パスワードフィールドの使用

パスワードフィールドとスクリプトを使用すると、フォームに対するアクセスを制御することができます。パスワードフィールドには次のような多くのオプションがあります。

  • ユーザーが入力したデータをマスクする文字を指定できる文字マスキングオプション。パスワードフィールドにパスワードがそのまま表示されることはありません。

  • 編集パターン。実行時にパスワードフィールドにデータを入力するための構文を表します。

  • 検証パターン。実行時にユーザー入力を検証するために使用されます。

  • パスワードフィールドが必須か、推奨か、任意かを指定し、推奨された値または必要な値を入力するようにユーザーに通知するメッセージを含める設定。

注意: 情報の取得とフィールドへの文字の表示は、視覚的な目的のためだけのものです。フィールドの値をプログラミングインターフェイスから隠したり、データの送信時に値を隠したりする試みは行われません。情報の安全性を確保したい場合は、セキュアリンク(SSL など)を使用して、送信時にデータを暗号化する必要があります。

インタラクティブフォームでパスワードフィールドを追加するには

  1. オブジェクトライブラリパレットで標準カテゴリをクリックし、フォームデザインにパスワードフィールドオブジェクトをドラッグします。

  2. レイアウト、フォント、段落および境界線パレットを使用して、パスワードフィールドのプロパティを設定します。

  3. パスワードの検証に使用する検証パターンと、パスワードが有効な形式でない場合に表示されるメッセージを追加します。

  4. (オプション)デフォルトのマスキング文字を変更します。

  5. 必要に応じて連結情報を追加します。

  6. フォームデザインを保存し、テストを行います。

パスワード表示文字を変更するには

ユーザーがパスワードを入力したときにデフォルトで表示されるパスワード表示文字は、アスタリスク記号(*)です。この記号は、オブジェクトパレットの「フィールド」タブにある「パスワード表示文字」オプションで変更できます。

 オブジェクトパレットの「フィールド」タブをクリックして、「パスワード表示文字」でデフォルトの記号(*)を選択し、代わりの文字(例えば #)を入力します。

入力形式と検証メッセージを指定するには

実行時にユーザー入力を検証するために使用する検証パターンと、形式が有効なパターンでない場合にパスワードを再入力するようにユーザーに通知するメッセージを含めることができます。ユーザーが新しいパスワードを入力すると、検証パターンとの比較が行われます。パターンが一致していない場合にメッセージが表示されます。

検証パターンのメッセージには、データソースの値をダイナミックに埋め込むことができます。このオプションにより、ユーザーが確実に有効な値をフィールドに入力するようにできます。
  1. オブジェクトパレットの「値」タブをクリックして、「検証パターン」をクリックし、次の操作を実行します。

    • 種類を選択リストで、検証パターンを選択するか、「パターン」ボックスにカスタムパターンを入力します。

    • 「検証パターンのメッセージ」ボックスに、ユーザーに正しい値を入力するように通知するメッセージを入力します。

  2. 実行時にエラーメッセージを生成するには、「エラー」を選択します。