スタイルシートとスタイルを作成し管理することで、単一のフォーム内または複数のフォームを対象として一貫性のある書式設定を実現できます。例えば、キャプションやフィールド値のテキストの表示状態、オブジェクトの境界線や背景色の外観、ラジオボタンやチェックボックスオブジェクトのサイズとスタイルを制御できます。
スタイルシートの管理、スタイルの編集、フォームデザインに含まれるオブジェクトへのスタイルの適用を行うには、スタイルカタログを使用します。スタイルカタログには、フォームで使用できる様々なスタイルシートおよび各スタイルシートに含まれているスタイルが表示されます。スタイルカタログでは、これらのスタイルシートが異なるパネル(スタイルシートごとに 1 つのパネル)にまとめられています。最初のパネルは、フォームに埋め込まれる内部スタイルシート用のパネルです。内部スタイルシートパネルの下に、ユーザーがスタイルカタログに追加した各外部スタイルシート(Designer Style Sheet.xfs)のパネルが表示されます。各パネルバーには、スタイルシートの名前が表示されます。パネルバーの上にマウスポインターを置くと、スタイルシートの位置がツールヒントに表示されます。各パネルバーではメニューも使用できます。また、一覧に表示されている各スタイルではコンテキストメニューを使用できます。スタイルカタログメニューでは、追加のコマンドを使用できます。
内部スタイルシートは、作成した新しい各フォームに自動的に関連付けられます。内部スタイルシートは、単一のフォームを作成し、フォームにスタイルシートとスタイルを埋め込んで編集を容易にする必要がある場合に、便利です。ただし、複数のフォームデザインを作成する場合は、Designer で複数の外部スタイルシートを作成し、これらのスタイルシートを任意の数のフォームデザインに追加できます。
内部スタイルシートから、他のフォームで使用する新しい外部スタイルシートへスタイルを抽出できます。また、様々な外部スタイルシートに含まれるスタイルを、内部スタイルシートに追加することもできます。これを行うには、フォームデザインに外部スタイルシートを埋め込みます。
さらに、フォームのプロパティダイアログボックスとオプションダイアログボックスにあるオプションを使用し、新しいまたは既存のフォーム内にあるキャプションおよび値に対するデフォルトフォントを指定して、すべてのフォームオブジェクトのフォントをすばやく変更することができます。
スタイルカタログ内のスタイルシートをソートするにはスタイルカタログでは、スタイルシートが異なるパネル(スタイルシートごとに 1 つのパネル)にまとめられています。最初のパネルは、内部スタイルシート用のパネルです。内部スタイルシートパネルの下に、ユーザーがスタイルカタログに追加した Designer スタイルシートファイル(XFS)のそれぞれに対応したパネルが表示されます。
Designer では、デフォルトで、スタイルシートはスタイルカタログに追加された順番で配置されます。スタイルカタログにある外部スタイルシートファイルの一覧は、スタイルシート名前または種類順に再度ソートすることができます。
スタイルカタログパレットメニューで、「ソート」をポイントし、以下のいずれかの操作を実行します。 スタイルシートの一覧を名前順にソートするには、「名前」をクリックします。
スタイルシートの一覧を種類順にソートするには、「種類」をクリックします。
スタイルシートの一覧のソートを無効にするには、「ソートなし」をクリックします。
新しいフォームのデフォルトのスタイルシートを選択するには新しいフォームに対して、Designer スタイルシート(XFS)ファイルを選択できます。新しいフォームを作成するとき、選択した XFS ファイルがスタイルカタログに表示され、使用するための準備が完了したことが示されます。
ツール/オプションをクリックします。
書式設定パネルを選択します。
「スタイルシートを使用」を選択します。
参照ボタンをクリックし、使用する Designer スタイルシート(XFS)ファイルを選択します。
フォームにスタイルシートを追加するにはフォームには、1 つ以上の Designer スタイルシート(XFS)ファイルを追加できます。新しいスタイルシートを追加した後、スタイルカタログには新しいパネルが表示され、フォームで使用できるスタイルが一覧に示されます。
スタイルカタログに示されている、XFS ファイル内のスタイルを、内部スタイルシートに追加することができます。これを行うには、フォームにスタイルを埋め込みます。スタイルシートを埋め込むにはを参照してください。
パネル切り替えバーの上にマウスポインターを置くと、スタイルシートの位置を表示できます。 ウィンドウ/スタイルカタログを選択します。
スタイルカタログパレットメニューで、「スタイルシートを追加」をクリックします。
開くダイアログボックスで、使用する Designer スタイルシート(XFS)ファイルを探し選択します。
