nullTest

フィールドをフォーム上で必須にするかどうか、またはフィールドを空のままにできるかどうかを指定します。

nullTest プロパティは、検証に使用できます。nullTest 検証は、$config.present.validate の値または execValidate の明示的なスクリプティング呼び出しに応じて、preSubmit、prePrint、preSave、preExecute などのイベント前の検証の結果としてのみ評価されます。

コンテナは、最初の検証テストが失敗と評価されると、無効になります。検証テストが失敗しなかった場合、コンテナは有効になります。そのコンテナに対する検証テストが評価されていない場合、コンテナは有効です。その検証コンテキストでは、nullTest は評価されず、他の検証テストは行われません。

例えば、nullTest 検証が原因で現在無効になっているフィールドは、値を入力することで有効にできます。そのフィールドに戻り、空白の値を入力しても、nullTest 検証は自動的に実行されません。そのため、フィールドを再度有効にできます。その後でフォームの送信を試みると、nullTest により、フィールドは再度無効になります。

フィールドの rawValue が null または空の場合は、nullTest 検証が失敗しました。

構文

Reference_Syntax.nullTest = "disabled | error | warning"

文字列

  • disabled(デフォルト)

  • error

  • warning

  • dismiss:ユーザーがフォームの推奨事項を理解し、フォームに戻って制約事項に従う意思があることを示します。

  • override:ユーザーがフォームの推奨事項を理解し、それでも制約事項に従わないことを示します。

このテストを実行しません(デフォルト)。フォームオブジェクトには null 値を使用できます。フィールドに値を入力しないままにしておくことができ、そのためにフォームの有効性が損なわれることはありません。この値を指定すると、検証テストが無効になります。

  • error

  • warning

  • dismiss:ユーザーがフォームの推奨事項を理解し、フォームに戻って制約事項に従う意思があることを示します。

  • override:ユーザーがフォームの推奨事項を理解し、それでも制約事項に従わないことを示します。

エラーメッセージを表示し、空のフィールドを許可しません。フォームオブジェクトには null 以外の値を使用する必要があります。

  • warning

  • dismiss:ユーザーがフォームの推奨事項を理解し、フォームに戻って制約事項に従う意思があることを示します。

  • override:ユーザーがフォームの推奨事項を理解し、それでも制約事項に従わないことを示します。

フィールドが空の場合に警告メッセージを表示しますが、ユーザーは次のフィールドに進むことができます。メッセージでは、ユーザーにフォームオブジェクトで値の入力が推奨されていることを通知し、次の 2 つの選択肢を示す必要があります。

  • dismiss:ユーザーがフォームの推奨事項を理解し、フォームに戻って制約事項に従う意思があることを示します。

  • override:ユーザーがフォームの推奨事項を理解し、それでも制約事項に従わないことを示します。

適用先

モデル

オブジェクト

フォームモデル

validate

バージョン

XFA 2.1

JavaScript

TextField1.validate.nullTest = "error";

FormCalc

TextField1.validate.nullTest = "error"