PDF Generator を LiveCycle の一部としてインストールしている場合は、次のタスクを実行します。
5.3.1 環境変数PDF Generator モジュールをインストールして、ファイルを PDF に変換するように設定した場合、一部のファイル形式については、環境変数を手動で設定して、対応するアプリケーションの起動に使用する実行ファイルの絶対パスを含める必要があります。次の表に、インストールされたネイティブアプリケーション用の環境変数の一覧を示します。
注意: すべての環境変数とそれぞれのパスでは、大文字と小文字が区別されます。
アプリケーション
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環境変数
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例
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Adobe Acrobat
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Acrobat_PATH
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C:¥Program Files (x86)¥Adobe¥Acrobat 10.0¥Acrobat¥Acrobat.exe
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Adobe FrameMaker®
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FrameMaker_PATH
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C:¥Program Files (x86)¥Adobe¥FrameMaker7.1¥FrameMaker.exe
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メモ帳
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Notepad_PATH
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C:¥WINDOWS¥notepad.exe
Notepad_PATH 変数は空欄でかまいません。
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OpenOffice
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OpenOffice_PATH
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C:¥Program Files (x86)¥OpenOffice.org 3
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Adobe PageMaker®
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PageMaker_PATH
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C:¥Program Files (x86)¥Adobe¥PageMaker 7.0¥PageMaker.exe
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WordPerfect
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WordPerfect_PATH
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C:¥Program Files (x86)¥WordPerfect Office 12¥Programs¥wpwin12.exe
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Adobe Photoshop®
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Photoshop_PATH
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C:¥Program Files (x86)¥Adobe¥Adobe Photoshop CS4¥Photoshop.exe
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注意: 環境変数 OpenOffice_PATH は、実行ファイルではなく、インストールフォルダーのパスに設定します。
Word、PowerPoint、Excel、Visio、Project などの Microsoft Office アプリケーションまたは AutoCAD のパスを設定する必要はありません。これらのアプリケーションがサーバーにインストールされている場合は、Generate PDF サービスが自動的にこれらのアプリケーションを起動します。
新しい Windows 環境変数の作成スタート/コントロールパネル/システムを選択します。
「詳細設定」タブをクリックして、「環境変数」をクリックします。
「システム環境変数」セクションで、「新規」をクリックします。
設定が必要な環境変数の名前(例えば、 Photoshop_PATH など)を入力します。このフォルダーは、実行ファイルを含むフォルダーです。例えば、次のパスを入力します。 D:\Program Files\Adobe\Adobe Photoshop CS4\Photoshop.exe
Linux または UNIX での PATH 変数の設定(OpenOffice のみ)次のコマンドを実行します。
export OpenOffice_PATH=/opt/openoffice.org3
5.3.2 HTTP プロキシサーバーを使用するようにアプリケーションサーバーを設定LiveCycle が実行されているコンピューターが、プロキシ設定を使用して外部 Web サイトにアクセスしている場合、アプリケーションサーバーは、次の値を Java 仮想マシン(JVM)引数として設定して起動する必要があります。
-Dhttp.proxyHost=[server host]
-Dhttp.proxyPort=[server port]
アプリケーションサーバーを HTTP プロキシホスト設定で起動するには、次の手順を完了します。
WebLogic が実行されている場合は停止します。
