LiveCycle の Windows クライアント用に、ネットワークフォルダーとして Content Services へのファイルアクセスを有効にするには、Content Services で Common Internet File System(CIFS)を有効にする必要があります。
注意: IPv6 環境で CIFS を有効にする場合は、Configuration Manager を使用して LiveCycle インストールを設定した後に、IPv6 設定を明示的に有効にする必要があります。使用しているアプリケーションサーバー版ガイドの「IPv6 モードでの CIFS の有効化」を参照してください。
5.8.1 仮想インターフェイスの作成(AIX、Linux および Solaris のみ)AIX、Linux または Solaris プラットフォームにデプロイされている LiveCycle で CIFS を有効にする場合は、仮想インターフェイスを作成して、LiveCycle を実行しているサーバー上の IP アドレスを割り当てる必要があります。これが必要なのは、CIFS プロトコルでは、AIX、Linux または Solaris コンピューター上の Samba サービスで使用されているものと同じポートを使用するからです。この仮想 IP アドレスは、Configuration Manager を使用して CIFS を有効にするときに、代替 IP アドレスとして指定します。
IPv6 上で LiveCycle を使用する場合、CIFS サーバー上で仮想 IPv6 インターフェイスを作成する必要があります。作成するインターフェイスは、CIFS クライアントと同じネットワーク内に存在する必要があります。詳しくは、オペレーティングシステムに関連するドキュメントを参照してください。
注意: 再起動後も保持されるようにするには、作成した仮想インターフェイスを /etc/hosts ファイルに追加する必要があります。
5.8.2 CIFS 用の Windows Server の設定LiveCycle をホストする Windows Server 2003 および 2008 コンピューターで CIFS を有効にするには、手動で設定する必要があります。CIFS が有効になると、ユーザーはネットワークフォルダーとして Content Services リポジトリにアクセスし、ローカルファイルシステムで様々なファイル操作を実行できます。Content Services では、ディレクトリプロバイダーとして ActiveDirectory を使用するエンタープライズドメインユーザーについて CIFS がサポートされます。
注意: Java ベースの CIFS 実装の場合は、CIFS サーバーに静的 IP アドレスがあることを確認してください。Windows ネイティブ実装の場合は、静的 IP アドレスは必要ありません。
注意: 「パスワードを保存する」を有効にしたユーザーは、Contentspace のロールが失効した後でも、リポジトリにログインできます。
5.8.2.1 NetBIOS over TCP/IP の有効化LiveCycle サーバーに接続するクライアントの要求がサーバーホスト名で解決されるように、NetBIOS over TCP/IP を有効にする必要があります。
ローカルエリアの接続プロパティダイアログボックスの「全般」タブで、「インターネットプロトコル」を選択して、「プロパティ」をクリックします。
インターネットプロトコル(TCP/IP)のプロパティダイアログボックスの「全般」タブで、サーバーに静的 IP アドレスがあることを確認します。「詳細設定」をクリックします。
TCP/IP 詳細設定ダイアログボックスで、「WINS」タブを選択して「NetBIOS over TCP/IP を有効にする」を選択します。
5.8.2.2 IP アドレスの追加注意: この手順は、Java ベースの CIFS 実装のみに必要です。
ローカルエリアの接続プロパティダイアログボックスの「全般」タブで、「インターネットプロトコル」を選択して、「プロパティ」をクリックします。
インターネットプロトコル(TCP/IP)のプロパティダイアログボックスの「全般」タブで、サーバーに静的 IP アドレスがあることを確認します。「詳細設定」をクリックします。
TCP/IP 詳細設定ダイアログボックスで、「IP 設定」タブを選択して「追加」をクリックします。
静的 IP アドレスを指定して「追加」をクリックします。
5.8.2.3 SMB over NetBIOS レジストリの無効化(Windows 2003 のみ)Windows レジストリを編集することによって、SMB over NetBIOS を無効にする必要があります。
Windows レジストリエディターで、HKEY_LOCAL_MACHINE/SYSTEM/CurrentControlSet/Services/NetBT/Parameters に移動します。
DWORD の SMBDeviceEnabledを 0 に設定します。この値が存在しない場合は、SMBDeviceEnabled という名前で新しい DWORD 値を追加して 0 に設定します。
5.8.2.4 ファイルとプリンターの共有の無効化(Windows Server 2008 のみ)重要: この手順でファイルとプリンターの共有を無効にすると、Windows ファイル共有プロトコルを使用してサーバーに直接アクセスすることができなくなります。このコンピューターは、Windows ネットワーク表示に表示されません。
Windows Server 2008 で CIFS を有効にするためのその他の設定については、この記事を参照してください。
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