3.1 LiveCycle ES3 のアップグレードによる IT 投資の保護

LiveCycle ES3 へのアップグレードは、手動のタスクを最小限に抑えて自動で行うように設計されています。LiveCycle 用に構築したフォーム、プロセスおよびアプリケーションへの投資を引き続き保護します。こうした投資の保護により、IT 管理者は、フォームを作成したフォーム作成者、プロセスを作成したプロセス作成者、LiveCycle ES Update 1 または LiveCycle ES2 のカスタムアプリケーションを作成した Java™ 開発者からのサポートを受けなくても、LiveCycle ES3 にアップグレードできます。

LiveCycle ES3 のアップグレードでは変更が限定されているので、影響を受けるのはエンタープライズインフラストラクチャの中間層のみです。例えば、Adobe Reader® を使用している場合、組織は、クライアント全体にデプロイ済みの既存の Adobe Reader のバージョンを引き続き使用できます。LiveCycle ES3 のアップグレードが中間層に限定されていることで、エンタープライズインフラストラクチャの残りの部分が受けるマイナス影響を最小限に抑えることができます。