『LiveCycle 8.x から LiveCycle ES3 への自動アップグレード(JBoss 版)』には、自動オプションを使用して LiveCycle ES(8.x)から JBoss 版および MySQL 版の LiveCycle ES3 にアップグレードするために必要なすべての手順が記載されています。自動オプションを使用すると、製品のインストール、設定およびアップグレードが自動的に行われます。
自動オプションを使用してアップグレードできるのは、JBoss の自動オプションで LiveCycle ES(8.x)をインストールしている場合、および自動インストールの一部として含まれていた JBoss インスタンスにモジュールをデプロイしている場合です。
注意: LiveCycle ES3 自動オプションは JBoss 4.2.1 でのみ実行されます。LiveCycle ES3 インストールでこの製品がインストールおよび設定されます。アップグレードした環境が機能していることを確認した後で、既存の JBoss 4.0.3 SP1 サーバーインスタンスを削除できます。
LiveCycle ES3 のシステムを迅速に構築し、小規模な実稼働環境、デモンストレーション、評価、開発またはトレーニングを目的として実行するには、このアップグレード方法を実行してください。LiveCycle ES3 環境を機能させる、デフォルトのアドビおよびサードパーティの製品セットが自動的にインストールされて設定されます。
注意: 自動オプションを使用してアップグレードを実行する場合、このドキュメント(『LiveCycle ES 3 へのアップグレードの準備』)に記載されている手順の多くは実行する必要がありません。
3 LiveCycle ES3 の変更点についての節を確認することをお勧めします。ただし、必要システム構成など、自動アップグレードの準備のためのすべての情報は、『LiveCycle ES3 への自動アップグレード(JBoss 版)』に含まれています。
また、LiveCycle ES3 システムを別のコンピューターにデプロイする場合にも、自動オプションを使用してアップグレードすることができます。この場合、データベースとグローバルドキュメントストレージ(GDS)ディレクトリを個別に設定する必要があります。主に、以下のタスクが必要です。
GDS ディレクトリを新しいコンピューターに手動でコピーする。
新しいコンピューターまたは共有ネットワークドライブに lccs_data ディレクトリを手動でコピーする。
データベースのバックアップを新しいコンピューターに手動で復元する。
設定時に新しい GDS ディレクトリとデータベースの詳細を指定する。
注意: 自動オプションを使用して LiveCycle ES3 にアップグレードするときは、LiveCycle ES 8.x 自動インストール用と同じデータベース資格情報を指定する必要があります。