3.4.1 一般的な考慮事項

インストールを開始する前に、インストールが円滑に実行されるように次の情報を通読してください。

  • インストール時間を短縮するには、インストールファイルのローカルコピーを使用して LiveCycle をインストールするか、または DVD から直接インストールします。LiveCycle をネットワークからインストールすると、インストールが失敗する場合があります。

  • 入手したインストールメディアが破損していないことを確認します。インストールメディアをコンピューターのハードディスクにコピーする場合は、必ず DVD の内容全体をハードディスクにコピーしてください。

  • インストーラーファイルセットをダウンロードした場合は、MD5 チェックサムユーティリティを使用して完全性を検証してください。このユーティリティを使用して、MD5 のチェックサム値とアドビのダウンロード Web サイトに表示されている値を確認します。WinMD5 などのツールを使用できます。

  • インストールエラーを避けるには、最大パス長の制限を超えるディレクトリパスに DVD インストールイメージをコピーしないでください。通常、ネットワークパスが長い場合に、このエラーが発生します。詳しくは、http://msdn.microsoft.com/en-us/library/aa365247.aspx を参照してください。

  • アドビエンタープライズサポートから入手できる LiveCycle のパッチアップデートをダウンロードします。

  • インストールを実行するときにオンアクセスウイルススキャンソフトウェアを無効にすると、Windows でのインストール時間が短縮されます。

  • 自動インストールでは、次の Windows サービスが作成され、デフォルトで起動時に自動的に実行するよう設定されます。

    • JBoss for Adobe LiveCycle ES3

    • MySQL for Adobe LiveCycle ES3(部分的な自動インストールオプションを選択した場合は該当しません)

      これらのサービスは、自動アップグレード用にアプリケーションサーバーとデータベースを管理します。

      これらのサービスは、Windows サービスコントロールマネージャーを使用して開始、停止および一時停止できます。Windows サービスコントロールマネージャーを開くには、コントロールパネル/管理ツール/サービスに移動します。このツールを使用すると、コンピューター起動時に開始するよう、または手動による開始を要求するように、サービスを設定することもできます。

  • 自動インストールによって、LiveCycle コンポーネントはデフォルトで C:¥Adobe¥Adobe LiveCycle ES3¥ ディレクトリに配置されます。

    重要: 別のディレクトリにインストールする場合は、ディレクトリ名に「test」(C:¥test など)という名前を使用しないでください。この名前を使用すると、MySQL のインストールプロセスが失敗します。
  • デフォルトでは、JBoss は [JBoss root] ディレクトリにインストールされ、ここから実行されます。