Adobe FrameMaker で提供されているさまざまな段落スタイル、文字スタイル、および表スタイルを管理する機能について説明します。
段落スタイルは段落レベルで適用し、文字スタイルは文字または単語レベルで適用し、表スタイルは表全体に適用します。
段落スタイルと表スタイル：段落または表の中にカーソルを置き、カタログからスタイルを選択します。
文字スタイル：テキストを選択し、カタログからスタイルをクリックします。
スタイル属性を変更してから、それを利用して保存されたスタイルとそのタグの付いたテキストの書式をすべて変更（更新）することもできます。
ある段落の属性グループが設定されている段落スタイルを更新するには、その段落内をクリックするか、複数の段落を続けて選択します。
すべての段落スタイルではなく、複数の段落スタイルを更新するには、更新するスタイルを使用している段落を続けて選択します。
段落や文字のフォント定義のインポートも可能です。
Adobe FrameMaker で段落スタイルを更新するには、次の操作を行います。
を選択して、 段落書式ウィンドウを開きます。
上書きを含むスタイルの属性を表示するには、対象のテキストを選択します。
スタイルに対して定義されているスタイルの属性を表示するには、スタイルドロップダウンリストからスタイルを再度選択します。
任意の属性を変更してから、「スタイルを更新」をクリックします。上書きを削除するかどうかを尋ねるメッセージが表示されます。
Adobe FrameMaker で文字スタイルを更新するには、次の操作を行います。
を選択して、 段落書式ウィンドウを開きます。
上書きを含むスタイルの属性を表示するには、対象のテキストを選択します。
スタイルに対して定義されているスタイルの属性を表示するには、スタイルドロップダウンリストからスタイルを再度選択します。
任意の属性を変更してから、「スタイルを更新」をクリックします。上書きを削除するかどうかを尋ねるメッセージが表示されます。
Adobe FrameMaker で特定の段落スタイル属性または文字スタイル属性を更新するには、次の操作を行います。
段落スタイルの特定のプロパティを更新するには、
文字スタイルの特定のプロパティを更新するには、
特定のスタイル属性を更新する場合は、更新したい属性だけを変更します。
単一のスタイル属性グループを更新する場合は、書式ダイアログボックスのコマンドドロップダウンリストから「すべての属性をそのままに設定」を選択し、すべての書式定義を「そのまま」に設定します。必要に応じて属性を変更します。
コマンドドロップダウンリストから、「すべてを更新オプション」を選択します。
段落スタイルを更新する場合は、すべての属性グループ（すべての属性）のすべての属性でスタイル定義を更新するか、現在の属性グループ（<属性グループ名>属性のみ）で行った変更のみでスタイル定義を更新するかを選択します。
文字書式ウィンドウには属性グループが 1 つしかないため、文字書式ウィンドウの「すべてを更新オプション」にこのオプションはありません。
「段落スタイルを更新」セクションまたは「文字スタイルを更新」セクションで、
「すべての段落と段落カタログ」または「すべての文字と文字カタログ」を選択して、選択したスタイルを現在の文書のすべての段落または文字に適用します。
「選択範囲内のすべてのタグ」を選択して、変更したスタイル定義を、選択した段落または文字と同じスタイルが適用されている現在の文書のすべての段落または文字に適用します。
「タグ名」を選択して、現在の文書のすべての段落または文字を現在のスタイルから新しいスタイルに変更します。詳しくは、「すべての段落の書式を新しいスタイルに変更する」セクションを参照してください。
書式ダイアログボックスで「スタイルを更新」をクリックします。
Adobe FrameMaker では、現在の文書内のすべての段落の段落スタイルを新しいスタイルに変更できます。例えば、「Normal」というスタイルで書式設定された現在の文書内のすべての段落を「Body」スタイルに変更することができます。
現在の文書のすべての段落に別のスタイルを適用するには、次の操作を行います。
現在のスタイルが含まれている段落すべてに適用する新しいスタイルが含まれている段落を選択します。
