DDX について

Assembler サービスを利用するときは、必要な出力を記述するために Document Description XML(DDX)と呼ばれる XML ベースの言語を使用します。DDX は、その要素がドキュメントの構築ブロックを表す宣言型のマークアップ言語です。この構築ブロックには、PDF ドキュメント、XDP ドキュメント、XDP フォームのフラグメントおよびその他の要素(注釈、しおり、スタイルを設定したテキストなど)が含まれます。

DDX ドキュメントは、次のような特性を持つ結果ドキュメントを指定できます。

  • 複数の PDF ドキュメントを結合した PDF ドキュメント

  • 1 つの PDF ドキュメントから分割された複数の PDF ドキュメント

  • 独立したユーザーインターフェイス、複数の PDF および非 PDF ドキュメントを含む PDF ポートフォリオ

  • 複数の XDP ドキュメントを結合した XDP ドキュメント

  • XDP ドキュメントに動的に挿入される XML フラグメントを含む XDP ドキュメント

  • XDP ドキュメントをパッケージ化する PDF ドキュメント

  • PDF ドキュメントの特性を報告する XML ファイル。報告される特性は、テキスト、注釈、フォームデータ、添付ファイル、PDF ポートフォリオに使用されるファイル、しおり、PDF プロパティなどです。PDF プロパティとは、フォームプロパティ、ページの回転、ドキュメントの作成者などを指します。

DDX を使用すると、ドキュメントのアセンブリまたはディスアセンブリの一環として PDF ドキュメントを拡張することができます。次の効果を任意に組み合わせて指定できます。

  • 選択したページへの透かしまたは背景の追加または削除。

  • 選択したページへのヘッダとフッタの追加または削除。

  • PDF パッケージまたは PDF ポートフォリオの構造およびナビゲーション機能の削除。結果の出力は単一の PDF ファイルになります。

  • ページラベルの再ナンバリング。ページラベルは通常ページナンバリングに使用されます。

  • 別のソースドキュメントからのメタデータのインポート。

  • 添付ファイル、しおり、リンク、コメントおよび JavaScript の追加または削除。

  • 初期ビューの特性の設定と、Web 上で表示する際の最適化。

  • 暗号化された PDF に対する権限の設定。

  • ページの回転またはページ上のコンテンツの回転およびシフト。

  • 選択したページのサイズの変更。

  • XFA ベースの PDF とのデータの統合。

単純な入力マップを使用して、ソースドキュメントと結果ドキュメントの場所を指定できます。次の外部データ URL タイプも使用できます。

  • アプリケーション

  • Contentspace(非推奨)

  • ファイル

  • FTP

  • HTTP/HTTPS

  • Inputmap

  • プロセス

  • リポジトリ(Assembler サービスでの使用は推奨しません)