証明書を使用して PDF ドキュメントを暗号化します。
General プロパティグループと Route Evaluation プロパティグループについて詳しくは、共通の操作プロパティを参照してください。
Input プロパティPDF ドキュメント、証明書暗号化 ID、暗号化パラメーターを指定するプロパティです。
Certificate Encryption Identities証明書暗号化 ID を表す Encryption Identity 値のlistです。証明書 ID は次のいずれかになります。
リテラル値を指定すると、証明書の追加や削除ができます。「Add Identity」をクリックすると、新しい証明書暗号化 ID が「Add Identity」ボタンの下のペインに「Identity」エントリとして追加されます。いずれかの「Identity」エントリで「Remove Identity」をクリックすると、既存の証明書暗号化 ID が削除されます。
注意: 各証明書は「Identity [certificate]」(certificate はリスト内での証明書の位置)の形で表されます。
各「Identity」エントリで、次のオプショングループでオプションを変更します。
- 「Recipient」:
- PDF ドキュメントの暗号化に使用する証明書の場所。デフォルト値はありません。次のいずれかのオプションを選択します。
「Select Alias」:Trust Store にある証明書へのエイリアス。これを選択した場合は、証明書エイリアスの名前を入力します。
Select Certificate File:ネットワーク上の場所またはローカルコンピューターにある証明書を使用するよう指定します。これを選択した場合は、省略記号ボタン をクリックして Open ダイアログボックスを開き、ローカルコンピューターまたはネットワーク上の場所から証明書を選択します。
Select LDAP URI:証明書の場所を指定します。証明書を選択したら、LDAP サーバーの URI を指定します。
- 「Permissions」:
- 暗号化した PDF に追加する権限を指定します。
「Restrict Printer And Editing Of The Document And Its Security Settings」:PDF ドキュメントの変更と印刷の権限を設定します。このオプションを選択すると、証明書を使用して PDF ドキュメントを暗号化するためのデフォルトの権限が上書きされます。
Changes Allowed:暗号化された PDF ドキュメントで可能な変更操作を選択します。デフォルトは Any Except Extracting Pages です。次の有効値のいずれかを選択します。
None:暗号化された PDF ファイルでは変更操作ができません。
Inserting, Deleting, and Rotating Pages:テキストの挿入、削除、ページレイアウトの回転だけができます。
Form Fill and Sign Signature Fields:PDF ファイルでのフィールドの入力とデジタル署名だけができます。
Comments, Form Fill and Sign Signature Fields:コメントの追加、PDF ファイルでのフィールドの入力、PDF ファイルのデジタル署名だけができます。
Any Except Extracting Pages:PDF ページの抽出を除いて PDF ファイルに対するすべての編集ができます。
Printing Allowed:印刷を許可するかどうかを選択します。デフォルトは High Resolution です。次の有効値のいずれかを選択します。
None:PDF ファイルの印刷は許可されません。
High Resolution:高解像度での PDF ファイルの印刷が許可されます。
Low Resolution (150 dpi):低解像度(最大 150 dpi)での PDF ファイルの印刷が許可されます。
Certificate Encryption Option SpecPDF ドキュメントを証明書で暗号化する場合に使用する暗号化の環境設定を表す Certificate Encryption Option Spec 値です。PDF 全体(メタデータと添付ファイルを含む)、PDF のメタデータを除く全体または添付ファイルのみを暗号化できます。
リテラル値を指定する場合は、「PDF Encryption Options」で次のオプションを指定します。
- 「Compatibility」:
- Acrobat と Adobe Reader の以前のバージョンとの互換性です。次のいずれかの値を選択します。
Acrobat 6.0 And Later:PDF ドキュメントの暗号化を 128 ビット RC4 アルゴリズムにより行う Acrobat 6 以降のバージョンと互換性があります。また、許可する操作を細かく指定できます。
Acrobat 7.0 And Later:PDF ドキュメントの暗号化を Advanced Encryption Standard(AES)により行う Acrobat 7 以降のバージョンと互換性があります。
Acrobat 9.0 And Later:PDF ドキュメントの暗号化を FIP 準拠の AES 256 アルゴリズムにより行う Acrobat 9 以降のバージョンと互換性があります。
デフォルトは Acrobat 7.0 And Later です。
- All Document Contents:
- 添付ファイルとメタデータを含む PDF ドキュメント全体を暗号化する場合に選択します。
- All Contents Except Metadata:
- メタデータ以外の PDF ドキュメント全体を暗号化する場合に選択します。このオプションは、「Compatibility」オプションで「Acrobat 6.0 And Later」、「Acrobat 7.0 And Later」または「Acrobat 9.0 And Later」を選択した場合のみ使用できます。
- Attachments Only:
- PDF ドキュメントの添付ファイルのみを暗号化する場合に選択します。このオプションは、「Compatibility」オプションで「Acrobat 7.0 And Later」または「Acrobat 9.0 And Later」を選択した場合のみ使用できます。
Output プロパティ証明書を使用して暗号化された PDF ドキュメントを示す出力値を指定するプロパティです。
Output PDF証明書を使用して暗号化された PDF ドキュメントを保存する場所です。データタイプは document です。
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