「開く」をクリックします。
新しいスタイルシートを作成するには新しいスタイルシートを作成するとき、Designer では空白の Designer スタイルシート(XFS)ファイルが開きます。ここで、新しいスタイルを作成します。スタイルシートは、フォームとは異なる背景色を使用して表示されます。これは、スタイルシートとフォームを区別するためです。階層パレットでは、最上位サブフォームは名前付きのスタイルシートです。
スタイルカタログメニューをクリックし、「新しいスタイルシート」をクリックします。
スタイルシートファイルに名前を付けて保存します。
スタイルシートを埋め込むにはスタイルは、フォームデザイン内にある Designer スタイルシート(XFS)ファイルから埋め込むことができますが、このファイルの数に制限はありません。これにより編集が容易になります。
「スタイルシートを埋め込む」コマンドを選択すると、スタイルカタログ内のすべての外部スタイルシートのパネルから内部スタイルシートのパネルへスタイルが追加されます。フォームオブジェクトまたはデフォルトのスタイルからの参照は新しい内部スタイルにリセットされ、外部スタイルへの参照はフォームから削除されます。
「スタイルシートを埋め込む」コマンドは、スタイルカタログに 1 つ以上の外部スタイルシートが含まれている場合に利用可能になります。
スタイルカタログメニューをクリックします。
「スタイルシートを埋め込む」を選択します。
新しいスタイルシートにスタイルを抽出するには内部スタイルシートから新しい Designer スタイルシート(XFS)ファイルへスタイルを抽出できます。必要に応じて、内部スタイルシートを、新しい外部スタイルシートへの参照に置き換えることもできます。
内部スタイルシートのパネルでメニューをクリックします。
「新しいスタイルシートにスタイルを抽出」を選択します。
「ファイル名」ボックスに、新しいスタイルシートファイルの名前を入力します。
(オプション)「内部スタイルシートを新しい外部スタイルシートへの参照に置き換える。」を選択することができます。
「保存」をクリックします。
スタイルシートを削除するにはいつでも、スタイルカタログから外部 Designer スタイルシート(XFS)ファイルを削除できます。
スタイルカタログでは、フォームで使用できるスタイルシートが様々なパネルにまとめられています。最初のパネルは、内部スタイルシート用のパネルです。内部スタイルシートは削除できません。内部スタイルシートのパネルの下には、フォームから参照されている、各 Designer スタイルシート(XFS)ファイル用のパネルがあります。
削除する外部スタイルシートのパネルでメニューをクリックします。
「スタイルシートを削除」をクリックします。
スタイルシートを置き換えるにはいつでも、スタイルカタログ内の Designer スタイルシート(XFS)ファイルを置き換えることができます。スタイルカタログでは、フォームで使用できるスタイルシートが様々なパネルにまとめられています。最初のパネルは、内部スタイルシート用のパネルです。内部スタイルシートは置き換えることはできません。内部スタイルシートのパネルの下には、フォームから参照されている、各 Designer スタイルシート(XFS)ファイル用のパネルがあります。
注意: 2 つの異なるスタイルシートでスタイル名が同じである場合、1 つのスタイルシートを他のスタイルシートに置き換えると、フォーム内のオブジェクトは、置き換える新しいスタイルシートのスタイルプロパティによって、自動的に更新されます。
置き換えられる外部スタイルシートのパネルでメニューをクリックします。
「スタイルシートを置換」をクリックします。
スタイルシートファイルを編集するには外部 Designer スタイルシート(XFS)ファイル内のスタイルを編集できます。スタイルシートファイルを編集するために、スタイルカタログにスタイルシートファイルを追加する必要はありません。
編集するためにスタイルシートを開くには、次のいずれかの操作を行います。
スタイルカタログで、編集するスタイルを右クリックし、「スタイルを編集」を選択します。
スタイルエディターで、必要に応じて書式設定オプションを変更します。
スタイルシートファイルを保存して閉じます。
オブジェクトからの新しいスタイルの作成外部 Designer スタイルシート(XFS)ファイル内のオブジェクトから新しいスタイルを作成できます。
新しいスタイルの作成に使用する外部スタイルシートのパネルでメニューをクリックします。
「スタイルシートを編集」を選択します。
「デザインビュー」タブで、新しいスタイルの作成に使用するオブジェクトを右クリックし、「スタイル」をポイントして、「オブジェクトから新しいスタイルを作成」をクリックします。
スタイルエディターで、スタイルに名前を設定し、必要に応じて書式設定オプションを選択します。
