オンライン証明書ステータスプロトコル(OCSP)用のプロパティです。
URL to Consult Option
失効確認を行うときに使用する OCSP サーバーのリストと順序を設定します。デフォルト値は UseAIAInCert です。次のいずれかの値を選択します。
- UseAIAInCert:
- 証明書の Authority Information Access(AIA)拡張で指定されたオンライン証明書ステータスプロトコルサーバーの URL を使用します。AIA 拡張は、証明書の発行者用の認証局(CA)情報とサービスにアクセスする方法を特定するために使用します。
- LocalURL:
- 「OCSP Server URL」オプションで指定された OCSP サーバーの指定済み URL を使用します。
- UseAIAIfPresentElseLocal:
- 証明書(存在する場合)の AIA 拡張で指定された OCSP サーバーの URL を使用します。証明書に AIA 拡張が存在しない場合、「OCSP Server URL」で設定された URL を使用します。
- UseAIAInSignerCert:
- 署名者の証明書の AIA 拡張で指定された OCSP サーバーの URL を使用します。
OCSP Server URL
設定済みの OCSP サーバーの URL を設定します。値は、LocalURL または UseAIAIfPresentElseLocal の値が「URL To Consult Option」にある場合にのみ使用されます。
Revocation Check Style
監視失効ステータスから CRL プロバイダーの証明書の信頼ステータスを確認するために使用する失効確認スタイルを設定します。デフォルト値は CheckIfAvailable です。次のいずれかの値を選択します。
- NoCheck:
- 失効を確認しません。
- BestEffort:
- 可能であれば、すべての証明書の失効を確認します。
- CheckIfAvailable:
- 失効情報が利用できる場合にのみ、すべての証明書の失効を確認します。
- AlwaysCheck:
- すべての証明書の失効を確認します。
Max Clock Skew Time (minutes)
応答時刻とローカル時刻の間の最大許容 Skew(分単位)を設定します。有効な Skew 時間は 0 ~ 2147483647 分です。デフォルト値は 5 分です。
Response Freshness Time (minutes)
事前に生成された OCSP 応答が有効であると見なされるための最長時間(分単位)を設定します。有効な応答有効時間は 1 ~ 2147483647 分です。デフォルト値は 525600 分(1 年)です。
Send Nonce
OCSP 要求で nonce を送信するには、このオプションを選択します。nonce は、時間によって変化するパラメーターです。これらのパラメーターには、タイムスタンプ、Web ページ訪問カウンターまたは特別なマーカーを使用できます。このパラメーターは、ファイルの不正な再生や複製を制限または防止するためのものです。このオプションの選択を解除すると、nonce は要求で送信されません。デフォルトでは、このオプションは選択されています。
Sign OCSP Request
このオプションは、OCSP 要求に署名が必要であることを指定する場合に選択します。このオプションの選択を解除した場合、OCSP 要求に署名は必要ありません。デフォルトでは、このオプションは選択されていません。
Request Signer Credential Alias
署名が有効な場合に OCSP 要求への署名に使用する秘密鍵証明書エイリアスを設定します。
Go Online for OCSP
LiveCycle サーバー上の埋め込み OCSP 応答およびキャッシュされた OCSP 応答にアクセスするには、このオプションを選択します。ネットワークにアクセスして、OCSP チェックのための OCSP 情報を取得できます。サーバー上の OCSP 応答にアクセスする場合、OCSP チェックによって生じるネットワークトラフィックの量が減ります。このオプションを選択解除すると、LiveCycle サーバーにアクセスして OCSP チェックが実行されます。デフォルトでは、このオプションは選択されています。
Ignore Validity Dates
このオプションは、OCSP 応答の thisUpdate および nextUpdate の時間を使用する場合に選択します。応答の thisUpdate および nextUpdate の時間を無視すると、応答の有効性に悪影響が出るのを防ぐことができます。thisUpdate および nextUpdate の時間は、HTTP または LDAP を使用して外部ソースから取得され、失効情報ごとに異なる場合があります。このオプションの選択を解除すると、thisUpdate および nextUpdate の時間は無視されます。デフォルトでは、このオプションは選択されていません。
Allow OCSP NoCheck Extension
このオプションは、応答署名証明書で OCSPNoCheck 拡張を許可する場合に選択します。OCSPNoCheck 拡張は、OCSP レスポンダの証明書に含めて、検証プロセスで無限ループが発生しないようにすることができます。このオプションを選択解除すると、OCSPNoCheck 拡張は許可されません。デフォルトでは、このオプションは選択されています。
Require OCSP ISIS-MTT CertHash Extension
このオプションは、証明書の公開鍵ハッシュ(CertHash)拡張が OCSP 応答に必要であることを指定する場合に選択します。この拡張は、SigQ 検証に必要です。SigQ への準拠には、OCSP レスポンダの証明書に CertHash 拡張が必要です。このオプションは、SigQ への準拠とサポートされている OCSP レスポンダの処理時に選択します。このオプションの選択を解除した場合、OCSP 応答に CertHash 拡張は必要ありません。デフォルトでは、このオプションは選択されていません。