一連のフォームを作成する仕事を引き受けたとします。経験上、最初に作成するフォームは、完成までにある程度の試行錯誤を伴うことがわかっています。しかし最初のフォームが完成した後は、ショートカットを作成して作業プロセスを合理化することにより、はるかに短時間で残りのフォームを仕上げられるようになります。
例えば、作成するフォームの大半に配送先を入力する部分があるとします。この場合、新規フォームごとに配送先サブフォームを作成する代わりに、最初に作成した配送先サブフォームをコピーし、独立した XDP ファイルに貼り付けることができます。これにより、簡単に配送先サブフォームをコピーし、残りのフォームに貼り付けられるようになります。配送先の部分を変更する必要があるときは、すべてのフォームで変更するか、または独立した XDP ファイルで変更してからすべてのフォームで配送先の部分を置き換えます。
Designer では、このような再利用可能な部分を「フラグメント」と呼びます。フラグメントは、使用するたびに独立したファイルからコピーする必要はありません。必要なフラグメントへの参照を挿入すれば、フォームにそのフラグメントが表示されます。フラグメントを更新すると、そのフラグメントを参照するすべてのフォームに変更が反映されます。
フォームを PDF ファイルとして保存するときには、すべてのフラグメントがそのフォームに含められます。
サンプルフォームについてDesigner には、完全なサンプルフォームが各種用意されています。各サンプルフォームには、フォームデザイン、サンプルデータ、スキーマおよび最終版のフォームが含まれています。
Designer インストールフォルダーの JA¥Samples¥Forms¥Purchase Order¥Form Fragments¥Forms にインストールされているサンプルフォームは、フラグメントの簡単な使用方法と複雑な使用方法を示しています。
¥Form Fragments¥Forms フォルダーには次の 3 つのフォームデザインが含まれています。
Purchase Order Interactive.pdf
Purchase Order Dynamic Interactive.pdf
Purchase Order Dynamic.xdp
このサンプルフォームデザインで参照されているフラグメントは、JA¥Samples¥Forms¥Purchase Order¥Form Fragment¥Fragments にインストールされます。
このチュートリアルでは、Form Fragment フォルダーのフォームデザイン、フラグメントおよびサンプルデータを使用します。したがって、開始する前にこのフォルダーのバックアップコピーを作成することをお勧めします。
クリックしてフラグメントライブラリパレットのサンプルフラグメントを開くに進みます。
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