コレクション変数をサポートする式

式の評価に使用される入力変数には、反復性の変数を渡すこともできます。反復性の変数の場合、変数の各インスタンスにつき1回、式が評価されます。式の結果はコレクションとして返されます。反復レベルの異なる複数の入力変数が混在していても構いません。例えば、文字列のリストと、文字列のリストのリストとを混在させることもできます。コレクション階層の深さの違いに対処するため、Expression Manager はこれらのコレクション変数をフラット化して二次元配列に展開します。この二次元配列のそれぞれの行が、式を評価するために必要な入力パラメーターを表します。式は行ごとに評価され、入力変数の階層に従って結果が格納されます。

式の評価に使用されるすべてのコレクション変数は、単一の階層に属します。ルート要素から最も深いコレクション変数へのパスを調べると、すべてのコレクション変数がこのパスに該当しています。反復性のない変数の場合、そのような制限はありません。入力変数のいずれかのインスタンスが null であった場合、そのインスタンスに対する結果は null に設定されます。他のインスタンスに対する式の評価は通常どおりに行われます。レベルとインデックスに関係なく、すべての変数には、同じ数の要素が格納されます。特定のレベルの要素が変数に存在しない場合、そのレベルでは変数の比較は実行されません。