5.6 FIPS モードの有効化

LiveCycle には FIPS モードがあり、RSA BSAFE Crypto-C 2.1 暗号化モジュールを使用して、データ保護を連邦情報処理規格(FIPS)140-2 承認アルゴリズムに限定しています。

LiveCycle の設定中に Configuration Manager を使用してこのオプションを有効化しなかった場合、または有効化した設定を無効化する場合は、Administration Console からこの設定を変更できます。

FIPS モードを変更した場合は、サーバーを再起動する必要があります。

FIPS モードは Acrobat 7.0 より前のバージョンをサポートしていません。FIPS モードが有効で、パスワードによる暗号化およびパスワード削除のプロセスに Acrobat 5 の設定が含まれる場合、このプロセスは失敗します。

通常、FIPS が有効化されていると、Assembler サービスでは、どのドキュメントにもパスワードの暗号化が適用されません。この処理が試行されると、FIPSModeException が発生し、FIPS モードではパスワードを暗号化できないことが示されます。また、ベースドキュメントがパスワードで暗号化されている場合、PDFsFromBookmarks エレメントは FIPS モードではサポートされません。

FIPS モードのオンまたはオフ

  1. Administration Console にログインします。

  2. 設定コアシステム設定設定をクリックします。

  3. FIPS を有効にする」を選択して FIPS モードを有効化するか、選択を解除して FIPS モードを無効化します。

  4. OK」をクリックして、アプリケーションサーバーを再起動します。

注意: LiveCycle ソフトウェアでは、コードを検証して FIPS の互換性を確認しません。FIPS 操作モードは、FIPS で承認されたライブラリ(RSA)の暗号化サービスで、FIPS で承認されたアルゴリズムが使用されるようにするために提供されています。