HTMLRenderSpec

Forms サービスが提供する 「renderHTMLForm」操作(非推奨)操作の HTML Render Options プロパティを設定するための情報が格納される複雑なデータ型です。

Xpath 式を使用してアクセスできるデータについて詳しくは、データ項目を参照してください。

デフォルトプロパティの設定について詳しくは、データ型固有の設定を参照してください。

データ項目

HTMLRenderSpec 変数に格納されるデータ項目です。

cacheEnabled

Forms サービスでパフォーマンス改善のためにフォームをキャッシュするかどうかを指定する boolean 値です。各フォームは、初回生成後にキャッシュされます。それ以降のレンダリング時には、キャッシュされているフォームがフォームデザインのタイムスタンプよりも新しい場合、フォームはキャッシュから取得されます。値を true に設定した場合、フォームはキャッシュされ、false に設定した場合、フォームは常に新規として生成されます。

charset

出力バイトストリームをエンコードするときに使用される文字セットを表す string 値です。これらの値の一覧については、http://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/guide/intl/encoding.doc.html を参照してください。

customCSSURI

HTML 変換時に作成される内部カスケーディングスタイルシート(CSS)の代わりに使用する CSS の場所を表す string 値です。

FormsIVS ツールを使用してカスタム CSS を作成できます(『LiveCycle ES 3 サービスの Forms に関する節を参照)。

debugEnabled

デバッグレベルログを行うかどうかを指定する boolean 値です。デバッグレベルログを使用すると、デバッグに役立つ追加情報が J2EE アプリケーションサーバーのログファイルに記録されます。値を true に設定した場合、デバッグレベルログが行われ、false に設定した場合、デフォルトレベルのログが行われます。ログのデフォルトレベルはサーバーで設定されます。

digSigCCSURI

HTML フォームで電子署名のユーザーインターフェイス用として使用するカスタムスタイルシートの URI を表す string 値です。LiveCycle サーバーから URI の場所にアクセスできる必要があります。

fontMapURI

フォントマッピングの URI を表す string 値です。

formModel

フォームのレンダリングが行われる場所を表す FormModel 値です。

generateTabIndex

HTML フォーム内のフィールド用にタブインデックスを生成するかどうかを指定する boolean 値です。値を true に設定した場合、レンダリングされた HTML フォーム内の各フィールド用にタブインデックスが作成されます。値を false に設定した場合、レンダリングされた HTML フォーム内の各フィールド用にタブインデックスは作成されません。

HTMLToolbar

HTML フォームに対してレンダリングされるツールバーのタイプを表す HTMLToolbar 値です。

locale

Forms サービスで Web ブラウザーなどのクライアントアプリケーションに検証メッセージを送信するときに使用されるロケールを表す string 値です。値を指定しない場合、LiveCycle サーバーのデフォルトのロケール設定が使用されます。ロケール設定は、管理コンソールで設定されます(Adobe LiveCycle ES3 管理ヘルプを参照)。

使用可能なロケール ID の一覧については、http://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/guide/intl/locale.doc.html を参照してください。

outputType

HTML としてレンダリングされるフォームの表示方法を表す string 値です。値を指定しない場合、LiveCycle サーバーのデフォルトの出力形式設定が使用されます。出力形式設定は、管理コンソールで設定されます(Adobe LiveCycle ES3 管理ヘルプを参照)。次の値を指定できます。

BodyTags:
レンダリングされるページは <BODY> タグでラップされます。

FullHTMLTags:
レンダリングされるページは <HTML> タグでラップされます。

pageNumber

マルチページ HTML フォームに表示される初期ページ番号を表す int 値です。

standAlone

フォームを状態情報なしでレンダリングするかどうかを指定する boolean 値です。この値は、インタラクティブフォームのレンダリングがサーバーで行われ、そのフォーム内の JavaScript コードを実行する必要がある場合に役立ちます。

値を true に設定した場合、フォームデザイン内の JavaScript コードはクライアントで実行されます。LiveCycle サーバーとのインタラクションは不要です。JavaScript コードは、レンダリングされる HTML フォームに埋め込まれます。値を false に設定した場合、フォームは単独でレンダリングされ、状態情報もクライアントの Web ブラウザーで実行される埋め込み JavaScript も伴いません。Forms サービスでは、サーバー側で計算が実行された後にフォームがレンダリングされ、結果がレンダリングされたフォームに結果が表示されます。Forms サービスとのやりとりが要求されるため、オフラインの場合にフォームを使用することはできません。値を true に設定した場合、フォームは状態情報および埋め込み JavaScript とともにレンダリングされます。JavaScript コードはクライアント側でのみ実行され、LiveCycle サーバーとのインタラクションは不要です。また、フォームはオフラインで使用できます。

styleGenerationLevel

レンダリングされた HTML フォームの出力のスタイルを表す StyleGenerationLevel 値です。内部スタイルは CSS スタイルの間隔と位置に使用されます。インラインスタイルは、色、フォント、背景色などの外観スタイルに使用されます。

toolbarURI

フォーム上のカスタムツールバーに必要なカスタムコラテラルの URI を表す string 値です。XML、JS、CSS ファイルなどをカスタムコラテラルとして使用できます。デフォルトのツールバーを使用する場合は、カスタムコラテラルを指定する必要はありません。

