Solution ワークフローの概要

次の図は、通信管理ワークフローの概要です。ワークフローは次の 3 つのフェーズから構成されます。

  1. テンプレートの作成

  2. 通信の作成

  3. 後処理

テンプレートの作成

次の図は、通信テンプレートを作成する際の一般的なワークフローです。

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通信テンプレートの作成プロセスの概要

このワークフローについて説明します。

  1. フォーム開発者は、Adobe LiveCycle Designer を使用してレイアウトやフラグメントレイアウトを作成し、CRX リポジトリにアップロードします。レイアウトには、一般的なフォームフィールド、ヘッダーやフッターなどのレイアウト機能、およびコンテンツを配置するための空の「ターゲット領域」が含まれます。アプリケーションスペシャリストは、後でこれらのターゲット領域に必要なコンテンツをマッピングします。フォーム開発者や他のメンバーについては、プロジェクトチームを参照してください。

  2. 法務部門、経理部門、またはマーケティング部門のサブジェクトマターエキスパート(SME)は、免責事項や契約条件などのテキストの条項や、ロゴなどの画像を作成およびアップロードし、様々な通信テンプレートで再利用できるようにします。

  3. アプリケーションスペシャリストは、通信テンプレートを作成します。アプリケーションスペシャリストには次の役割があります。

    • テキストの条項と画像をレイアウトテンプレートのターゲット領域にマッピングします。

    • コンテンツを含める際の条件とルールを定義します。

    • レイアウトのフィールドと変数を基礎となるデータモデルに結び付けます。

通信の作成

顧客に送信する通信を生成するには、ユーザー主導型とシステム主導型という 2 つの方法があります。

ユーザー主導型:要求処理担当者やケースワーカーなど、顧客と直接やり取りする従業員は、カスタマイズされた通信を作成できます。シンプルで直感的な文字入力インターフェイスを使用することで、ビジネスユーザーはオプションのテキストを通信に追加し、編集可能なコンテンツをパーソナライズし、さらにリアルタイムで通信をプレビューできます。また、カスタマイズした通信をバックエンドプロセスに送信できます。

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ユーザー主導型の通信の作成プロセスの概要

システム主導型:イベントトリガーによって通信が自動生成されます。例えば、事前の納税申告を促すために市民に送信されるリマインダー通知は、事前に定義されたテンプレートと市民のデータを合わせて生成されます。完成したレターは、電子メールの送信、印刷、Fax 送信またはアーカイブで利用できます。

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システム主導型の通信の作成プロセスの概要

後処理

最終的な通信は、後処理のためにバックエンドプロセスに送信できます。通信は次のように処理できます。

  • 電子メール、Fax またはバッチ印刷用に処理したり、印刷または電子メールのためにフォルダーに配置したりできます。

  • レビューおよび承認のために送信できます。

  • 電子署名、証明書、暗号化、または権限管理を適用することで保護できます。

  • アーカイブや監査のために必要なメタデータをすべて含む検索可能な PDF ドキュメントに変換できます。

  • マーケティング資料など、追加のドキュメントを含む PDF ポートフォリオに含めることができます。この PDF ポートフォリオは、最終的な通信として送信できます。