スクリプトを含むフラグメントの使用

フラグメントには、どの特定のスクリプトオブジェクトからも独立して保存される、再利用可能な JavaScript 関数または値を含めることができます。これらのフラグメントは、あるフォームの多くの箇所で使用したり多くのフォームで使用したりする、カスタム関数やプロパティの作成に使用します。

例えば、countryScript サンプルフラグメントは、サンプルフォーム内の国コンボボックスと都道府県コンボボックスの相互作用を制御します。都道府県コンボボックスに表示されるオプションは、国コンボボックスで選択した国によって異なります。

サンプルスクリプトフラグメントをテストするには

  1. My PO Interactive.pdf サンプルフォームを開き、レイアウトエディターで「PDF プレビュー」タブをクリックします。

  2. フォームの「発注元」セクションで、国コンボボックスから「Canada」を選択し、都道府県コンボボックスをクリックします。選択肢になる州がリストに表示されます。

  3. 次に、国コンボボックスから「United States」を選択し、都道府県コンボボックスをクリックします。選択肢になる州がリストに表示されます。

次に、サンプルフォームの countryScript フラグメントをさらに詳しく見ていきましょう。

countryScript フラグメント内のスクリプトを表示するには

  1. フラグメントライブラリパレットで、countryScript を右クリックして「フラグメントを編集」を選択します。

    階層パレットを見ると、このフラグメントが Variables の子になっています。フラグメントには、検証、計算、初期化のようなイベントスクリプトなどの、他のフォームオブジェクトに関連付けられたスクリプトを含めることはできません。

  2. 階層パレットで countryScript スクリプトオブジェクトを選択します。

  3. スクリプトエディターを展開し、スクリプトを表示します。

    countryScript フラグメントは、サンプルフォーム内の OrderedByAddress および DeliverToAddress フラグメントで、drpDeliverToCountry および drpDeliverToStatePrv コンボボックスオブジェクトによって参照されています。

  4. フラグメントライブラリパレットで、DeliverToAddress を右クリックして「フラグメントを編集」を選択します。

  5. 階層パレットで drpDeliverToCountry コンボボックスオブジェクトを選択し、スクリプトエディターでスクリプトを表示します。countryScript フラグメントがどのように参照されているかがわかります。

クリックしてサブフォームの表示を制御するときのフラグメントの使用に進みます。