サービスのプーリングの設定

各サービスでは、プーリング機能を利用して、受信する呼び出し要求を処理できます。サービスプールを使用すると、サービスインスタンスは一度に 1 つのスレッドで呼び出され、複数の呼び出し要求で再利用できるので、パフォーマンスが向上する場合があります。また、プーリングを使用して「非同期サービスインスタンスの最大数」オプションを指定することもでき、同時に処理される要求の数を制限することができます。

プーリングの有効化

  1. Administration Console で、サービス/アプリケーションおよびサービス/サービスの管理をクリックします。

  2. サービスの管理ページで、設定するサービスをクリックします。

  3. 「プーリング」タブをクリックします。

  4. 「要求処理方法」リストで「すべての要求のプール済みインスタンス」を選択します。

  5. 「サービスインスタンスの初期プールサイズ」ボックスに、プールの初期サイズを入力します。サービスがデプロイされると、サービス実装インスタンスが何個作成され、呼び出し要求を待機している空きプールに割り当てられるかが、この数値を使用して特定されます。これによって、サービスコンテナは、サービスインスタンスを初期化する必要なく、呼び出し要求に直ちに応答できます。

  6. 「サービスインスタンスの最大プールサイズ」ボックスに、指定したサービスのプール内の最大インスタンス数を入力します。この設定によって、指定した時間に指定したサービスを実行できるスレッドの数が制御されます。デフォルト値は 0 で、プールサイズは無制限です。

  7. 「非同期サービスインスタンスの最大数」ボックスに、指定した時間に非同期要求に対応できる、プールの最大インスタンス数を入力します。この設定によって、サービスで同時に処理できる要求の数を制限できます。

  8. 「呼び出し待機のタイムアウト」ボックスに、サービスが呼び出し要求に対応可能になるまでの待機時間をミリ秒単位で入力します。この設定の値を指定しない場合、デフォルトは 0 で、待機時間はゼロです。

  9. 「保存」をクリックします。

プーリングの削除

  1. Administration Console で、サービス/アプリケーションおよびサービス/サービスの管理をクリックします。

  2. サービスの管理ページで、設定するサービスをクリックします。

  3. 「プーリング」タブをクリックします。

  4. 「要求処理方法」リストで「各要求の新しいインスタンス」または「すべての要求の単一インスタンス」のいずれかを選択します。

    すべての要求の単一インスタンス:
    最初の要求がコンテナに到達したときにサービスインタンスが作成されキャッシュされます。その要求以降の要求はすべて、同じサービスインタンスを使用して処理されます。

    各要求の新しいインスタンス:
    呼び出しを受信するごとに新しいサービスインタンスが作成されます。

  5. 「保存」をクリックします。