9.3 WebSphere のタイムアウトの設定

CreateLocalUsers API を 1 回呼び出すだけで、多数のユーザーを一度に作成することができます。この API では、すべての新規ユーザーが正常に作成されるか、エラーが発生した場合はすべての変更がロールバックされることが求められます。したがって、この API は、ロールバックをサポートするために 1 回のトランザクションで実行する必要があります。トランザクションの存続時間はアプリケーションサーバーの設定(通常は 30 秒)によって制限されるので、所定の時間内に実行できる挿入の回数には限りがあります。このため、CreateLocalUser などの一括挿入 API では、ユーザー数が一定の制限数を超えるとエラーが発生します。この制限もトランザクションの存続時間によって決まります。

次のタイムアウトの設定を変更する必要があります。

  • トランザクションタイムアウト値

  • CORBA タイムアウト値

  • SOAP 要求タイムアウト値

トランザクションタイムアウトの設定

  1. WebSphere Administrative Console のナビゲーションツリーで、アプリケーションサーバーに対して次の操作を実行します。

    ServersServer TypesWebSphere application servers をクリックします。

  2. 右側のウィンドウで、サーバー名をクリックします。

  3. 「Container Settings」で、Container ServicesTransaction Service をクリックします。

  4. 「General Properties」の「Total transaction lifetime timeout」ボックスに 300(またはそれ以上)と入力します。

  5. Maximum transaction timeout」ボックスの値を「Total transaction lifetime timeout」の値以上にします。

  6. OK」または「Apply」をクリックし、「Save directly to master configuration」をクリックします。

CORBA タイムアウト値の増加

  1. WebSphere Administrative Console のナビゲーションツリーで、アプリケーションサーバーに対して次の操作を実行します。

    Servers/Server Types/WebSphere application servers をクリックします。

  2. 右側のウィンドウで、サーバー名をクリックします。

  3. 「Container Settings」で、Container ServicesORB Service をクリックします。

  4. 「General Properties」で、「Request timeout」ボックスに 360 と入力し、「Locate Request Timeout」ボックスに 300 と入力します。

  5. OK」または「Apply」をクリックし、「Save directly to master configuration」をクリックします。