override

calculate オブジェクトと一緒に使用した場合、override プロパティはフィールドの上書きを許可するかどうか、および計算を有効または無効にするかどうかを示します。value オブジェクトを一緒に使用した場合、override プロパティは計算の上書きが発生したかどうかを示します。

付属の calculate オブジェクトがない場合、このプロパティは無効になり、ユーザーはフィールドに値を入力できます。

構文

Reference_Syntax.override = "error | ignore | disabled | warning"

文字列

  • error

  • ignore

  • disabled

  • warning

  • dismiss:ユーザーは計算値を使用する意志があることを示します。

  • override:ユーザーはメッセージを理解しましたが、それでも計算値を上書きすることを示します。

計算は有効になり、ユーザーは計算値を上書きできません。ユーザーが計算値を上書きしようとすると、処理アプリケーションによってエラーメッセージが表示されます。フォームデザイナーがこれらのフィールドを読み取り専用に設定すれば、エラーメッセージを表示する必要はありません。

calculate オブジェクトがコンテナオブジェクトに含まれている場合、これがデフォルトの上書き値になります。

  • ignore

  • disabled

  • warning

  • dismiss:ユーザーは計算値を使用する意志があることを示します。

  • override:ユーザーはメッセージを理解しましたが、それでも計算値を上書きすることを示します。

計算値がデフォルト値として提供されます。ユーザーが値を上書きすると、処理アプリケーションで上書きが許可され、ユーザーに警告メッセージは表示されません。

calculate オブジェクトがコンテナに存在しない場合、これが上書き設定のデフォルト値になります。

  • disabled

  • warning

  • dismiss:ユーザーは計算値を使用する意志があることを示します。

  • override:ユーザーはメッセージを理解しましたが、それでも計算値を上書きすることを示します。

計算は無効になります。インタラクティブなコンテキストで、ユーザーはフィールドにデータを入力できます。この上書き値の結果とユーザーのアクションは無関係です。disabled 値を使用すると、イベントスクリプトは calculate オブジェクトをダイナミックに有効または無効にできます。

  • warning

  • dismiss:ユーザーは計算値を使用する意志があることを示します。

  • override:ユーザーはメッセージを理解しましたが、それでも計算値を上書きすることを示します。

計算は有効になり、計算値をユーザーによる入力値より優先することが推奨されます。ユーザーが計算値を上書きすると、処理アプリケーションによって警告メッセージが表示されます。メッセージでは、フォームオブジェクトで計算値を使用するようにユーザーに通知し、次の 2 つの選択肢が示されます。

  • dismiss:ユーザーは計算値を使用する意志があることを示します。

  • override:ユーザーはメッセージを理解しましたが、それでも計算値を上書きすることを示します。

同じオブジェクトに続けてフォーカスが移動しても、アプリケーションによって警告やメッセージは表示されません。

適用先

モデル

オブジェクト

フォームモデル

calculate

value

バージョン

XFA 2.1

JavaScript

TextField1.calculate.override = "disabled";

FormCalc

TextField1.calculate.override = "disabled"