相互参照書式の構成要素

Adobe FrameMaker の相互参照の構成要素について説明します。

このトピックの内容

概要

相互参照書式を追加したり編集したりする場合、構成要素を使用して相互参照内のコンテキスト情報を表示することができます。

次の節は、相互参照書式の作成に使用できる構成要素について詳しく説明します。

ソースファイル情報の構成要素

次の構成要素は、相互参照を含む文書のソースファイルについての情報を提供します。

構成要素

説明

<$filename>

ソース文書のファイル名。

<$fullfilename>

ソース文書の完全パスとファイル名。

<$volnum>

ソース段落を含む文書の巻番号。

<$chapnum>

ソース段落を含む文書の章番号。

ソース段落

次の構成要素は、相互参照によって参照されるソース段落についての情報を提供します。

構成要素

説明

<$pagenum>

ソース段落のページ番号。

<$paratext>

ソース段落のテキスト(自動番号を除く)。文字スタイルを適用してソース段落内のテキストの文字スタイルを変更すると、フォント名、上付き文字および下付き文字の各属性は相互参照のテキストに保存されます。

<$paratag>

ソース段落の段落スタイル名(タグ)。

<$paranum>

ソース段落全体の自動番号(自動番号書式のテキストも含む)。

<$paranumonly>

ソース段落の自動番号のカウンター(カウンター間のどの文字も含む)。

ソース段落の先行段落

通常、サブセクションの相互参照では、そのサブセクションを含む上位レベルのセクションを示します。 例えば、この下位見出しへの相互参照は、次の例のようにそのサブ見出しを含む上位の見出しを指定します。「Plate tectonics」の「Types of plate boundaries」を参照してください。この例の場合、「Types of plate boundaries」がソース段落であり、「Plate tectonics」は、このソース段落の上位の見出しです。

各構成要素では、参照する段落の段落スタイル名(タグ)で tag を置き換えますが、角括弧「[ ]」は削除しません。例えば、「見出し 1」というスタイルを持つ先行段落のテキストを参照する場合は、<$paratext[見出し 1]> を指定します。

構成要素

説明

<$pagenum[tag]>

指定の段落スタイル名(タグ)を持つ先行段落のページ番号。

<$paratext[tag]>

指定の段落スタイル名(タグ)を持つ先行段落のテキスト(自動番号を除く)。

<$paratag[tag]>

指定の段落スタイル名(タグ)を持つ先行段落の段落スタイル名(タグ)。

<$paranum[tag]>

指定の段落スタイル名(タグ)を持つ先行段落の全体の自動番号(自動番号書式のテキストも含む)。

<$paranumonly[tag]>

指定の段落スタイル名(タグ)を持つ先行段落の自動番号のカウンター(カウンター間の文字も含む)。

Important: 角括弧([ ])を含む段落スタイル名は使用しないでください。

構造化文書での相互参照の構成要素

次の構成要素を使用して、構造化文書のエレメントを参照する相互参照書式を作成します。

構成要素

説明

<$elempagenum>

ソースエレメントのページ番号。

<$elemtext>

ソースエレメントのテキスト。自動番号は含まれませんが、エレメント定義で指定されている接頭辞と接尾辞は含まれます。

<$elemtextonly>

ソースエレメントのテキスト。自動番号およびエレメント定義で指定されている接頭辞と接尾辞は含まれません。

<$elemtag>

ソースエレメントの名前。

<$elemparanum>

ソースエレメントの段落(またはソースエレメントを含む段落)の全体の自動番号。自動番号書式のすべてのテキストが含まれます。

<$elemparanumonly>

ソースエレメントの最初の段落(またはソースエレメントを含む段落)の自動番号のカウンター。カウンター間の文字も含まれます。

<$attribute[name]>

指定した名前が割り当てられている属性の値(値が指定されていない場合は、初期設定値)。