LiveCycle は、LiveCycle リポジトリをデータソースとして使用します。LiveCycle リポジトリにはアプリケーションアセットが格納されます。また実行時に、サービスは、自動化されたビジネスプロセスの実行の一環として、リポジトリからアセットを取得できます。
実行中の LiveCycle モジュールの数や、アプリケーションにアクセスしている同時ユーザーの数によっては、これらのデータソースへのアクセス負荷が大きくなる場合があります。データソースへのアクセスは、接続プールを使用して最適化できます。「接続プール」は、アプリケーションやサーバーオブジェクトがデータベースへのアクセスを必要とするたびに生じる、新しいデータベース接続の作成に伴うオーバーヘッドを回避するために使用される技術です。通常、接続プールは Web ベースのアプリケーションおよびエンタープライズアプリケーションで使用されます。また、アプリケーションサーバーによって処理されるのが一般的ですが、必ずしもそれだけに限定されません。
接続を使い切らないように接続プールのパラメーターを適切に設定することが重要です。接続が足りなくなった場合、アプリケーションのパフォーマンスが低下する可能性があります。
接続プールを適切に設定するには、アプリケーションサーバー管理者がピーク時間帯に接続プールを監視することが重要になります。監視によって、アプリケーションやユーザーがいつでも十分な数の接続を使用できるようになります。ほとんどのアプリケーションサーバーには監視用のツールが組み込まれています。
WebLogic Server Administration Console では、ドメイン内の JDBC データソースインスタンスごとに様々な統計値を監視できます。詳しくは WebLogic のドキュメントを参照してください。
アプリケーションサーバー管理者は、適切な接続プールの設定を決める際に、それらの情報をデータベース管理者に伝えてください。データベース管理者がこの情報を必要とするのは、データベース接続の数はデータソース用の接続プール内の接続数に等しくなるためです。そして、以下に示すアプリケーションサーバーおよびデータソースの種類に応じて、接続プールを設定する手順を実行してください。