XCIURI

レンダリングに使用される XCI ファイルの URI を表す string 値です。

XMLData

Forms サービスで現在の処理状態に基づいてフォームの XML データを生成するかどうかを示す boolean 値です。値を true に設定した場合、XML データは現在の処理状態に基づきます。

データ型固有の設定

HTML フォームのデフォルトフォームとレンダリングオプションを指定するためのプロパティです。

HTML Output Type

レンダリングされるページを完全な HTML タブまたは Body タグのどちらでラップするかを設定します。デフォルト値は <Use Server Default> です。次のいずれかの値を選択します。

<Use Server Default>:
LiveCycle サーバー上で設定されているデフォルトの出力形式設定を使用します。出力形式設定は、管理コンソールで設定されます(Adobe LiveCycle ES3 管理ヘルプを参照)。

Full HTML Tags:
レンダリングされるページは <HTML> タグでラップされます。

Body Tags:
レンダリングされるページは <BODY> タグでラップされます。

Character Set

出力バイトストリームをエンコードするための文字セットを設定します。デフォルト値は <Use Server Default> です。使用する文字セットを選択するか、次の値のいずれかを選択します。

<Use Server Default>:
LiveCycle サーバー上で設定されている文字セット設定を使用します。文字セット設定は、管理コンソールで設定されます(Adobe LiveCycle ES3 管理ヘルプを参照)。

<Use Custom Value>:
リストにない文字セットを使用します。この値を選択した後、リストの横にあるテキストボックスに、使用するエンコーディングセットの正規名(Java.nio API)を入力します。文字セットの一覧については、http://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/guide/intl/encoding.doc.html を参照してください。

Start Page Number

複数ページの HTML フォーム内でレンダリングを開始するページ番号を設定します。ページ番号が 0 の場合、最初のページが 0 ページであることを意味します。デフォルト値は 0 です。

Character Set

出力バイトストリームをエンコードするための文字セットを設定します。デフォルト値は <Use Server Default> です。リストから文字セットを選択するか、次の値のいずれかを選択します。

<Use Server Default>:
LiveCycle サーバー上で設定されている文字セット設定を使用します。文字セット設定は、管理コンソールで設定されます(Adobe LiveCycle ES3 管理ヘルプを参照)。

<Use Custom Value>:
リストにない文字セットを使用します。この値を選択した後、リストの横にあるテキストボックスに、使用するエンコーディングセットの正規名(Java.nio API)を入力します。文字セットの一覧については、http://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/guide/intl/encoding.doc.html を参照してください。

Locale

HTML フォームがレンダリングされるときに、Web ブラウザーなどのクライアントデバイスに検証メッセージを送信するために使用される言語を設定します。デフォルト値は <Use Server Default> です。リストから言語を選択するか、次の値のいずれかを選択します。

<Use Server Default>:
LiveCycle サーバー上で設定されているロケール設定を使用します。ロケール設定は、管理コンソールで設定されます(Adobe LiveCycle ES3 管理ヘルプを参照)。

<Use Custom Value>:
リストにないロケール設定を使用します。この値を選択した後、リストの横にあるテキストボックスで、使用するロケールコードのロケール ID を入力します。サポートされているすべてのロケールコードのリストについては、http://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/guide/intl/locale.doc.html を参照してください。

Cache Form On Server

パフォーマンスを向上させるために、レンダリングされたフォームがサーバー上でキャッシュされるかどうかを設定します。サーバー上のフォームのキャッシュによって、サーバー上でレンダリングされるフォームのパフォーマンスが向上します。フォームデザインに埋め込まれる処理命令。「フォームレンダリングキャッシュを有効にする」オプションでは、キャッシュの実行方法が決定されます。管理コンソールの「フォームレンダリングキャッシュが有効です」オプションの設定について詳しくは、Forms の設定を参照してください。デフォルト値は False です。次のいずれかの値を選択します。

False:
フォームがサーバー上でキャッシュされません。

True:
フォームがサーバー上でキャッシュされます。

Populate XML Data

フォームの現在の処理状態に基づいてフォームから XML データが生成されるかどうかを設定します。デフォルト値は False です。次のいずれかの値を選択します。

True:
フォームの現在の状態に基づいて XML データを生成します。

False:
フォームの状態に基づいて XML データを生成しません。

Stand Alone Rendition

状態情報なしでフォームをレンダリングできるかどうかを設定します。状態情報は、送信のためにユーザーによるサーバーとのやりとりが必要なレンダリングされたフォームに使用されます。デフォルトは False です。次のいずれかの値を選択します。