コマンドラインから、[WL_HOME]¥user_projects¥[appserverdomain]¥bin ディレクトリ内の startWebLogic スクリプトを編集します。
次のテキストをスクリプトファイルに追加します。
ファイルを保存して閉じ、WebLogic を再起動します。
5.3.3 Adobe PDF プリンターをデフォルトのプリンターとして設定Adobe PDF プリンターを、サーバーのデフォルトプリンターに設定する必要があります。Adobe PDF プリンターがデフォルトとして設定されていない場合、PDF Generator ではファイルを変換できません。
デフォルトプリンターの設定スタート/プリンターと FAX を選択します。
プリンターと FAX ウィンドウで、「Adobe PDF」を右クリックし、「通常使うプリンターに設定」を選択します。
5.3.4 Acrobat Professional の設定(Windows ベースのコンピューターのみ)注意: この手順は、LiveCycle のインストールを完了後に Acrobat へのアップグレードまたは Acrobat のインストールを行った場合にのみ必要です。Acrobat のアップグレードは、Configuration Manager を実行してアプリケーションサーバーに LiveCycle をデプロイした後に実行できます。Acrobat Professional のルートディレクトリは、[Acrobatroot] と表記します。通常、ルートディレクトリは C:¥Program Files¥Adobe¥Acrobat 10.0¥Acrobat です。
PDF Generator で使用するための Acrobat の設定Acrobat の以前のバージョンがインストールされている場合、Windows コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」を使用して Acrobat をアンインストールします。
インストーラーを実行して Acrobat X Pro をインストールします。
LiveCycle インストールメディアの additional\scripts フォルダーに移動します。
次のバッチファイルを実行します。
Acrobat_for_PDFG_Configuration.bat [LiveCycle root]/pdfg_config
Acrobat を開き、ヘルプ/アップデートの有無をチェック/環境設定を選択します。
「自動的に新しいアップデートを確認する」を選択解除します。
Acrobat のインストールの検証システム上の PDF ファイルに移動し、そのファイルをダブルクリックして Acrobat で開きます。PDF ファイルが正常に開いた場合は、Acrobat が正しくインストールされています。
PDF ファイルを正しく開くことができない場合は、Acrobat をアンインストールしてから再インストールします。
注意: Acrobat のインストール完了後に表示される Acrobat のすべてのダイアログボックスを閉じてから、Acrobat の自動アップデートを無効化してください。環境変数 Acrobat_PATH を、Acrobat.exe を指すように設定してください(例えば、C:¥Program Files¥Adobe¥Acrobat 10.0¥Acrobat¥Acrobat.exe)。
ネイティブアプリケーションサポートの設定前の手順で説明したように、Acrobat をインストールして検証します。
Adobe PDF プリンターをデフォルトのプリンターとして設定します。
5.3.5 マルチスレッドファイル変換のユーザーアカウントの設定デフォルトでは、PDF Generator は、一度に 1 つの OpenOffice、Microsoft Word または PowerPoint ドキュメントのみを変換できます。マルチスレッド変換を有効にすると、OpenOffice または PDFMaker の複数のインスタンスを起動して PDF Generator で同時に複数のドキュメントを変換できます(PDFMaker は、Word 文書と PowerPoint ドキュメントの変換に使用されます)。
注意: マルチスレッドファイル変換は、Microsoft Word 2007 および Microsoft PowerPoint 2007 のみでサポートされています。Microsoft Excel 2003 および Microsoft Excel 2007 ではサポートされていません。
マルチスレッドファイル変換を有効にする必要がある場合は、LiveCycle のドキュメントから入手可能な『インストールの準備』または『アップグレードの準備』の「マルチスレッドファイル変換の有効化」の節で説明されているタスクを実行する必要があります。
Linux および Solaris ユーザーの場合、ユーザーを作成して、パスワードプロンプトが表示されないようにシステムを設定する必要があります。次の項では、ユーザーを作成し、追加の設定を行う方法の概要について説明します。
5.3.5.1 ユーザーアカウントの追加管理コンソールで、サービス/LiveCycle PDF Generator ES3/ユーザーアカウントをクリックします。
「追加」をクリックし、LiveCycle サーバー上での管理者権限を持つユーザーのユーザー名とパスワードを入力します。OpenOffice のユーザーを設定する場合は、最初に表示される OpenOffice のアクティベート用のダイアログを閉じます。
注意: OpenOffice のユーザーを設定する場合、OpenOffice のインスタンス数を、この手順で指定したユーザーアカウント数よりも大きくすることはできません。
LiveCycle サーバーを再起動します。
5.3.5.2 Linux または Solaris での OpenOffice に必要な追加設定上記の説明に従って、ユーザーアカウントを追加します。
/etc/sudoers ファイルで、追加のユーザー(LiveCycle サーバーを実行する管理者以外)のエントリを追加します。例えば、ユーザーを lcadm、サーバーを myhost として LiveCycle を実行している場合、user1 および user2 として動作させるには、/etc/sudoers に次のエントリを追加します。 lcadm myhost=(user1) NOPASSWD: ALL
lcadm myhost=(user2) NOPASSWD: ALL
この設定により、lcadm は、ホスト myhost において user1 または user2 として、パスワードの入力を求められることなくすべてのコマンドを実行できるようになります。
