スクリーンリーダーテキストへのデータのダイナミックな埋め込み

スクリーンリーダーテキストには、データソースの文字列をダイナミックに埋め込むことができます。例えば、フランス語のオブジェクトについてカスタムのスクリーンリーダーテキストを表示することができます。

接続したスキーマで次のようにカスタムのスクリーンリーダーテキストが定義されているとします。

<form> 
      <csr dp_csr="csr1"/> 
</form>

参照されるよう指定したデータファイルで次のようにカスタムのスクリーンリーダーテキストが定義されているとします。

<form> 
      <csr dp_csr="The 7-digit customer identification field."/> 
</form>

データファイルとフォームデザインをマージし、スクリーンリーダーを起動すると、フィールドの種類が読み取られ、「The 7-digit customer identification field.」と読み上げられます。

この作業を行う前に、次の条件を満たしていることを確認する必要があります。

  • アクティブなラベルがオンであることを確認します。ダイナミックプロパティの設定を参照してください。

  • フォームオブジェクトプロパティと連結するデータを記述するデータソースに接続していることを確認します。データソースへの接続を参照してください。

  • サンプルデータでフォームをテストするために、フォームオブジェクトプロパティ用に定義されているデータを格納するデータファイルを参照するように指定していることを確認します。サンプルデータを使用してフォームをプレビューするにはを参照してください。

  • Acrobat で編集/環境設定を選択し、環境設定ダイアログボックス(読み方カテゴリ)で、「フォームのフィールドを読み上げる」が有効になっていることを確認します。

  1. オブジェクトライブラリパレットで標準カテゴリをクリックし、オブジェクトをフォームデザインにドラッグします。

    ここでは、数値フィールドオブジェクトを挿入します。

  2. (オプション)オブジェクトパレットで「フィールド」タブをクリックし、「キャプション」ボックスにオブジェクトのキャプションを入力します。

    ここでは、「Customer ID」と入力します。

  3. アクセシビリティパレットで「カスタムのスクリーンリーダーテキスト」アクティブなラベルをクリックします。

  4. データ接続を選択します。

    注意: データソースにまだ接続していない場合、データ接続リストで選択できるのは「デフォルトのデータ連結」のみです。
  5. 「連結」ボックスの横にある三角形をクリックして連結を選択します。

    ここでは、csr/@dp_csr を選択します。

    「連結」ボックスに次の文字列が表示されます。

    $record.csr.dp_csr

    この文字列を選択する代わりに、「アイテム」ボックスにこの文字列を入力することもできます。
  6. 「OK」をクリックします。

  7. 「PDF プレビュー」タブでフォームを表示します。

    例えば、「PDF プレビュー」タブで「Customer ID」フィールドにデータを入力してカスタムのスクリーンリーダーテキストを読み上げさせます。