンプ局の検証ステータスが信頼できるかどうかを表す IdentityStatus 値です。タイムスタンプは、一定の信頼できる時刻の前に特定のデータが確立されたことを示します。タイムスタンプは、署名者と検証者間の信頼関係を構築するプロセスにも役立ちます。次の文字列値を指定できます。

NOTTRUSTED:
証明書が無効であるか、または証明書を信頼されたルートにチェーンして戻せないため、署名者が信頼されないかまたは無効です。

TRUSTED:
証明書が有効であり、信頼されたルートに再チェーンできるので、署名者は信頼できます。

UNKNOWN:
署名者の検証を実行できなかったため、署名者が不明です。