ユーザーアカウントの追加で追加したすべてのユーザーが LiveCycle サーバーに接続できるようにします。例えば、user1 というローカルユーザーに LiveCycle サーバーに接続する権限を許可するには、次のコマンドを使用します。
詳しくは、xhost コマンドのドキュメントを参照してください。
サーバーを再起動します。
5.3.6 PDF Generator へのフォントの追加LiveCycle にはフォントの中央リポジトリがあり、すべての LiveCycle モジュールがアクセスできます。サーバー上の LiveCycle 以外のアプリケーションで、追加フォントを使用できるように設定します。これにより、PDF Generator では、そのアプリケーションを使用して作成された PDF ドキュメントで追加フォントを使用できるようになります。
注意: 指定したフォントフォルダーに新しいフォントを追加したら、アプリケーションサーバーを再起動します。
5.3.6.1 LiveCycle 以外のアプリケーション次のリストには、PDF Generator でサーバー側の PDF 生成に使用できる LiveCycle 以外のアプリケーションが含まれています。
Windows 専用アプリケーションMicrosoft Office Word
Microsoft Office Excel
Microsoft Office PowerPoint
Microsoft Office Project
Microsoft Office Visio
Microsoft Office Publisher
AutoDesk AutoCAD
Corel WordPerfect
Adobe Photoshop CS
Adobe FrameMaker
Adobe PageMaker
Adobe Acrobat Professional
マルチプラットフォームアプリケーションOpenOffice Writer
OpenOffice Calc
OpenOffice Draw
OpenOffice Impress
注意: これらのアプリケーションの他にも、各ユーザーが追加したアプリケーションが含まれている場合があります。
上記のアプリケーションのうち OpenOffice スイート(Writer、Calc、Draw および Impress)は、他のアプリケーションが Windows にのみ対応しているのに対して、Windows、Solaris および Linux プラットフォームに対応しています。
5.3.6.2 Windows 専用アプリケーションへの新しいフォントの追加上記のすべての Windows 専用アプリケーションでは、C:¥Windows¥Fonts(または同等の)フォルダーにあるすべてのフォントにアクセスできます。これらのアプリケーションには、C:¥Windows¥Fonts に加えて、それぞれ固有のフォントフォルダーが存在する場合があります。
このため、LiveCycle フォントディレクトリにカスタムフォントを追加する場合、C:¥Windows¥Fonts(または同等の)フォルダーにそのフォントをコピーして、Windows 専用のアプリケーションでもこれらのフォントを使用できるようにする必要があります。
カスタムフォントの使用に際しては、使用許諾契約に基づくライセンスを取得して、そのフォントにアクセスするアプリケーションでの使用が許可されている必要があります。
5.3.6.3 その他のアプリケーションへの新しいフォントの追加他のアプリケーションに PDF 作成のサポートを追加した場合、これらのアプリケーションのヘルプを参照して新しいフォントを追加します。Windows では、通常はカスタムフォントを C:¥Windows¥Fonts(または同等の)フォルダーに追加すれば十分です。
5.3.7 HTML から PDF への変換の設定HTML から PDF への変換プロセスは、Acrobat X の設定を使用するように設計されています。この設定は、PDF Generator の設定よりも優先されます。
注意: この設定は、HTML から PDF への変換プロセスを有効にするために必要です。設定が行われていない場合、この変換タイプは失敗します。
5.3.7.1 HTML から PDF への変換の設定5.3.7.2 HTML から PDF への変換における Unicode フォントのサポート重要: 入力用 zip ファイルにファイル名が 2 バイト文字の HTML ファイルが含まれている場合、HTML から PDF への変換は失敗します。この問題を回避するには、HTML ファイルに名前を付けるときに 2 バイト文字を使用しないようにします。
Unicode フォントを、使用しているシステムに応じて、次のいずれかのディレクトリにコピーします。
Windows
[Windows root]¥Windows¥fonts
[Windows root]¥WINNT¥fonts
UNIX
/usr/lib/X11/fonts/TrueType
/usr/openwin/lib/X11/fonts/TrueType
/usr/share/fonts/default/TrueType
/usr/X11R6/lib/X11/fonts/ttf
/usr/X11R6/lib/X11/fonts/truetype
/usr/X11R6/lib/X11/fonts/TrueType
/usr/X11R6/lib/X11/fonts/TTF
/Users/cfqauser/Library/Fonts
/System/Library/Fonts
/Library/Fonts
/Users/ + System.getProperty(<user name>, root) + /Library/Fonts
System.getProperty(JAVA_HOME) + /lib/fonts
/usr/share/fonts(Solaris)
注意: /usr/lib/X11/fonts ディレクトリが存在することを確認します。ディレクトリがない場合は、ln コマンドを使用して /usr/share/X11/fonts から /usr/lib/X11/fonts へのシンボリックリンクを作成します。
[LiveCycle root]/deploy/adobe-generatepdf-dsc.jar ファイルにある cffont.properties ファイルで、フォント名マッピングを変更します。
このアーカイブを展開し、cffont.properties ファイルを探して、エディターで開きます。
Java フォント名のコンマ区切りリストで、フォントタイプごとに、Unicode システムフォントにマップを追加します。以下の例では、kochi mincho が Unicode システムフォントの名前です。
dialog=Arial, Helvetica, kochi mincho
dialog.bold=Arial Bold, Helvetica-Bold, kochi mincho ...