False:
フォームは単独でレンダリングされ、状態情報もクライアントの Web ブラウザーで実行される埋め込み JavaScript も伴いません。Forms サービスでは、サーバー側で計算が実行された後にフォームがレンダリングされ、結果がレンダリングされたフォームに結果が表示されます。Forms サービスとのやりとりが要求されるため、フォームをオフラインにすることはできません。

True:
状態情報および埋め込み JavaScript とともにフォームがレンダリングされます。JavaScript コードはクライアント側でのみ実行され、LiveCycle サーバーとのインタラクションは不要です。また、フォームはオフラインで使用できます。

Form Model

フォームに埋め込まれているスクリプトの実行場所を設定します。デフォルト値は <Use Form Template Default> です。次のいずれかの値を選択します。

<Use Form Template Default>:
Forms サービスによってフォームデザインがチェックされ、クライアントとサーバーのどちらでレンダリングするかが自動的に判断されます。

<Client Side>:
フォームがクライアントでレンダリングされます。サーバーで実行するスクリプトを使用しません。この値を選択すると、サーバーで実行するスクリプトによって LiveCycle サーバーで警告が生成されます。

<Server Side>:
フォームがサーバーでレンダリングされます。

<Both Server and Client side>:
フォームがサーバーとクライアントの両方でレンダリングされます。

XCI URI

レンダリングに使用する XCI ファイルの URI 位置を設定します。ルートが指定されていない場合、このファイルは LiveCycle EAR ファイルが展開される場所にあると想定されます。例えば、JBoss の自動インストールで、[Install folder]/jboss/server/lc_turnkey/svcdata/XMLFormService フォルダー内のデフォルト XCI ファイルを参照できます。[Install folder] は、LiveCycle がインストールされている場所です。XCI ファイルの作成について詳しくは、Adobe LiveCycle ES3 - Designer 10 ヘルプを参照してください。

Digital Signature CSS URI

C:¥¥customds.css のように、HTML フォームのデジタル署名ユーザーインターフェイスに使用するカスタムスタイルシートの URI を設定します。LiveCycle サーバーから URI の場所にアクセスできる必要があります。

注意: カスタム CSS ファイルを作成するには、Forms-IVS ツールを使用して、提供するフォームデザインと出力形式に基づくカスタム CSS を作成します。

Custom CSS URI

C:¥customcss.css のように、HTML フォームの一部として生成される内部カスケーディングスタイルシートの代わりに使用するカスタムカスケーディングスタイルシートの URI を設定します。フォームデザインを変更する場合は、カスタム CSS ファイルの変更も検討してください。

  • ボタン、テキスト、テキストフィールド、チェックボックスなどの新しい形式のフォームオブジェクトがフォームデザインに追加されます。

  • フォームオブジェクトがフォームデザインから削除されます。

  • ラベルやフィールドなどのフォームオブジェクトを子サブフォームから親サブフォームに移動します。

LiveCycle サーバーから URI の場所にアクセスできる必要があります。

注意: カスタム CSS ファイルを作成するには、Forms-IVS ツールを使用して、提供するフォームデザインと出力形式に基づくカスタム CSS を作成します。

HTML Toolbar

HTML フォームにレンダリングされるツールバーのタイプを設定します。デフォルト値は Disabled です。次のいずれかの値を選択します。

Disabled:
HTML ツールバーは無効です。

Vertical:
HTML ツールバーが垂直位置に表示されます。

Horizontal:
HTML ツールバーが水平位置に表示されます。

HTML Toolbar URI

レンダリングされた HTML の変換に含める HTML ツールバーリソースの URI の場所を設定します。

Generate Tab Index

レンダリングされた HTML フォームの各フィールドのタブインデックスを作成するかどうかを設定します。タブインデックスがある HTML フォームがタブインデックスのない別の HTML ページに埋め込まれる場合、タブの不一致が発生する可能性があります。デフォルト値は True です。次のいずれかの値を選択します。

True:
レンダリングされた HTML フォーム内の各フィールド用にタブインデックスが作成されます。

False:
レンダリングされた HTML フォームの各フィールドにタブインデックスが作成されません。このオプションは、タブインデックスのない別の HTML フォームに HTML フォームを埋め込む場合に使用します。

Style Generation Level

レンダリングされた HTML フォームに出力するスタイルを設定します。内部スタイルは CSS スタイルの間隔と位置に使用されます。インラインスタイルは、色、フォント、背景色などの外観スタイルに使用されます。デフォルト値は Inline And Internal Styles です。次のいずれかの値を選択します。

Inline And Internal Styles:
インライン CSS スタイルと内部 CSS スタイルの両方を使用します。内部スタイルでは、CSS スタイルの間隔と位置を使用します。インラインスタイルでは、色、フォント、背景色などの外観スタイルを使用します。

Only Inline Styles:
カスタム CSS ファイルからインライン CSS スタイルのみを使用します。

No Styles:
インラインまたは内部スタイルで任意の CSS を使用します。