ヘルスモニターに表示するためにシステム統計を収集すると、LiveCycle 環境のパフォーマンスに多少の影響があります。お使いのアプリケーションサーバーで以下に示す Java オプションを設定すると、この影響を抑制できます。
プロパティ
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目的
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デフォルト値
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adobe.healthmonitor.enabled
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ヘルスモニターのスレッドの有効化または無効化
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true
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adobe.cache.statistics-enabled
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Gemfire のキャッシュの有効化または無効化。
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true
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adobe.healthmonitor.refresh-interval
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ヘルスモニターのスレッドで統計情報を収集する間隔(ミリ秒単位)。
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10 分(600,000 ミリ秒)
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adobe.cache.multicast-port
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分散システムの他のメンバーとの通信に使用するマルチキャストポート。ゼロに設定すると、メンバーの検出と配信の両方についてマルチキャストが無効になります。
注意:異なる分散システムには、異なるマルチキャストアドレスとポートを選択します。アドレスのみ異なる構成は使用しないでください。
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デフォルト値はありません。有効な値の範囲は 0~65535 です。
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statistic-sample-rate
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統計情報がサンプリングされる頻度(ミリ秒単位)。オペレーティングシステムの統計情報は、サンプリングが行われるときにのみ更新されます。
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600000
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adobe.workmanager.healthmonitor.enabled
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このプロパティでは、ワークマネージャーの統計情報(ジョブ数や作業項目数など)の収集を有効または無効にします。
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true
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JBoss への Java オプションの追加JBoss アプリケーションサーバーを停止します。
[appserver root]/bin/run.bat(Windows)または run.sh(Linux または UNIX)をエディターで開き、必要に応じて Java オプションを追加します。
サーバーを再起動します。
WebLogic への Java オプションの追加Web ブラウザーの URL 行に http://[host name]:[port]/console と入力して、WebLogic 管理コンソールを起動します。
WebLogic Server ドメインに対して作成したユーザー名とパスワードを入力し、「Log In」をクリックします。「Change Center」で、「Lock & Edit」をクリックします。
「Domain Structure」で、Environment/Servers をクリックし、右側のウィンドウで、管理対象サーバー名をクリックします。
次の画面で、「Configuration」タブ/「Server Start」タブをクリックします。
「Arguments」ボックスで、現在の内容の末尾に必要な引数を付加します。例えば、‑Dadobe.healthmonitor.enabled=false を追加すると、ヘルスモニターが無効になります。
「Save」をクリックし、「Activate Changes」をクリックします。
WebLogic 管理対象サーバーを再起動します。
WebSphere への Java オプションの追加WebSphere Administrative Console のナビゲーションツリーで、アプリケーションサーバーに対して次の操作を実行します。
(WebSphere 6.x)Servers/Application servers をクリックします。
(WebSphere 7.x)Servers/Server Types/WebSphere application servers をクリックします。
右側のウィンドウで、サーバー名をクリックします。
「Server Infrastructure」で、Java and Process Management/Process Definition をクリックします。
「Additional Properties」で、「Java Virtual Machine」をクリックします。
「Generic JVM arguments」ボックスに、必要な引数を入力します。
「OK」または「Apply」をクリックし、「Save directly to the master configuration」をクリックします。
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