プロパティファイルを保存して閉じ、adobe-generatepdf-dsc.jar ファイルを再パッケージ化して再デプロイします。
注意: 日本語のオペレーティングシステムでは、cffont.properties.ja ファイルでもフォントマッピングを指定します。これは、標準の cffont.properties ファイルよりも優先されます。
リスト内のフォントは、左から右に検索され、最初に見つかったフォントが使用されます。HTML から PDF の変換ログでは、システム内で見つかったすべてのフォント名のリストが返されます。マップが必要なフォント名を特定するには、前述したいずれかのディレクトリにフォントを追加し、サーバーを再起動して変換を実行します。マッピングに使用するフォント名は、ログファイルから特定できます。 生成された PDF ファイルにフォントを埋め込むには、cffont.properties ファイル内の embedFonts プロパティを true に設定します(デフォルトは false)。
5.3.8 Microsoft Visio のデフォルトのマクロ設定の変更マクロを含む Microsoft Visio のファイルを変換しようとすると、Microsoft Office Visio のセキュリティに関する通知ダイアログが表示され、変換がタイムアウトします。マクロが含まれているファイルを正常に変換するには、Visio のデフォルトのマクロ設定を変更する必要があります。
Visio で、 ツール/ セキュリティセンター/ マクロの設定をクリックし、次のいずれかのオプションを選択して、「 OK」をクリックします。 警告を表示せずにすべてのマクロを無効にする
すべてのマクロを有効にする
5.3.9 Network Printer Client のインストールPDF Generator には、クライアントコンピューターに PDF Generator ネットワークプリンターをインストールするための実行ファイルが含まれています。インストールが完了すると、PDF Generator プリンターがクライアントコンピューターの既存のプリンターのリストに追加されます。その後、このプリンターを使用してドキュメントを送信し、PDF に変換することができます。
注意: Administration Console のネットワークプリンタークライアントのインストールウィザードでは、Windows オペレーティングシステムのみがサポートされています。ネットワークプリンタークライアントのインストールウィザードの起動には、32 ビット JVM を使用してください。64 ビット JVM を使用した場合は、エラーが発生します。
Windows で PDFG ネットワークプリンターのインストールが失敗する場合や、プリンターを UNIX または Linux のプラットフォームにインストールする場合は、各オペレーティングシステムのネイティブのプリンター追加ユーティリティを使用して、5.3.9.2 Windows でネイティブのプリンターの追加ウィザードを使用した PDFG ネットワークプリンターの設定の説明に従って設定してください。
5.3.9.1 PDF Generator ネットワークプリンタークライアントのインストール注意: Windows Server 2008 で PDF Generator ネットワークプリンタークライアントをインストールする前に、Windows Server 2008 にインターネット印刷クライアント機能がインストールされていることを確認してください。機能のインストールについては、Wndows Server 2008 のヘルプを参照してください。
PDF Generator をサーバーに正常にインストールしたことを確認します。
次のいずれかを実行します。
インターネットポートの構成画面で、「 指定されたユーザーアカウントを使う」オプションを選択して、PDFG 管理者またはユーザーのロールを持つ LiveCycle ユーザーの資格情報を指定します。このユーザーには電子メールアドレスも必要です。このアドレスは、変換済みのファイルを受信する際に使用できます。このセキュリティ設定をクライアントコンピューター上のすべてのユーザーに適用するには、「 すべてのユーザーに同じセキュリティ設定を使う」を選択して、「 OK」をクリックします。 注意: ユーザーのパスワードが変更された場合、ユーザーは使用しているコンピューターに PDFG ネットワークプリンターを再インストールする必要があります。パスワードを Administration Console から更新することはできません。
インストールが終了すると、Adobe LiveCycle PDF Generator ES3 が正常にインストールされたことを示すダイアログボックスが表示されます。