を選択して、段落書式ウィンドウを開きます。
段落書式ウィンドウのコマンドドロップダウンリストから、「すべてを更新オプション」を選択します。
タグ名ドロップダウンリストからターゲットスタイルを選択します。
「更新」をクリックします。
"すべての<Current style="" name="">タグを変更してもよ<New style="" name="">い"</New>という質問を確認します。</Current>と一緒に OK をします。
「<現在のスタイル名>」で書式設定されている現在の文書内のすべての段落は「<新しいスタイル名>」で書式が再設定されます。
文書スタイルカタログから段落スタイルを削除するには、次の操作を行います。
を選択します。段落カタログが表示されます。
「削除」ボタンをクリックします。カタログから書式を削除ダイアログが表示されます。
削除する段落スタイルを選択します。
「削除」をクリックします。
「OK」をクリックしてダイアログを閉じます。
文書スタイルカタログから文字スタイルを削除するには、次の操作を行います。
を選択します。文字カタログが表示されます。
「削除」ボタンをクリックします。カタログから書式を削除ダイアログが表示されます。
削除する文字スタイルを選択します。
「削除」をクリックします。
「OK」をクリックしてダイアログを閉じます。
Adobe FrameMaker 文書の段落スタイルの名前または文字スタイルの名前を変更するには、次の操作を行います。
段落スタイルの名前を変更するには、
文字スタイルの名前を変更するには、
名前を変更するスタイルをスタイルドロップダウンリストから選択します。
スタイルドロップダウンリストに新しい名前を入力し、「名前を変更」をクリックします。
文書スタイルカタログからスタイルを削除しても、そのスタイルが適用されているコンテンツには影響しません。コンテンツには、単にカタログにないスタイルが適用されていることになります。
スタイルカタログには存在しない、段落または文字に適用されている段落スタイルまたは文字スタイルを追加するには、次の操作を行います。
を選択し、「続行」をクリックします。文書で使用中の段落スタイルまたは文字スタイルがすべてカタログに追加されます。
新しいテンプレートをデザインしている場合、または使用中のテンプレートが不完全な場合は、新しいスタイルを作成する必要がある場合があります。スタイルを作成するには、既存のスタイルの属性を修正するのが一番簡単です。
新しいスタイルを作成するときは、次の点に注意してください。
同じ種類の段落や段落内のテキストアイテムには、「Head1」、「Head2」のような一貫した名前を付けてください。
キーボードを使用してスタイルを適用するには、頻繁に使用するスタイルに独特な名前を付けるか、「H1-Head2」や「H2-Head2」のような、リストの上の方に表示されるような名前を付けます。
各スタイルには、覚えやすく、わかりやすく、入力しやすいセマンティックな名前を付けてください。また、スタイルの外見ではなく、その用法に基づいてスタイルに名前を付けると、後でスタイル属性を変更したときにスタイル名を変更する必要がなくなります。例えば、用語を太字でマークアップする文字スタイルを作成する場合は、文字スタイルに「太字」ではなく「用語」という名前を付けることができます。この文字スタイルのフォントの太さを「太字」と定義することができます。後ですべての用語を太字ではなく斜体として書式設定する場合は、文字スタイル「用語」のフォントの太さとフォントの角度の定義を変更するだけで済みます。この命名規則により、スタイルの名前を変更したり、スタイルを再定義したりする必要がなくなります。同時に、スタイルのセマンティックな意味も維持されます。
英語のタグ名を使用する場合は、大文字・小文字の区別に注意します。 スタイル名は大文字と小文字が区別されます。また、「Body」と「Body-Indent」のような関連するスタイルがカタログ内に並んで表示されるようにしたい場合もあります。
構造化テンプレートのスタイルを作成する場合、スタイルにこのスタイルを使用するエレメントの名前を指定すると、多くの場合、テンプレートの維持がより楽になります。例えば、次のような要素がある場合 <>を選択すると、段落スタイルの短絡の名前も付けられます。