「OK」をクリックします。
変更を保存し、スタイルシートファイルを閉じます。
オブジェクトの種類に応じた新しいスタイルの作成フォームデザインの内部スタイルシートまたは外部 Designer スタイルシート(XFS)ファイル内に、新しいスタイルを作成できます。
キャプション、値、境界線の書式設定を使用してオブジェクトのスタイルを作成するとき、同じオブジェクトの種類に関連する既存のスタイルを選択したり、共通のスタイルに関連する既存のスタイルを選択したりできます。共通のスタイルから、新しいスタイルはスタイルシートで指定されたプロパティを継承できます。
新しいスタイルを作成すると、そのスタイルがスタイルカタログに表示されます。
内部スタイルシート内に新しいスタイルを作成するには現在のフォームデザイン内にある内部スタイルシートに対して新しいスタイルを作成します。
内部スタイルシートのパネルでメニューをクリックします。
「新しいスタイルを作成」を選択します。スタイルエディターダイアログボックスが表示されます。
一般パネルを選択します。
「スタイル名」ボックスにスタイルの名前を入力します。
種類リストで、作成するスタイルの対象となるオブジェクトの種類を選択します。
必要に応じて書式設定オプションを選択し、「OK」をクリックします。
変更を保存し、スタイルシートファイルを閉じます。
外部スタイルシートファイル内に新しいスタイルを作成するには外部 Designer スタイルシート(XFS)ファイル内に新しいスタイルを作成するには、Designer でスタイルシートファイルを開き、そのファイル内にスタイルを作成します。
スタイルを追加する外部スタイルシートのパネルでメニューをクリックします。
「スタイルシートを編集」を選択します。
スタイルカタログで、編集するスタイルを右クリックし、「新しいスタイルを作成」を選択します。スタイルエディターダイアログボックスが表示されます。
一般パネルを選択します。
「スタイル名」ボックスにスタイルの名前を入力します。
種類リストで、作成するスタイルの対象となるオブジェクトの種類を選択します。
必要に応じて書式設定オプションを選択し、「OK」をクリックします。
変更を保存し、スタイルシートファイルを閉じます。
共通のスタイルの作成共通のスタイルは汎用的なスタイルの種類で、どのオブジェクトの種類からでも参照できます。その結果、プロパティを備えた 1 つの共通のスタイルを定義し、他のすべてのオブジェクトの種類がそのプロパティを継承することができます。デフォルトでは、共通のスタイルは、キャプションテキストの書式設定、値テキストの書式設定および境界線のプロパティを定義します。テキストの書式設定プロパティだけを定義したり、境界線のプロパティだけを定義したりできます。
内部スタイルシート内に共通のスタイルを作成するには現在のフォームデザイン内にある内部スタイルシートに対して共通のスタイルを作成します。
内部スタイルシートのパネルでメニューをクリックします。
「新しいスタイルを作成」を選択します。スタイルエディターダイアログボックスが表示されます。
一般パネルを選択します。
「スタイル名」ボックスにスタイルの名前を入力します。
種類リストで「共通のスタイル」を選択します。
必要に応じて書式設定オプションを選択し、「OK」をクリックします。
変更を保存し、スタイルシートファイルを閉じます。
外部スタイルシートファイル内に共通のスタイルを作成するには外部 Designer スタイルシート(XFS)ファイル内に共通のスタイルを作成するには、Designer でスタイルシートファイルを開き、そのファイル内に共通のスタイルを作成します。
共通のスタイルの作成対象となる外部スタイルシートのパネルでメニューをクリックします。
「スタイルシートを編集」を選択します。
内部スタイルシートのパネルでメニューをクリックします。
「新しいスタイルを作成」を選択します。スタイルエディターダイアログボックスが表示されます。
一般パネルを選択します。
「スタイル名」ボックスにスタイルの名前を入力します。
種類リストで「共通のスタイル」を選択します。
必要に応じて書式設定オプションを選択し、「OK」をクリックします。
変更を保存し、スタイルシートファイルを閉じます。
オブジェクトにスタイルを適用するにはスタイルカタログには、各スタイルシートで使用できるスタイルが一覧表示されます。スタイルシート内の各スタイルは、特定のオブジェクトの種類に関連付けられています。同じオブジェクトの種類に、スタイルを適用できます。例えば、テキストフィールドスタイルはテキストフィールドオブジェクトに適用できます。適用するスタイルが、選択したオブジェクトに対応していない場合、「スタイルを適用」コマンドは使用できません。
すべてのオブジェクトの種類に適用できるプロパティを備えた、共通のスタイルを作成することもできます。共通のスタイルの作成を参照してください。
