ヘッダーとフッターに変数を挿入する

Adobe FrameMaker でヘッダーとフッターに変数を追加する方法について説明します。

このトピックの内容

概要

Adobe FrameMaker では、文書のマスターページのヘッダーやフッターに変数を追加することができます。変数は、このマスターページが適用されている文書のすべてのボディページに表示されます。

ヘッダー / フッター変数

以下の表に、FrameMaker の空の文書（新しい文書）で使用できるデフォルトのヘッダー / フッター変数を示します。

デフォルト

ヘッダー/フッター変数

説明

ヘッダー / フッター 1

章タイトル

ヘッダー / フッター 2

第 1 レベルの見出しです。例：見出し 1 。

ヘッダー / フッター 3、4、13～18

ヘッダー / フッター $1～8 タイプのマーカーに対して定義されたマーカーテキスト

ヘッダー / フッター 5～12

定義の paratag 部分で定義される段落テキスト
Important: プロジェクトの要件に応じて、すべてのヘッダー / フッター変数のデフォルト定義を変更することができます。例えば、固定テキスト、1 つ以上の構成要素、文字スタイルを含むヘッダー / フッター変数を作成することができます。

マーカーを使用したテキストのヘッダーまたはフッターへの表示

ヘッダー / フッター変数（4、5、13～18）を使用してヘッダーまたはフッターにマーカーテキストを追加できます。これらの変数を使用して、コンテンツやシステム変数では使用できないテキストをヘッダーまたはフッターに表示させることができます。

  1. アプリケーションバーの CS Live メニューから 表示 > ボディページ を選択して、文書のボディページを表示します。

  2. 挿入ポイントを、文書内の任意の場所に置きます。 挿入 > マーカーを選択し、マーカーダイアログを開きます。 を選択し、マーカーダイアログを開きます。を選択し、

    Note: 文書内のマーカーの位置は関係ありません。 例えば、ヘッダーやフッターのテキストを含むすべてのマーカーを文書内の一か所に配置できます。

  3. マーカーの種類ポップアップリストで、ヘッダー / フッター $1 を選択します。

  4. 「マーカーテキスト」ボックスで、ヘッダーまたはフッターで表示させるテキストを入力します。

  5. アプリケーションバーの CS Live メニューから マスター > ページの表示 ヘッダーまたはフッターにヘッダー / フッター 3 変数を挿入します。

同様に、ヘッダー / フッター 4、13～18 を対応するヘッダー / フッター $2～$8 マーカーとともに使用して、ヘッダーまたはフッターにさらにマーカーテキストを追加できます。

辞書形式のヘッダーまたはフッターの作成

辞書の奇数ページのヘッダーまたはフッターに表示される用語は、その奇数ページの最初に説明されている用語です。同様に、辞書の偶数ページのヘッダーまたはフッターに表示される用語は、その偶数ページの最後に説明されている用語です。 辞書形式のヘッダーまたはフッターを作成するには、paratext 変数（ヘッダー / フッター 5～12）のうち一つを使用します。

  1. アプリケーションバーの CS Live メニューから マスター > ページの表示 奇数マスターページに移動します。

  2. 変数パネルから paratext 変数を選択して、「編集」をクリックします。 変数を追加/編集ダイアログが表示されます。

  3. 変数を追加/編集ダイアログで変数定義を編集し、文書中の辞書の用語により使用される段落スタイルを指定します。 例えば、ヘッダー/フッター 5 の定義を <$paratext[見出し 3]>に編集します。

  4. 変数を奇数ページのヘッダーに挿入します。

  5. 偶数ページのヘッダーに移動します。

  6. 変数を追加/編集ダイアログで変数定義を編集し、文書中の辞書の用語により使用される段落スタイルを指定します。 例えば、ヘッダー/フッター 5 の定義を <$paratext[+, Heading3]> に設定します。

    Important: 段落スタイルの先頭にプラス記号（+）を指定すると、変数定義内で指定されたスタイルが含まれている最後の段落内のテキストが表示されます。

文書の奇数ページのヘッダーには、ヘッダー / フッター変数で定義されている最初の段落スタイルが表示されます。偶数ページのヘッダーには最後の段落スタイルが表示されます。

Parent topic: 変数