アプリケーションサーバーに関する考慮事項

アドビエンタープライズサポートに問い合わせる前に、アプリケーションサーバーの次の設定を確認します。

  • Transaction timeout:300

  • Initial heap size:1024 以上

  • Maximum heap size:2048 MB

  • Prepared statement cache:100

  • Database connection pool maximum

    • IDP_DS は 30

    • RM_DS は 20

  • Database connection pool minimum

    • IDP_DS は 1

    • RM_DS は 1

  • Connection pool maximum connections:50

関連項目

エラーメッセージのトラブルシューティング

Solaris 10 のメモリ要件の設定

Solaris 環境での StuckThread の問題を回避するには、次のメモリ設定を行います。

  • /etc/system ファイルの rlim の値を追加するか大きくする。

  • スワップ領域を、RAM の合計の 2 倍以上に設定する。

rlim の値の変更:

  1. /etc/system ファイルを見つけて開きます。

  2. rlim の値を見つけて、次のように変更します。

    set rlim_fd_cur:プロセスごとのファイル記述子数についての初期上限値(ソフトリミット)。この値を 8192 以上に設定します。

    set rlim_fd_max:プロセスごとのファイル記述子数についての上限値(ハードリミット)。この値を 8192 以上に設定します(この変更は、デフォルト値が 8192 未満の場合にのみ必要です)。この値を変更するには、スーパーユーザーの権限が必要です。

    注意: rlim_fd_max の値は、rlim_fd_cur の値以上にする必要があります。
  3. ファイルを保存して閉じます。

  4. コンピューターを再起動します。

スワップ領域の追加

  1. スワップ領域を増やす場合は、スワップ領域の上限の合計が RAM 容量の合計の 2 倍を超えるように指定します。例えば、8 GB の RAM の場合は、16 GB を超えるスワップ領域を設定します

  2. 必要に応じてコンピューターを再起動します。

更新された設定の検証:

  1. 新しいシェルを起動します。

  2. ulimit -n と入力して Enter キーを押します。

  3. 返される値が、設定した rlim の値に一致していることを確認します。

  4. swap -s と入力して Enter キーを押します。

  5. 返される値が、新しいスワップ領域の値に一致していることを確認します。

いずれかの値が更新後の設定に一致しない場合は、説明どおりに手順を実行したかどうかを確認し、コンピューターを再起動してください。