標準文字以外にも、ビュレット、ハイフン、固定幅スペース、数学記号、外国語文字、他の特殊文字などを入力できます。
Symbol および Zapf Dingbats フォントに含まれる文字のリストと標準文字セットに含まれるアクセント記号のリスト、ユーロ通貨記号について詳しくは、オンラインマニュアルの『FrameMaker の文字セット』を参照してください。
ダイアログボックスでは、一部の特殊文字の入力方法や表示方法が異なります。 Windows では、円記号(\)に続けて文字シーケンスを入力します。これらのシーケンスについては、「 ダイアログボックス」を参照してください。
Tab キーを押すたびに、テキストにタブ記号 が埋め込まれます。 この記号はプリント時には表示されず、制御記号が表示される画面に表示されます。
現在の段落にタブ設定がある場合は、Tab キーを押すたびに、挿入ポイントとテキストが次のタブ位置へ 1 つずつ移動します。タブ設定がない場合は、Tab キーを押しても挿入ポイントとテキストは移動しません。Tab キーを押す回数がタブ設定の数を超えると、タブ記号が重なって表示されます。段落に後からタブ位置を追加すると、タブ設定の位置にテキストが正しく配置されます。
FrameMaker では、相対的ではなく絶対的なタブ設定が使用されます。 相対タブの場合は、Tab キーを押すたびに挿入ポイントが次のタブ位置に移動します。 絶対タブの場合は、Tab キーを行で n 回押すと、挿入ポイントは n 個目のタブ位置に移動します。 タブ設定の位置が挿入ポイントの左側にある場合、挿入ポイントは移動しません。
スペースバーを押すと、相対スペース(スペースの隣にある文字によって幅が決定するスペース)が挿入されます。 また、固定幅の特殊スペースを挿入して、2 つの単語の間隔を広げることもできます。 単語間に特殊スペースを挿入すると、その 2 つの単語は常に同じ行に配置されます。
次のような特殊スペースを使用できます。
em スペースの幅は、使用するフォントのポイントサイズと同じです。 例えば、10–pt のフォントを使用している場合は、em スペースの幅も 10 pt になります。
en スペースの幅は、em スペースの半分です。
特殊スペースの幅は、フォントのゼロ(0)文字の幅と同じです。 通常、数字の幅はすべて同じです。 このスペースは、タブを使用せずに列で数値を揃える場合に便利です。
極細スペースの幅は、em スペースの 12 分の 1 です。 数字と単位の間や、「/)」のようにスペースがないと詰まって見える文字の間などにも極細スペースが使用されます。
非分離スペースの幅は、フォントの初期設定のスペースと同じです。
スペースの自動調節の選択中は、同じ行に複数の相対スペースを入力することはできません。 ただし、複数の固定幅のスペースは入力できます。
引用符の自動調節が有効になっている場合は、左右の曲線引用符、または環境設定 ダイアログで定義した引用符が使用されます。 一重または二重引用符(、、または)キーを押すと、環境設定に基づいて設定済みの引用符が入力されます。引用符の自動調節は言語に依存する機能なので、段落スタイルに定義された言語によって、使用する引用符が決まります。
直線引用符を使用する場合は、引用符の自動調節を解除します。
引用符の自動調節は、ダイアログボックス内のテキストには適用されません。 ダイアログボックスでの引用符およびアポストロフィの入力方法については、「文字セット」を参照してください。
自動調整を設定するには、ブックウィンドウで対象の文書を選択します。
を選択します。
「スペースの自動調節」または「引用符の自動調節」オプションを変更し、「適用」をクリックします。