4.1 LiveCycle のインストール

LiveCycle のデフォルトのインストール先ディレクトリは C:¥Adobe¥Adobe LiveCycle ES3 です。LiveCycle をインストールした後、Configuration Manager を実行して、LiveCycle ES3 へのアップグレードを実行します。

4.1.1 LiveCycle のインストール

  1. 次のいずれかを実行します。

    • ダウンロードサイトから、ファイルシステムに JBoss_DVD.zip ファイル(LiveCycle Electronic Software Distribution または ESD ファイル)をダウンロードし、すべての内容を展開します。JBoss_DVD.zip ファイルのディレクトリ階層は変更しないでください。

      • ZIP ファイルを抽出したら、次のいずれかの方法を使用してインストーラーを起動します。

      • (32 ビットシステムの場合)¥server¥Disk1¥InstData¥Windows¥VM フォルダーの install.exe ファイルをダブルクリックします。

      • (64 ビットシステムの場合)¥server¥Disk1¥InstData¥Windows_64¥VM フォルダーの install.exe ファイルをダブルクリックします。

    • JBoss DVD から \server フォルダーに移動します。次のいずれかの方法でインストーラーを起動します。

      • (32 ビットシステムの場合)¥server¥Disk1¥InstData¥Windows¥VM フォルダーの install.exe ファイルをダブルクリックします。

      • (64 ビットシステムの場合)¥server¥Disk1¥InstData¥Windows_64¥VM フォルダーの install.exe ファイルをダブルクリックします。

      注意: 32 ビットバージョンは、開発および評価専用のバージョンです。
  2. プロンプトが表示されたら、インストールで使用する言語を選択して「OK」をクリックします。

  3. はじめに画面で「次へ」をクリックします。

  4. アップグレードの準備画面で、以前のバージョンの LiveCycle がターゲットマシンにインストールされている場合にのみ表示されます。次のいずれかの操作を実行します。

    • 既存のインストールを Adobe LiveCycle ES3 にアップグレードする準備」を選択して、LiveCycle ES3 にアップグレードします。表示されたパスがアップグレードする LiveCycle のインストール場所を指していない場合は、「参照」をクリックして、アップグレードする LiveCycle インスタンスのパスを指定します。

    • Adobe LiveCycle ES3 をインストール」を選択して、新しいインスタンスの LiveCycle をインストールします。

  5. インストールフォルダーを選択画面で、表示されたデフォルトのディレクトリをそのまま使用するか、「選択」をクリックして LiveCycle のインストール先ディレクトリを選択してから、「次へ」をクリックします。このディレクトリを [LiveCycle root] と呼びます。デフォルトのインストールパスは C:¥Adobe¥Adobe LiveCycle ES3 です。

    デフォルトのフォルダーに戻す」ボタンを使用すると、ユーザーが追加したパスがデフォルトのインストールパスに置き換えられます。

    注意: インストールディレクトリパスの長さは 40 文字を超えないようにしてください。また、国際文字や特殊文字を使用しないでください。
  6. 部分的な自動インストールオプション画面で、事前設定済みの MySQL データベースサーバーを含めるか、LiveCycle と共に使用する独自の外部データベースサーバーを選択することができます。

    注意: この画面は、Livecycle ES Update 1 または LiveCycle ES2 の部分的な自動インストールによるアップグレードを実行している場合にのみ表示されます。
  7. インストールタイプを選択画面で、インストールタイプを選択し、「次へ」をクリックします。

    • 通常の自動インストールの場合、インストールタイプとして「標準」の下の「自動」を選択します。自動オプションでは、LiveCycle、JBoss Application Server(JBoss 5.1 または JBoss 4.2.1)、MySQL 5.1.30 データベースおよび JDK 1.6.0_26 がインストールされます。

    • 事前設定した MySQL データベース以外のデータベースを使用する場合は、「カスタム」の下にある「部分的な自動オプション」を選択します。LiveCycle、JBoss Application Server および JDK 1.6.0_26 はデフォルトでインストールされます。

