表内に改ページを挿入する

Adobe FrameMaker で表に改ページを挿入する方法と、最小行数を設定する方法について説明します。

概要

表のすべての行が 1 つのテキストコラムに収まらない場合は、一部の行が次のページまたはコラムに移動します。 ページ間またはコラム間で表をどのように分割するかを設定できます。 例えば、1 ページまたは 1 コラムに表示する最小行数を設定したり、2 つの行が常に同一ページまたは同一コラムに表示されるように指定したりできます。 また、表の任意の行で強制的に改ページを行うこともできます。

表を挿入するとき、表書式によって 1 ページまたは 1 コラムの最小行数が決まります。 この値は、 表書式ウィンドウを選択します。

2 つの行を常に一緒に表示したり、強制的に改ページしたりするための設定は、表書式の一部ではなく任意の設定なので、個別に設定します。表に別の書式を適用しても、これらの設定は変更されません。

ページまたはコラムの最小行数を設定する

表が 1 ページまたは 1 コラムに収まらない場合、その表に対して指定された孤立行数に応じて改ページの位置が決まります。 孤立行属性によって、同じページまたはコラムに表示する必要のあるボディ行の最小行数を指定します。

Note: 構造化文書で作業している場合は、改ページの設定を変更しても表の構造は変わりません。この変更は、書式ルールの変更とは見なされません。

ページまたはコラムに一緒に表示される表内の最小行数を設定するには、次の操作を行います。

  1. 変更する表をクリックし、 > 書式 > 表書式を選択します。

  2. 表書式ウィンドウ「基本」属性で、「孤立行」ボックスに行数を入力します。数値の範囲は 1255 です。

  3. 「適用」をクリックします。

Tip: 孤立行の設定を 99 などの大きい値にすると、複数のコラムまたはページに表が分割されるのを避けることができます。

複数の行を一緒に表示する

Adobe FrameMaker で表の複数の行を一緒に表示するには、次の操作を行います。

  1. 次の行または前の行と連動させる行を選択し、 > 書式 > 行書式を選択します。

  2. 「連動」セクションで、「次の行」または「前の行」を選択します。「設定」をクリックします。

表に改ページを追加または削除する

表や段落を常にページまたはコラムの先頭から開始するのと同様の設定を、表の特定の行についても行うことができます。 改ページが不要な場合は、後で削除することもできます。

表の改ページを追加または削除するには、次の操作を行います。

  1. 変更する行をクリックし、 > 書式 > 行書式を選択します。

  2. 次のいずれかの操作を行います。

    • 選択した行が強制的に次のコラムの先頭に表示されるようにするには、開始行ドロップダウンリストから、「コラムの先頭」か、「ページの先頭」オプションのいずれかを選択します。

    • 改ページを削除するには、開始行ドロップダウンリストから「任意の位置」を選択します。

  3. 「設定」をクリックします。