「OK」をクリックします。使用可能なプリンターのリストに「Adobe LiveCycle PDF Generator ES3」という名前のプリンターが追加されます。
5.3.9.2 Windows でネイティブのプリンターの追加ウィザードを使用した PDFG ネットワークプリンターの設定スタート/プリンターと FAX をクリックし、「プリンターの追加」をダブルクリックします。
「次へ」をクリックし、「ネットワークプリンター、または他のコンピューターに接続されているプリンター」を選択して、「次へ」をクリックします。
「 インターネット上または自宅 / 会社のネットワーク上のプリンターに接続する」を選択し、次の PDFG プリンターの URL を入力します。[host] はサーバー名、[port] はサーバーを実行しているポート番号です。 http://[host]:[port]/pdfg-ipp/printer
インターネットポートの構成画面で、「指定されたユーザーアカウントを使う」を選択し、ユーザーの有効な資格情報を指定します。
「プリンタードライバーの選択」ボックスで、任意の標準的な PostScript ベースのプリンタードライバー(HP Color LaserJet PS など)を選択します。
適切なオプション(このプリンターをデフォルトに設定するなど)を選択してインストールを完了します。
注意: プリンターの追加の際に使用するユーザーの資格情報では、応答を受信するために、有効な電子メール ID を User Management で設定する必要があります。
電子メールサービスの sendmail サービスを設定します。サービスの設定オプションで有効な SMTP サーバーと認証情報を指定します。
5.3.9.3 プロキシサーバーのポート転送を使用するように PDF Generator ネットワークプリンタークライアントをインストールして設定するCC プロキシサーバーで特定のポートについて LiveCycle サーバーへのポート転送を設定し、プロキシサーバーレベルで認証を無効にします(LiveCycle で独自の認証を使用するので)。転送を設定したポートでクライアントがこのプロキシサーバーに接続すると、すべての要求が LiveCycle サーバーに転送されます。
次の URL を使用して、PDFG ネットワークプリンターをインストールします。
http://[proxy server]:[forwarded port]/pdfg-ipp/install.
PDFG ネットワークプリンターの認証に必要な資格情報を指定します。
PDFG ネットワークプリンターがクライアントマシンにインストールされます。これにより、ファイアウォールで保護されている LiveCycle サーバーを使用した PDF 変換が可能になります。
5.3.10 ファイル制限機能の設定の変更Microsoft Office のセキュリティセンター設定を変更して、PDFG が古いバージョンの Microsoft Office ドキュメントを変更できるようにします。
任意の Office 2010 アプリケーションで、「ファイル」タブをクリックします。「ヘルプ」の下の「オプション」をクリックします。オプションダイアログボックスが表示されます。
「セキュリティ センター」をクリックし、「セキュリティ センターの設定」をクリックします。
セキュリティ センターダイアログで、「ファイル制限機能の設定」をクリックします。
「ファイルの種類」リストで、PDFG に変換させるファイルの種類に対して、「開く」チェックボックスをオフにします。
5.3.11 監視フォルダーのパフォーマンスパラメーター監視フォルダーを使用した PDF の変換を実行するための十分なディスク容量がないことを示す java.io.IOException エラーメッセージが発生しないように、Administration Console で PDF Generator の設定を変更できます。
PDF Generator のパフォーマンスパラメーターの設定Administration Console にログインして、サービス/アプリケーションおよびサービス/サービスの管理を選択します。
サービスのリストで PDFGConfigService を探してクリックし、以下の値を設定します。
PDFG Cleanup Scan Seconds:1800
Job Expiration Seconds:6000
Server Conversion Timeout:デフォルト値の 270 を、450 などの大きい値に変更します。
「保存」をクリックして、サーバーを再起動します。
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