コメントは、FormCalc によって実行されないコードセクションです。通常、コメントには、特定のコードフラグメントの用途を説明した情報や指示が含まれています。コメントに記述した情報は、実行時にはすべて無視されます。
コメントは、セミコロン(;)、またはスラッシュのペア(//)を使用して指定できます。FormCalc では、コメントはその先頭から次の行終端子まで続きます。
次に例を示します。
// This is a type of comment
First_Name="Tony"
Initial="C" ;This is another type of comment
Last_Name="Blue"
イベント上のすべての FormCalc 演算のコメント化特定のイベントについてすべての FormCalc の演算をコメント化していると、フォームを「PDF プレビュー」タブでプレビューしたとき、または最終の PDF を表示したときに、エラーが発生します。値を返すには、それぞれ FormCalc の演算が必要ですが、FormCalc ではコメントは値とは見なされません。
コメントした FormCalc コードがエラーを返さないようにするには、次のいずれかの操作を行います。
式の値がフォーム上で望ましくない結果とならないようにするには、次のいずれかの形式の式を使用します。
次の例のように、1 文字から成る単純式。
// First_Name="Tony"
// Initial="C"
// Last_Name="Blue"
//
// The simple expression below sets the value of the event to zero.
0
オブジェクトの値を保持する割り当て式。この形式の式は、次の例のように、コメント化された FormCalc コードが calculate イベントにある場合にオブジェクトの実際の値が置き換えられるのを防ぐために使用します。
// First_Name="Tony"
// Initial="C"
// Last_Name="Blue"
//
// The assignment expression below sets the value of the current
// field equal to itself.
$.rawValue = $.rawValue
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