アップグレードの概要

メジャーリリースのいずれかから他のリリースにアップグレード(例えば Adobe® LiveCycle® Enterprise Suite 2(ES2)から Adobe® LiveCycle® Enterprise Suite 3(ES3)にアップグレード)する場合、アップグレードプロジェクトが必要になります。フォーム、プロセスおよびアプリケーションの開発に費やした投資を保護するだけでなく、LiveCycle ES3 にアップグレードすることで、いくつかの新機能を利用できるようになります。

アップグレードにおいて行われる変更は、エンタープライズインフラストラクチャの中間層を対象とするもののみに限定されています。これは、エンタープライズインフラストラクチャや他のカスタムアプリケーションに及ぼすマイナスの影響を最小限に抑えるためです。ただし、既存の LiveCycle インストールが 32 ビットオペレーティングシステム上で動作している場合、LiveCycle ES3 へのアップグレードはサポートされません。詳しくは、「LiveCycle のバージョンとサポートするソフトウェアインフラストラクチャの互換性」を参照してください。

アップグレードプロジェクトに含まれるタスクは、現在の LiveCycle 環境の調査から始まり、アップグレードした環境の検証で終了します。それらの作業は、必要なスキルセットで説明されている特定のスキルセットを持つ担当者が実行する必要があります。

LiveCycle ES3 にアップグレードした後で、検証と受け入れテストを実行する必要があります。これは、フォーム、プロセス、アプリケーションが引き続き期待通りに実行されるかどうかを確認するために行います。LiveCycle ES3 へのアップグレードは、手動のタスクを最小限に抑えて自動で行うように設計されています。