2.1 LiveCycle のインストール、設定およびデプロイについて

以前のバージョンの LiveCycle から LiveCycle ES3 へのアップグレード作業の大半は、Configuration Manager によって行われます。アップグレードに固有のタスクは、設定およびデプロイメントプロセスにシームレスに統合されています。

LiveCycle のインストール、設定およびデプロイには、次のプロセスが含まれます。

インストール:インストールプログラムを実行して LiveCycle をインストールします。LiveCycle をインストールすると、必要なすべてのファイルが、使用するコンピューター上の 1 つのインストールディレクトリ構造内に配置されます。デフォルトのインストールディレクトリは C:¥Adobe¥Adobe LiveCycle ES3(Windows)または /adobe/adobe_livecycle_es3(Linux または UNIX)ですが、これ以外のディレクトリにファイルをインストールすることもできます。

設定とアセンブリ:LiveCycle の設定により、LiveCycle がどのように動作するかを決定する様々な設定が変更されます。製品のアセンブリでは、設定の指示に従って、すべてのインストール済みコンポーネントがデプロイ可能な EAR および JAR ファイルに配置されます。コンポーネントに対してデプロイメントのための設定とアセンブリを行うには、Configuration Manager を実行します。

デプロイ:製品のデプロイでは、アセンブリされた複数の EAR ファイルといくつかの補助ファイルを、LiveCycle を実行する予定のアプリケーションサーバーにデプロイします。複数のモジュールを設定およびアセンブリした場合は、デプロイ可能なコンポーネントがデプロイ可能な EAR ファイル内にパッケージングされています。また、コンポーネントおよび LiveCycle アーカイブファイル(LCA)は、JAR ファイルとしてパッケージングされています。Configuration Manager は、コンポーネントおよびアーカイブファイルをアプリケーションサーバーに自動的にデプロイします。LiveCycle EAR ファイルを JBoss に手動でデプロイする必要があります。

LiveCycle データベースの初期化:データベースを初期化すると、User Management やその他のコンポーネントで使用するテーブルが作成されます。Configuration Manager は、EAR デプロイメントプロセスの後で LiveCycle データベースを初期化します。