Digital Signatures によるドキュメントの保護

Digital Signatures の一般的なプロセスでは、アプリケーションは次の手順に従ってドキュメントを保護します。

  • 指定されたリポジトリから PDF ドキュメントを取得します。

  • 指定されたキーストアの秘密鍵証明書(秘密鍵)を使用して電子署名を適用します。

  • 必要に応じて、アーカイブや配信などの処理のため、プロセスにドキュメントを戻します。

別の例としては、Java API を使用して作成されたカスタムアプリケーションで、次の手順に従う方法もあります。

  • 一連のドキュメントを取得します。

  • 取得したドキュメントのすべてに電子署名を適用します。さらに、必要に応じて、アーカイブや配信などの処理のため、プロセスにドキュメントを戻します。

次の図に、一般的な Digital Signatures のプロセスの例を示します。

  1. PDF ファイルが、次のような任意の PDF 作成方法で作成されます。

    • Forms を使用してサーバーから自動的に作成する

    • デスクトップで Acrobat を使用して手動で作成する

    • サードパーティ製アプリケーションの PDF 作成機能を使用して作成する

  2. クライアントアプリケーションが、指定されたリポジトリから PDF ドキュメントを取得します。この PDF は Digital Signatures に渡されます。

  3. Digital Signatures では、PDF ドキュメントに対して認証や署名を行って、このドキュメントを保護します。ドキュメントを安全な状態でアーカイブし、配信のために Web サーバーまたは電子メールサーバーに渡します。

  4. Web サーバーまたは電子メールサーバーは、保護されたドキュメントを配信するために、Web サイトに掲載するか、電子メールで受信者に送信します。

  5. 受信者は、公開鍵(電子証明書)を使用して署名の検証を行います。必要に応じて、受信者は PDF ドキュメントに情報を追加します。ドキュメントがフォームである場合はデータを入力し、そのドキュメントに再度署名して送信者に送信できます。

  6. Digital Signatures では、送信された PDF ドキュメントを受信し、署名を検証してドキュメントの整合性と信頼性を確認します。