Designer を使用すると、繰り返しサブフォームオブジェクトに対してカスタマイズした条件付き改行を作成できます。データのオーバーフローに応じたページ番号付けとは異なり、条件付き改行を使用すると、条件ステートメントと呼ばれる真偽のチェックに基づいて、フォーム上のサブフォームの改ページ方法を手動で管理できます。
条件ステートメントにより、繰り返しサブフォーム内のフィールドのデータをフィールドの前のインスタンスと照合できます。フィールドに入力されるデータの変更に応じて、繰り返しサブフォームを区切ることができます。
例えば、電話料金請求書の場合、各請求書エントリの日付を保存しているフィールドの変更に応じて、繰り返しサブフォームを区切ることができます。電話料金請求書を日付別に区切ると、請求書が読みやすくなります。
条件付き改行を指定するだけでなく、リーダーサブフォームおよびトレーラーサブフォームを指定して、フォーム上の繰り返しサブフォームの次のインスタンスを配置する場所を示すこともできます。
サブフォームまたはサブフォームセットを選択します。
オブジェクトパレットで、「ページ編集」タブをクリックします。
「編集」をクリックしてから、追加ボタンをクリックし、条件付き改行リストの新しい項目を挿入します。
言語リストでスクリプト言語を選択します。選択したスクリプト言語で条件付き改行の条件ステートメントが作成されます。
実行場所リストから、条件付き改行を実行する位置を選択します。
サンプル式の挿入ボタンをクリックして、サブフォーム内で条件付き改行の比較フィールドとして使用するフォームデザインオブジェクトを選択します。また、フィールドに独自の条件ステートメントを入力できます。なお、条件付き改行として正しく評価させるために、ユーザー定義の条件ステートメントの評価は true または false である必要があります。true と評価された条件ステートメントが実行されます。
次のいずれかのオプションを使用して、サブフォームオブジェクトの改ページの場所を指定します。
移動場所フィールドで、改ページされたサブフォームの残りのオカレンスを配置する場所を選択します。
トレーラーリストおよびリーダーリストで適宜、現在の条件付き改行に使用するトレーラーサブフォームとリーダーサブフォームを選択します。
選択したサブフォームに使用する条件付き改行ごとに、手順 2 ~ 8 を繰り返します。
リスト項目の追加を終了したら、「OK」をクリックします。
条件付き改行の項目をすべて作成したら、条件付き改行の編集ダイアログボックスで条件付き改行の表示順序を確認してください。Designer では、条件付き改行の編集ダイアログボックスで指定された条件付き改行が上から下に順番に処理されます。条件ステートメントが true に評価された条件付き改行がすべて実行されます。
上へボタンおよび下へボタンを使用して、条件付き改行の各リスト項目を目的の位置に移動します。
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