「デザインビュー」タブで、スタイルを適用するオブジェクトの種類を選択します。
スタイルカタログで、適用するスタイルを右クリックします。
「スタイルを適用」をクリックします。
オブジェクトからスタイルを削除するには「デザインビュー」タブのオブジェクトからスタイルを直接削除できます。
「デザインビュー」タブで、スタイルを削除するオブジェクトを選択します。
右クリックし、スタイル/スタイルを削除を選択します。
スタイルの編集フォームデザインの内部スタイルシートまたは Designer スタイルシート(XFS)ファイルを参照する外部スタイルシートにあるスタイルを編集できます。現在のフォームデザインの内部スタイルシートにあるスタイルを編集します。外部スタイルシートにあるスタイルを編集するには、Designer で XFS スタイルシートを開きます。Designer でスタイルシートファイルを編集するとき、フォームデザインで使用されている白色の背景と区別するために、ページの背景色(デザインビュー)には色が付きます。
内部スタイルシートの場合、そのスタイルを使用しているすべてのオブジェクトに対して、変更が直ちに適用されます。外部スタイルシートの場合、フォームを保存するときに変更が適用されます。
内部スタイルシートにあるスタイルを編集するにはスタイルカタログで、内部スタイルシートのパネルを展開します。
編集するスタイルを右クリックし、「スタイルを編集」を選択します。
スタイルエディターで、必要に応じてオプションを選択し、「OK」をクリックします。
変更を保存します。
外部スタイルシートファイルにあるスタイルを編集するには編集するためにスタイルシートを開くには、次のいずれかの操作を行います。
内部スタイルシートパネルで、編集するスタイルを右クリックし、「スタイルを編集」を選択します。
スタイルエディターで、必要に応じて書式設定オプションを選択し、「OK」をクリックします。
変更を保存します。
スタイルシートからのスタイルの削除フォームデザインの内部スタイルシートまたは Designer スタイルシート(XFS)ファイルを参照する外部スタイルシートからスタイルを削除できます。フォームデザインの内部スタイルシートからは、スタイルを直接削除します。外部スタイルシートからスタイルを削除するには、Designer で XFS スタイルシートを開きます。
内部スタイルシートからスタイルを削除するにはスタイルカタログで、内部スタイルシートのパネルを展開します。
削除するスタイルを右クリックし、「スタイルを削除」を選択します。
「はい」をクリックして、スタイルを削除することを確認します。
外部スタイルシートからスタイルを削除するにはスタイルカタログで、外部スタイルシートのパネルにあるメニューをクリックします。
「スタイルシートを編集」を選択します。Designer でスタイルシートファイルが開き、スタイルカタログから関連するパネルが一時的に削除され、スタイルが内部スタイルシートのパネルに追加されます。
内部スタイルシートのパネルで、削除するスタイルを右クリックし、「スタイルを削除」を選択します。
変更を保存し、スタイルシートファイルを閉じます。Designer によって、残りのスタイルが内部スタイルシートのパネルから外部スタイルシートのパネルに戻されます。
新しいオブジェクトのデフォルトのスタイルを設定するにはスタイルカタログにある任意のスタイルシートから、新しいオブジェクトのデフォルトのスタイルを選択できます。オブジェクトライブラリにあるほとんどのオブジェクトに対してデフォルトのスタイルを選択できます。オブジェクトの種類に対して選択したデフォルトのスタイルは、スタイルカタログでは太字斜体のテキストで表示されます
「新しいオブジェクトにデフォルトのスタイルを適用」オプションが選択されているときに、フォームに新しいオブジェクトを追加すると、そのオブジェクトの種類に対するデフォルトのスタイルが自動的に新しいオブジェクトに適用されます。
スタイルカタログで、デフォルトとして設定するオブジェクトのスタイルを右クリックします。
「デフォルトのスタイルとして設定」をクリックします。
新しいオブジェクトにデフォルトのスタイルを適用するには新しいオブジェクトにデフォルトのスタイルを適用する前に、フォームデザインに追加する各オブジェクトの種類に対して、デフォルトのスタイルを選択します。
スタイルカタログメニューをクリックします。
「新しいオブジェクトにデフォルトのスタイルを適用」を選択します。
新しいオブジェクトのデフォルトのスタイルを編集するには新しいオブジェクトのデフォルトのスタイルを変更したり、解除したりできます。
スタイルカタログメニューをクリックします。
「デフォルトのスタイル設定を編集」を選択します。
対象となるオブジェクトの横にあるリストをクリックし、次のいずれかの操作を行います。
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