    • 自動インストールではなくカスタムインストールを行う場合は、「手動」を選択します。このオプションは、JBoss Application Server および MySQL データベースが既にシステムにインストールされており、それに LiveCycle インストーラーで作成されるのと同じ Windows サービス名がつけられている場合にデフォルトで選択されます。

    注意: この画面は、アップグレードの準備画面で「Adobe LiveCycle ES3 をインストール」を選択するか、以前のバージョンの LiveCycle がインストールされていないコンピューターに LiveCycle をインストールする場合にのみ表示されます。
    注意: 手動インストールの場合、操作を続行する前に、『LiveCycle ES3 へのアップグレード(JBoss 版)』、『LiveCycle ES3 へのアップグレードの準備』の各ガイドを参照してください。
  8. JBoss バージョンの選択画面で、LiveCycle と共に使用する JBoss のいずれかのバージョンを選択します。

    • JBoss 5.1(推奨):JBoss 5.1 にアップグレードするには、このオプションを選択します。

    • JBoss 4.2.1:JBoss 5.1 用のカスタムアプリケーションのリファクタリングや作成し直しを避けるには、このオプションを選択します。ただし、以後の JBoss 4.2.1 のアップグレードはサポートされなくなります。

  9. (インストーラーと共に提供される MySQL のみ)MySQL データベースの選択画面で、MySQL ルート管理者のパスワードを設定し、必要に応じて、MySQL のポート番号を入力します。この画面は、「MySQL の自動オプションを含める」オプションを選択した場合に、自動インストールまたは部分的な自動インストールを実行している場合にのみ表示されます。

    注意: 部分的な自動インストールオプション画面で、「データベースを使用」を選択した場合は、この画面は表示されません。
    注意: MySQL ではユーザー名またはパスワードに特殊文字とスペースを使用できません。このパスワードは、今後の参照用に記録しておいてください。
    • ポート番号が未使用であることを確認するには、「テスト」をクリックします。ポートが使用可能な場合は、緑のチェックマークが表示されます。ポートが使用中の場合は、赤の X が表示されます。

    • ポートが使用中の場合は、新しいポート番号を入力して処理を繰り返し、使用可能なポートを見つけてください。「リセット」をクリックすると、ポートのボックスにデフォルトのポート番号である 3306 が入力されます。
      注意: 以前の LiveCycle がインストールされていた同じサーバーマシンでアップグレードする場合、既存の LiveCycle インスタンスが MySQL に使用しているポートとは異なるポートを指定します。
  10. JBoss Application Server 使用許諾契約書を読み、同意する場合は「同意します」を選択し、「次へ」をクリックします。

  11. インストーラーと共に提供される MySQL を使用する場合のみ)MySQL 使用許諾契約書を読み、同意する場合は「同意します」を選択し、「次へ」をクリックします。この画面は、「部分的な自動オプション」を使用するときに、「自動」または「MySQL の自動オプションを含める」が選択されている場合にのみ表示されます。

  12. Adobe LiveCycle ES3 Server 使用許諾契約書を読み、同意する場合は「同意します」を選択し、「次へ」をクリックします。

  13. プリインストールの概要を確認して、「インストール」をクリックします。インストールプログラムによりインストールの進行状況が表示されます。このプロセスは、完了するまでに数分かかる場合があります。

  14. リリースノートを確認して「次へ」をクリックします。

  15. インストール完了画面で、次のいずれかのオプションを選択します。

    • Connectors for ECM をアップグレードする場合は、「Configuration Manager を起動」の選択を解除して「完了」をクリックし、「4.2 アップグレードのための Connectors for ECM の準備」に移動してください。

    • サービスパックの更新が必要ない場合は、「Configuration Manager を起動」が選択されていることを確認し、「完了」をクリックします。

    • サービスパックの更新が必要な場合は、「Configuration Manager を起動」オプションの選択を解除し、「完了」をクリックしてインストーラーを終了します。

    • 注意: Configuration Manager を起動」の選択を解除し、インストーラーを終了すると、[LiveCycle root]¥configurationManager¥bin にある ConfigurationManager.bat ファイルを使用して、Configuration Manager を後で実行できます。