Generate PDF サービスの CreatePDF2 操作では、次の Microsoft Office アプリケーションを使用して、Microsoft Office の各ファイル形式を PDF に変換します。
ファイルタイプごとの設定では、各 Microsoft Office ファイル形式の PDF への変換方法を指定します。いくつかの例を次に示します。
Excel 設定には、ワークシートを単一ページに合わせる設定や、マクロを自動的に実行する設定などがあります。
PowerPoint 設定には、脚注と文末脚注のリンクを変換する設定や、表示されたコメントを PDF のノート注釈に変換する設定などがあります。
AutoCAD 設定には、PDF のレイヤーを統合する設定や、PDF/E-1 準拠ファイルを作成する設定などがあります。
Microsoft Office アプリケーションに適用する設定の例を次に示します。
Generate PDF サービスは、Microsoft Office ファイルを変換する際に Microsoft Office の複数のインスタンスを使用することができます。この機能は、「マルチスレッド変換」と呼ばれます。Microsoft Office アプリケーションの 1 つのインスタンスを使った変換と比較した場合、マルチスレッド変換では、Generate PDF サービスによる Microsoft ファイルの変換率がかなり向上します。Microsoft Office を使用したマルチスレッド変換をサポートするには、『LiveCycle の自動インストールおよびデプロイ(JBoss 版)』に記載されているインストール後の設定作業を実行する必要があります。
注意: Generate PDF サービスでは、Microsoft Excel、Microsoft Publisher、Microsoft Visio、Microsoft Project を使用したマルチスレッド変換をサポートしていません。この制約は、Microsoft Office と Microsoft Project の制限に起因するものです。
フォールバック変換のサポートは、マルチスレッド変換が有効になっている場合でも利用できます。フォールバック変換が有効になっている場合、Generate PDF サービスは、OpenOffice を使用して Microsoft Office ファイルを変換します。OpenOffice が失敗すると、Generate PDF サービスは、PDFMaker を使用してこれらのファイルを変換します。
注意: Generate PDF サービスが、64 ビット版のオペレーティングシステムにインストールされた Microsoft Office 2003 を使用してネイティブファイルを変換する場合、PDFMaker を使用したフォールバック変換は正常に実行されません。